三頭龍の名を冠するゾイド
ＧＭ「では、プロトタイプゴジュラスギガが二機完成し『キメラ工場』を潰すことになり
　　　ます。ゴジュラスギガがその性能を遺憾なく発揮し、大量のキメラにも怯まず突撃
　　　していきますね。そして他の部隊との連携もあってキメラはほとんど駆逐されま
　　　す。」
ザイン「追従しておきますよ。」
アンジェ「その光景を茫然と眺めてましょう。これが、これが共和国の底力……！」
ＧＭ「で、ゾイテック研究所の方から出てくるゾイドが……クリスのダークスパイナー『ノ
　　　イ・シュロスヴァント』と……もう一機『タスラム』……『アジ・ダハーカ』でし
　　　ょうね。」
アンジェ「……来たか。」
ＧＭ「『アジ・ダハーカ』については下のイラスト参照です（笑）」



ザイン「げげげっ！？コイツは！？」
クラウス「……何か緑色していますよ？」
フューゼル「デッド・ボーダー……」
アンジェ「……うわぁ……集光パネル付きデッド、か……（汗）」
ＧＭ「レオノーラ「……モニカ姉に頼まれたんだ……だから、みんなでも戦わないと…
　　　…！」」
ザイン「マッドサンダーをも砕く『Ｇ−カノン』が火を噴くのか……」
フューゼル「や、Ｇ−カノンはそこまでアレな兵器じゃないですから……普通のは（笑）」
ザイン「奴は多分普通じゃない（笑）」
ＧＭ「フフフ……みんな引っかかったな（笑）」
フューゼル「そりゃ、集光パネルとか言われれば凱龍輝かと思いますよ（笑）」
ザイン「この時を待っていた！見せてやれ、お前の真の力を……『ＺＯＳ起動！』（笑）」
クラウス「言えたら格好いいですね（笑）」
ＧＭ「クリス「アンジェ……覚悟は出来たようだな。」」
アンジェ「……ええ――クリスティアン＝ヴァッサーファル。騎士の名にかけて、このア
　　　　　ンジェリカ・カーロッタがあなたを倒します！」
ＧＭ「それから……他にキメラドラゴン二体とグランチャー二機も『アジ・ダハーカ』に
　　　随伴しますね。」
アンジェ「……デッドを含めて三体の竜だから、ダハーカ竜なのね。」
ＧＭ「や、微妙に違う。『デッド・ボーダーディオハリコン少量使用実験機。凱龍輝の装
　　　備とデッド・ボーダーの装備を合わせ持つ。集光荷電粒子砲と重力砲二門を三つの
　　　首に見立てて名付けられた。』と書いてある（笑）それに飛燕と月甲はドラゴンじ
　　　ゃないし（笑）」
アンジェ「……うひぃ！（汗）」
ザイン「集光荷電粒子砲まであるのか……」
フューゼル「……僕は……ここで止まる訳にはいかないんだ。いくよ、フェーベ。満ちし
　　　　　　月の女神の力、見せてやろう。」
クラウス「いつでも戦闘に入れるようにしておく。」
ＧＭ「で、君たちが臨戦態勢に入ると……一条の閃光がゴジュラスギガを貫通します。」
ザイン「げっ！？」
ＧＭ「広範囲レーダーレンジ外からの精密射撃ですね。」
フューゼル「く……あれは！」
ＧＭ「直ぐさまもう一機のゴジュラスギガがハイパーＥシールドを張るが……それをも貫
　　　通して頭部を潰します。二機とも戦闘不能です。」
クラウス「『バロール』かっ！？」
アンジェ「揃い踏み、って感じかな……（汗）」
ＧＭ「ハンス「ばっ馬鹿なっ！」」
クラウス「うわー、ハンス小物くせー（笑）」
ＧＭ「ハンス「馬鹿なっ……無敵のゴジュラスギガがこうも簡単に……うわぁぁ！」とか
　　　言って欲しいか？（笑）」
フューゼル「つまり小物なんですね？（笑）きっと最後はトイレで捕まって処刑に違いな
　　　　　　い（笑）」
ザイン「バカなっ！ゴルドスのレーダーレンジ外からの砲撃で、ハイパーＥシールドごと
　　　　ギガの装甲を撃ち抜くと言うのか！？」
ＧＭ「クリス「……まだ二発が限度か……まぁ、お前達は俺達が相手をするって事になっ
　　　てるからな。いつぞやの決着を付けるか、アンジェ。ただし……三十秒だ。」」
アンジェ「三十秒でカタをつけろ、ってこと？――上等！」
ＧＭ「レオノーラ「アレを運び出すまでの時間稼ぎすれば良いんでしょ……やりたくなく
　　　てもやるしかないんじゃ……」
　　　クリス「お前は黙ってられないのか……？まぁ、いいか。俺達が三十秒時間を稼げ
　　　ばアレを運び出せるって事だよ。」」
ザイン「倒せるのか……というか、私は役に立つのか……？（苦笑）」
フューゼル「や、グランチャー居るからザイン激しく重要ですよ。多分グランチャーが位
　　　　　　置把握してると思うの……というか、ＥＣＭとＥＣＣＭ頑張ってください。」
ＧＭ「『フューゼル＋クラウス＋ザイン＋レクス』ＶＳ『アジ・ダハーカ＋キメラドラゴ
　　　ン×２＋グランチャー×２』と、『アンジェ』ＶＳ『クリス』の戦闘ですな。時間
　　　があるからアンジェとクリスの一騎打ちを先にやりますか。」
アンジェ「ギャラリー居ませんけどね（笑）」
ＧＭ「折角なのでオープンダイスで一騎打ちる事にしましょう（笑）」
アンジェ「ＧＭが怖いのよ……というかその出目が！」
ザイン「援護しましょうか？」
アンジェ「一騎打ちに加勢は無用！……というわけで、伍長はみなの支援をお願いします。」
フューゼル「隊長……トイレに残した婚約者の為にも死なないでくださいね？これが終わ
　　　　　　ったら結婚するんでしょう？（笑）」
アンジェ「そんな事実はないし、死にフラグ立てないでください！」
ＧＭ「ま、いいや、距離は１０程離して一騎打ちと行こうか。」

　まずＩＮ判定で主導権争いだが、ＧＭが普通に３を出した為アンジェは気合いで主導権
を取得する。主導権を取られたクリスは移動ターンに『レールガンとミサイルポッドのパ
ージ』を宣言し身軽になる。その後、全速で加速し接近。
　アンジェもこのターンは全速で接近して終わり。距離が離れているために二人ともあま
り攻撃手段がなく回り込みなどを行えないため、このターンの主導権はさほど重要ではな
かった（苦笑）
　攻撃ターン。アンジェはバスタークローとストライクレーザークローで攻撃をするもレ
ーザークローが一発右腕に命中したに止まる。

（ＧＭ「クリス「ちっ……かすったかっ！」」
　アンジェ「……ちぃっ、浅い！……さすがね、クリス。でも……！」）

　クリスはジャイアントクラブでの『握りつぶし』を宣言し二回攻撃。うち、一発が右腕
に襲いかかるが、それはＡＤシールドで防御。しかし、握りつぶしが成功しＡＤシールド
がつかまれる。

　二ターン目。
　アンジェは気合いを消費し主導権を握る。そして『振りほどき』を宣言するが……

アンジェ「１２成功……」
ＧＭ「こちらも１２成功ですね。」
フューゼル「こういった場合は……どっちが防御側？（汗）」
ＧＭ「えーと……アクションに対してのリアクションと言うことでクリスの勝ちかな？」
アンジェ「ちぃっ……んでは移動無しで。」
ＧＭ「クリス「お前から色々ちょっかいかけてきて……逃げようってのはずるいだろ（ニ
　　　ヤリ）」」
アンジェ「それもそっか……時間まできっちりつきあって頂戴！」

　出目勝負であったのだがアンジェ側の出目はかなり悪い（苦笑）ちなみにこのターンの
移動ターン宣言は二人とも無し。
　攻撃ターン。アンジェの攻撃はバスタークローとレーザークローが一発ずつ命中し、装
甲を削る。だが、命中部位はばらけあまり効果的ではないようだ。
　『握りつぶし』の自動ダメージでＡＤシールドが拉げていく。そしてＡＤシールドが片
方使えない状態のアンジェにクリスの四回攻撃が全てヒット。しかし、もう一つのＡＤシ
ールドはその機能に忠実に二発の攻撃を防御。結果両者とも被害は少ない。

（ＧＭ「クリス「……そろそろ降参したらどうだ？」」
　アンジェ「……ふうん？　まだ勝負はついてないよ？」）

　三ターン目。
　ダイス目の差でアンジェが始めてＩＮ判定で勝利するが……クリスは気合いを消費し主
導権を握る。そして……

ＧＭ「クリス「お前にだって譲れないモノがあるように……俺だって譲れないモノくらい
　　　あるんだよっ！」と火事場の馬鹿力発動！一ターンの間全ての判定に＋１だ。」
アンジェ「……っ！取り敢えず振りほどき……（出目１０）９成功！」
ＧＭ「……（出目３）１５成功（苦笑）」
アンジェ「……待てやＧＭ。」
フューゼル「ダイススクリプトに細工は……（笑）」
ＧＭ「んなことが出来るかっ（笑）」

　このターンも移動ターン宣言は何も無し。と言うか、アンジェは移動が出来ない。
　そして攻撃ターン。クリスは……

ＧＭ「……『押さえ込み』してみるわ。」
アンジェ「……ぎゃあ！……１１成功ですが。」
ＧＭ「……１３成功だ。では、掴みかかった状態ですな。
　　　クリス「お前は格闘しかできないって分かってるんだよっ！」火事場の馬鹿力でそ
　　　の後の押さえ込み判定に＋５しますわ。」
アンジェ「基準が２８だから……２３成功！」
ＧＭ「お、出目は悪いが……火事場の馬鹿力使って置いて良かった（笑）２４成功。」
アンジェ「１差ー！」
ＧＭ「で、ＡＤシールドに１９点のダメージね。」
アンジェ「後二発貫通されたら壊れます……」

　そして残った攻撃回数二回でエレクトロンバイトファングとジャイアントクラブでの格
闘攻撃を宣言する。『押さえ込み』が成功しているためＡＤシールドが機能せず（四肢と
同様に押さえ込まれている）、防御判定も行えない。

アンジェ「ぐぅ……胴体の装甲値が１／３になりました……高レベルシンクロしたいなぁ
　　　　　……」
ＧＭ「ノリで使うルールだからな……でも、何かペナルティ付けたいよね（笑）」
フューゼル「じゃ、シュトゥルムユニットが砕け散る方向で？（笑）」
ＧＭ「それだ（笑）」
アンジェ「むう……『押さえ込み』かぁ……ビームキャノンも使えない……仕方ない……
　　　　　敵わぬまでもせめて一太刀。クリス、お願い私と死んで！必殺技・オーバーブ
　　　　　ーストＰＰＣ発動！……できる？」
ＧＭ「零距離射撃として扱われるためロック解除の為に砲術／陸戦ゾイド−１０判定です
　　　ね。普通は近すぎてロックがかかりますから。」
アンジェ「……むう。目標２……成功するかっ！」
ＧＭ「気合い三点消費で発動しても良いデスが……アンジェも最大ダメージを受けると言
　　　うことで（ちょっと甘すぎたかな？）」
アンジェ「……ふむ。心中には悪くないか。頭部は両方無傷だから運がよければ生き残れ
　　　　　るだろうし……高レベルシンクロもついでにしたいです。できる？」
ＧＭ「どうぞ〜絵的に格好いいし。でも、演技必須ね（笑）あと、シュトゥルムユニット
　　　は砕け散る方向で宜しく（笑）」
アンジェ「「……ごめんね、ミェーチ。私のわがままにつき合わせて……でも、彼を許し
　　　　　ちゃ駄目なの。止めないと……ミェーチ？」
　　　　　ミェーチ「……ヤる。ヤればイイんでショ？アイツキラい。ダイキラい……ミ
　　　　　ンナ、ツブすノ……」
　　　　　「そう……わかった。――クリスに罪を負わせるわけにはいかない。やるよ、
　　　　　ミェーチ！」」
ＧＭ「クリス「……っ！正気かっ！？」」
アンジェ「もちろん！　クリス、あなたにだけは負けるわけにはいかないから！ならせめ
　　　　　て刺し違えてでも――倒すっ！」
ＧＭ「距離が近すぎて『歌声』は駄目だろうなぁ……元々零距離だしなぁ（苦笑）」
アンジェ「……で、ダメージが……基本がオーバーブーストＰＰＣで、威力３５。高レベ
　　　　　ルシンクロで＋レベルだから４０で最大ダメージだから……８０ね。部位は…
　　　　　…腕……振りなおしたい、せめて胴体に当てたい〜」
フューゼル「隊長！気合いを一点……（笑）」
アンジェ「一点貰えたので振り直し……足……右足です（涙）」
ＧＭ「自分の命中部位は？」
アンジェ「……右腕ですね。」
ＧＭ「では……右足……は飛びました。で、気合い二点消費してアンジェを庇う！」
アンジェ「――クリスっ！？どうして！？」
ＧＭ「クリス「……馬鹿野郎……何か捨てなきゃならないのなら……捨てる責務は俺が負
　　　うって言ってるんだよ！」」
アンジェ「そんなの……そんなの許さない！」
ＧＭ「クリス「俺は……お前に傷ついて欲しくないんだ！」」
アンジェ「――っ……『お嫁さんにしてやる』んだったよね……？」
ＧＭ「クリス「……そんなこと言ったっけか？」」
アンジェ「言ったよ！六歳の頃、確かに！日記にも書いてるんだから！」
ＧＭ「クリス「……いちいち古いことばっかり持ち出してきやがって……」」
アンジェ「うれしかった……うれしかったんだからぁ……」
ＧＭ「クリス「……俺の負けだよ。好きにしな……約束も守ってやるよ。俺なんかで良け
　　　れば、な。」」
アンジェ「じゃあ、他メンバーを尻目にこけたＤＳからクリスを引きずりだしに行きまし
　　　　　ょうか……もう離さないからね。」
ＧＭ「クリス「けっ……逃がしたくないならしっかり捕まえてろよ。」」
アンジェ「そうするよ。目を離すとすぐふいとどこかに行っちゃうんだからねっ！などと
　　　　　いいつつ捕縛……と。逃げられないように。」
ＧＭ「それには抵抗しないね。」
アンジェ「……ありがと、クリス。助けられてばかりだね……」
ＧＭ「クリス「……助ける方の身にもなって見ろってんだ。」」
アンジェ「えへ……ごめん……さて、フューゼルたちの活躍を特等席で拝ませてもらいま
　　　　　しょうか。」
ＧＭ「そして隣を見れば……スネークハンターズとアジ・ダハーカの戦いも終わりを迎え
　　　ようとしていた……と言うところで『つづく』ですね（笑）」
フューゼル「終わりを迎えてるといいなぁ……」
クラウス「良い方の終わり方で、な（苦笑）」


『罪』の輸送を阻止せよ！
ＧＭ「まぁ、『レクスに対してどう話しておいたか』はアンジェの人が決めてね。」
レクス「前回居ませんでしたからねぇ……」
アンジェ「形見のお守りは渡したので有効に使ってください（笑）」
レクス「結局、どんな風に話されたのかここで表明してくださいな。」
アンジェ「形見のお守り渡して、『クリスが最期を看取っていたこと、養父の人はレクス
　　　　　に復讐は望んでいなかったこと』とかを……んで、今レオノーラが使ってるら
　　　　　しい機体が『タスラム』らしい、くらいかな？」
ＧＭ「レオノーラが倒した（つーか、殺した）本人であると言うことは話さない？」
アンジェ「自身はレオノーラが敵である、という風には結び付けていないので……話さな
　　　　　いと思う。」
レクス「正直に！正直に！（笑）」
アンジェ「望むならぽろっと言っちゃって、あたりで（笑）んじゃ教えちゃったってとこ
　　　　　ろで。その上で、『レオノーラも命令されてただけだし、自身が敵であるとは
　　　　　自覚していないだろう。真の敵はそれを命令した『グウィネヴィア』ではない
　　　　　のか。ならば復讐すべきは『グウィネヴィア』に対してではないのか。』とい
　　　　　うのも付け加えた感じで。」
レクス「だからどうした？命令だったから、知らなかったからで全てが許されるのか？…
　　　　…と反発したノリで。」
アンジェ「そうやって反発されて、なお説得しようとしたけど聞く耳持たれなかった……
　　　　　と。とりあえずがんばってください（苦笑）」
クラウス「その話は俺達も聞いていたってことでいいんだろうか？」
ＧＭ「他のメンバーも一緒に会話してるならそれに参加しても良いんだが〜……どういっ
　　　た状況で話してるのかな？」
アンジェ「むう……レクスの個人的問題だし、多分どっかに呼び出して、だと思う……で
　　　　　も、それに気づいて後つけてたとかは自由で。警戒しないし（笑）」
レクス「ちょっとだけアンジェに惹かれてるレクス君には痛い状況だなぁ……」
クラウス「じゃあその様子を物陰に背を預けながら黙って聞いていた、ということにしよ
　　　　　う。」
ＧＭ「と言うところで話を元に戻して……目の前には『アジ・ダハーカ』とキメラドラゴ
　　　ン×２、グランチャー×２がゾイテック研究所を防衛するために部隊を展開してい
　　　ます。」
アンジェ「その頃私はクリスと一騎打ち（笑）」
ＧＭ「レオノーラ「ゾイテックに危害を加えないのならこちらからも攻撃はしないけど…
　　　…」」
クラウス「ま、そういうわけにもいかんからな……だが、その前に話す相手がいるんじゃ
　　　　　ないか？」
ＧＭ「レオノーラ「せめて三十秒待ってくれればなぁ……」」
クラウス「その三十秒待つかどうかが問題なんだろうが。」
ザイン「残念だが、味方のギガも大破した事だし、この期に及んで戦わぬ訳にはいかん。」
フューゼル「さっき『姉さんに頼まれた』って言いましたね。どう言う意味ですか？」
ＧＭ「レオノーラ「姉さん……？」」
フューゼル「ああ、『モニカ大尉』ですよ。」
ＧＭ「レオノーラ「今後ガイロス帝国のためになる研究だから、って言ってたけど……守
　　　って、って頼まれたら聞くしかないじゃない？」」
フューゼル「そうですか。まあ良いでしょう。ですが……こちらも引く訳には行きません
　　　　　　からね。邪魔をするのであれば……力ずくで排除させていただきますよ。」
レクス「ク、ククク……ようやく……仇を……」
クラウス「レクス。冷静になれ。討てる仇も討てなくなるぞ。」
レクス「……ああ、昨日盗み聞きしてたのはアンタか。言っとくが邪魔するようならアン
　　　　タも潰すぞ？」
クラウス「やれやれ、面倒なメンバーばっかりだな……」
ＧＭ「とまあ、多少の会話を挟みましたので制限時間は減少します……残り二十秒。あと
　　　二ターンですね（笑）」
アンジェ「容赦無いな……（汗）」
ＧＭ「警告しただけ親切ですよぅ（笑）」
レクス「アンタらは下がってろ。アレは俺が殺す。」
ザイン「だ、そうですよ。じゃ私らは一騎打ちの邪魔にならんよう、他の四機を叩きます
　　　　かね？」
ＧＭ「あ、布陣としては前衛にキメラドラゴン、中衛にグランチャー、後衛に『アジ・ダ
　　　ハーカ』です。」
レクス「そういえば敵が運び出そうとしてるのは『アジ・ダハーカ』の後ろですよね？間
　　　　接的に攻撃して時間を引き延ばすとかは出来るので？」
ＧＭ「出来ないとしておきます。ダハーカの後ろに行けたら輸送の阻止が可能、と言うだ
　　　けです。単なる勝利条件ですね（笑）」
クラウス「単なる私怨の戦いじゃないんだがな……俺は出来るだけ後ろの輸送船に取り付
　　　　　くとするか……」
ＧＭ「レオノーラ「アレを運び出すのを邪魔するなら……みんなでも容赦しないから……
　　　っ！」」
ザイン「う〜ん、ＥＣＣＭは使えますが、ＥＣＭは位置的にデッド・ボーダーと戦うであ
　　　　ろうレクスさんを巻き込んでしまいますね……」
レクス「ぶっちゃけ気にせずに。だって正直、一対一で勝てる相手じゃないですし（苦笑）」
ザイン「では、私は援護に徹しましょうかね。」

　そして戦闘開始である。
　アンジェを欠いているスネークハンターズは輸送船のホエールキングを止めるために全
員が前に突出する。
　主導権は驚異的な指揮目標値を持つザインが一ゾロで取得。もっともレオノーラはゾイ
ド操縦技術以外はほとんど何も出来ず指揮にいたっても１０しか目標値がないのだが。
　ゾイテック側の移動行動宣言はグランチャーの一体がＥＣＭとＥＣＣＭの使用、ダハー
カがブリッドキャンセラーを展開し終了。動かずに阻止する構えだ。
　スネークハンターズは輸送の阻止を狙い進軍するが、クラウスは前衛を勤めるキメラド
ラゴンに阻止され、フューゼルは移動牽制を受けそれぞれ移動を邪魔される。
　それを受けザインは相手の移動牽制などを失敗させるべくＥＣＭを使用。だが、索敵範
囲が広すぎ、しかも自分たちから進軍しなければならない状況であるために相手もＥＣＣ
Ｍ範囲に入ってしまう。よって、ＥＣＭでの攪乱に全力を傾ける。その後、前進使用とす
るももう一体のキメラドラゴンに阻止されその場で動きを止める。
　レクスは高い機動力を存分に発揮しグランチャーの手前まで進軍。その後Ｅシールドを
展開し攻撃に備える。
　攻撃ターン、フューゼル、レクス、ザインは攻撃放棄。
　クラウスはキメラドラゴンの装甲を削る。
　相手攻撃ターン、グランチャーの一体が残った攻撃回数で後方に装備されているトリプ
ルレーザー砲をダハーカに打ち込む。

（アンジェ「あ、吸収させてるよ。卑怯者〜！」
　ザイン「あ、そういや普通に味方に攻撃出来るのか！」
　ＧＭ「レオノーラ「レクス君でも……止めなきゃ！」……１０成功、１３成功、１４成
　　　　功〜あ、もちろん心眼は使ってますよ？」
　ザイン「来るぞ、荷電粒子反応感知、重力異常感知！避けろぉおお！」
　レクス「８、１１、８成功……避けられますかっ！（笑）」
　ＧＭ「３２．２１．２５点が……胴体、右前足、胴体ですね。」
　レクス「ッ！これが爺さんを殺った……ッ！だがまだだッ！！」）

　その後残った攻撃回数でフューゼルを攻撃するがＥシールドで防ぎ実害は少ない。

（ＧＭ「レオノーラ「アレを守り切れればいいから！攻撃は最低限に止めて！」」
　レクス「最低限？馬鹿馬鹿しい。大事な任務なんだろう？だったら俺もみんなも殺せば
　　　　　いい。俺の爺さんを殺ったようになぁッ！」
　ＧＭ「レオノーラ「レクス君のおじいさん……？何のこと？」」
　レクス「ククク……ああ、お前が殺した赤い装甲のシールドライガーのパイロット……
　　　　　って言ってもお前は分からないんだろうな！」
　ＧＭ「レオノーラ「赤いシールドライガー……？アレって無人のターゲットだったんじ
　　　　ゃ……？」」
　レクス「乗ってたんだよ！俺の育ての親がなぁ！分からなかったのか？無人機とは明ら
　　　　　かに動きが違っただろう！」
　ＧＭ「レオノーラ「そんな……あのシールドライガーは人工知能のテスト機だって……」」
　アンジェ「レクス……憎しみに捕らわれては駄目よ。暗黒面に落ち込んでしまう（笑）」）

　このターンもスネークハンターズが主導権を握る。
　ザインはＥＣＭを使用しキメラドラゴンを突破しようとするが押さえ込まれる。
　クラウスもダイス目が悪く突破できずにその場で立ち止まる。
　フューゼルも移動を試みるがグランチャーやダハーカの移動牽制を受け布陣を突破でき
ずに終わる。

（フューゼル「二ターンじゃ無理ですよ！（汗）」
　ＧＭ「始めに三十秒って言ってたからね（笑）会話したら秒数はかかるモンですよ（笑）」
　フューゼル「進める前に『これ以上話すなら時間かかるけど良い？』って訊いて欲しか
　　　　　　　った（苦笑）」
　クラウス「このＧＭはそう言うところで引っかけるからなぁ……（苦笑）」）

　そして、レクスがダハーカの移動牽制を一発しか受けなければ到達可能、と言うところ
まで行く。

クラウス「……ということは一回挑発で失敗させれば良いわけか。ってことで挑発を。二
　　　　　発打ってくるならその二発に対して挑発。」
レクス「元々失敗しないからなぁ……挑発が有り難い（笑）」
クラウス「お前に攻撃させるなら言わない方が正解だ。果たして、そこまで情を優先させ
　　　　　る人間か？……と、挑発内容はこんな感じで。」
フューゼル「姉さんが……ね。」
ＧＭ「……お、一回失敗した。では、レクスは到達できましたね。」
レクス「まずは一つ礼を返させてもらうぞ、レオノーラ……ホエールキングを破壊したい
　　　　のですが。」
ＧＭ「ん〜エンジンとか狙えば落ちてくるでしょ（笑）ぶっ壊せたと言うことで（笑）」
レクス「きっとクリティカルしたんだ（笑）」
ＧＭ「レオノーラ「モニカ姉が嘘を言う訳なんか……っ！」」
レクス「ククク、そうか……モニカ……アイツが命令を……」
ＧＭ「レオノーラ「じゃあ……本当に私が……？」」
フューゼル「姉さんが……敵？」
ＧＭ「で、墜落したホエールキングがゾイテック研究所をぶっつぶして大爆発を起こしま
　　　す（笑）で、クリスとアンジェの一騎打ちも終わったあたりかな？」
アンジェ「オーバーブーストの光爆が見えたり見えなかったり……ってこっちもまた派手
　　　　　にやったなぁ……」
クラウス「たーまやー（笑）」
ＧＭ「で、大爆発で跡形もなくなったゾイテック研究所から一筋の光が凄い早さで空に登
　　　っていくのが見えます。」
アンジェ「……何？」
クラウス「……何だっ！？」
ＧＭ「クリス「なっ！？今の衝撃で目覚めたのかっ！？」」
アンジェ「目覚めた？　どういうこと、クリス？……まさか……！アンサラー？」
ＧＭ「クリス「『罪の名を持つオーガノイド』が……覚醒した……」」
アンジェ「それって……話に聞いてた『カルマ』ね……」
クラウス「して、それはどっちの方向に？」
ＧＭ「ん、上空ですね。雲の中に入って行ってしまってそれ以上は目視できず。」
クラウス「追いかけられる？」
ＧＭ「無理でしょ。ジークがバンのシールドライガーに合体するときのスピードを超えて
　　　ますから。」
クラウス「結局無理だった、ってことか……ちっ……」
アンジェ「とりあえず、任務完了でしょうか……」
ＧＭ「ハンス「なんて事だ……私のゴジュラスギガが……」」
クラウス「アンタのじゃないだろう（笑）」
ＧＭ「ハンス「このままでは私のゴジュラスギガでも歯が立たない……量産しないところ
　　　を見ると採算度外視の機体なのか、技術的に無理があるのか……どちらにせよ好都
　　　合だ。ザインハルト伍長、『バロール』の破壊を頼んだぞ。」」
ザイン「了解しました。これよりバロール破壊の任に就きます。」
ＧＭ「ハンス「今まで通りスネークハンターズの厄介になるといい。フランク氏も協力し
　　　てくださるようだし、何より同じメンバーの方が連携が上手く行くだろう。」」


反逆のレクス
フューゼル「レクス……もし……もし君が姉さんを殺すつもりなら……例え、例えどんな
　　　　　　理由であっても僕は君を止める。力ずくでも！」
レクス「じゃあお前は今から俺の敵だ……」
フューゼル「それでも……かまわない！」
ザイン「ほぉ……モニカ側とレクス側に分かれる訳か……どちらに付くのが共和国に有益
　　　　かな？……口には出しませんが。」
フューゼル「姉さんは…確かに敵なのかもしれない。でも、それならば止めてみせる。決
　　　　　　して殺させたりなんかしない！僕は……もう二度と目の前で家族が死ぬのを
　　　　　　黙って見ていたりはしないと誓ったから！」
レクス「止める？……ククク……そんな半端な覚悟で勝てると思うなよ？戦るなら俺はア
　　　　ンタを殺すつもりで戦るぞ？」」
ＧＭ「レオノーラ「……私が仇だったんだ……敵が討ちたい……？……いいよ。どうせ私
　　　が稼いだお金はティル姉に受け取って貰えないし……私にはゾイドに乗るしか取り
　　　柄なんか無いし……それ以外の私なんか誰も必要としてないモンね？」」
レクス「フン、そうやって悲劇のヒロインぶって自己陶酔か？馬鹿馬鹿しい！」
ＧＭ「レオノーラ「……もう、何のために生きてるのか分かんないよ。身近な人だけでも
　　　守りたいと思ってただけなのに……身近な人の役に立ちたいだけだったのに……」」
レクス「理由はどうあれお前が爺さんを殺した！あの人は傭兵である前に俺を救ってくれ
　　　　た恩人だった！師匠だった！そして何よりも俺のもう一つの家族だったんだ！」
アンジェ「……むう。そういう台詞吐かれると……あ、二人の会話に割り込めそう？」
ＧＭ「割り込んでも良いですよ〜」
クラウス「む、隊長が行くなら黙ってようか（笑）」
フューゼル「人間関係がどんどん複雑に！様々な利権が絡んで……（笑）」
アンジェ「……この、大馬鹿者ぉぉぉっっっっ！！なんていうかちょっと前の自分見てる
　　　　　みたいで大いに腹が立つ！要は騙されてたようなものでしょうに！今からでも
　　　　　挽回はできるでしょう！十二分に！レオノーラっ！レクスと協力して、彼の養
　　　　　父の『真の敵』を討つんですよ！それがあなたの贖罪と、私はそう思います
　　　　　っ！」
ＧＭ「レオノーラ「人が一人死んじゃったんだよ？納得の行く解決方法なんか無いよ……
　　　だから、レクス君……殺したいなら殺してよ……」」
フューゼル「人が死んでいる……か。でも、それが本当だとしても……僕は姉さんと、姉
　　　　　　さんが守りたいものを守る。これは僕のエゴだ。レクスが仇を討ちたいよう
　　　　　　に。何が正義かは関係ない……だから……多分早い方が良いよね。でも……
　　　　　　もし姉さんがレオノーラを守りたいのならば……彼は今ここで止めなければ
　　　　　　いけない……か。」
アンジェ「そしてレクスもレクスです！そんなに大事な人の遺言を、無碍にするつもりで
　　　　　すか貴方！貴方の養父は、敵を討たれることなんて望んでなかったと言ったで
　　　　　しょう！憎むべき相手を間違えるなっ！」
クラウス「そんなアンジェリカの様子を愛すべき馬鹿野郎という表情で見ていよう（笑）」
レクス「だからどうした……さっきから綺麗事ばかりベラベラと……アンタが言ってるの
　　　　は全部理想論だ！人の心はそんなに簡単じゃない！！……でも、ちょっと苦しそ
　　　　うに。」
アンジェ「うるさいっ！あなたが騎士だなどというなら手伝いもしましょう！ですが！あ
　　　　　なたにもいるでしょう、守りたい人が！あなたの事を知っている、憶えている
　　　　　人が！……ええそうですよ、どうせ苦労知らずの貴族の理想論ですよ！でもね
　　　　　ぇ、誰かを憎み続けて生きるだなんて安易な逃げに走ったバカにだけは、言わ
　　　　　れたくありませんっ！」
レクス「くくく……ふふははは！守りたい人？俺の事を知ってる奴？いないね。そんなも
　　　　の全て奪われた！戦争に、そしてレオノーラになぁ！」
アンジェ「……何言ってるんですか、大馬鹿者。私が知ってる、レオノーラが知ってる、
　　　　　フューゼルが、ザインがクラウスが、たくさんの人が知ってます！」
レクス「……結局奪われた事のないアンタには一生分からない問題なんだろうな。」
アンジェ「解らないならそれに越したこともない、と思いますよ……それにやっぱり、仇
　　　　　を間違えちゃあ駄目です。仮にレオノーラを倒して、それからどうするんです
　　　　　あなた。『グウィネヴィア』がいる限り、第二第三の『あなた』が生まれるか
　　　　　もしれないんですよ？」
ＧＭ「レオノーラ「……っ！『守りたい人』をこれ以上悲しませる事なんてっ！」」
アンジェ「あなたが死んだら余計悲しむでしょう！……『いらない人』なんていないの。
　　　　　誰だって誰かに必要とされてるんだから！……なんか中の人にも跳ね返ってく
　　　　　るなぁ……（苦笑）」
フューゼル「『守りたい人』は『居た』のでしょう。そしてそれならば判るはずですよ。
　　　　　　そして……ここからは僕の個人的理由です。何が正義かなんて関係ない。僕
　　　　　　は君を止める。姉さんは……やっぱりレオノーラが死んだら悲しむと……思
　　　　　　うから。」
レクス「……もういい。俺は俺の意思を貫く。止めたければ止めればいい。臨戦態勢に移
　　　　ります。」
クラウス「レクス。お前には分からないと突っぱね、結局分かろうとしてないのはお前じ
　　　　　ゃないのか？何故俺達が立ちふさがるのか、本当にわからないのか？……と、
　　　　　言いつつ間に割って入りましょうか。」
ザイン「ふぅ。どうなろうが知った事かとは思ったが、彼らにはまだまだ動いて貰わない
　　　　と困るからなぁ。死人が出ない程度に私が押さえつけねばなるまい……」
レクス「邪魔をするなら全て倒す。行くぞ！」

　こうしてクラウス、アンジェ、フューゼルＶＳレクスの戦いが始まった。
　もちろん、止めるためにザインは遠距離で様子を窺っている。
　ＩＮ判定の結果レオノーラ、クラウス、レクス＆ザイン、フューゼル、アンジェの順で
主導権を握った。

（レクス「『隊長裏切ったら真っ二つ』という言葉が思い出された……負けたら斬首、負
　　　　　けたら斬首！負けられねぇ！！（笑）」
　アンジェ「嫌だなぁ……冗談ですよ？（笑）」
　レクス「負けたらトイレ掃除、負けたらトイレ掃除と自己暗示で……（笑）」
　アンジェ「……冗談で済まそうと思ったのに……」）

　アンジェ、フューゼルはレクスを追いかけるがレクスはそれから距離を取るように移動
し、光学迷彩を射出。ザインは様子見。クラウスはそこに隣接するように移動し牽制する。
レオノーラはレクスの目の前まで移動し、移動ターンは終了。
　攻撃ターン。

ＧＭ「レオノーラ「……殺すなら殺してよ。だけど大人しく殺されてあげるから条件を飲
　　　んで。他の誰も傷つけないで。それから……レクス君自身も傷つかないで。レクス
　　　君の義父さんに顔向けできるように生きて！あ、それから……私の口座にあるお金
　　　はレクス君の名義で寄付してくれるかな……」」
クラウス「ほう、そうくるか。じゃあ静観だ。」
アンジェ「何を自暴自棄入って勝手なこと言ってるの！そういうのって自分は格好いいか
　　　　　もしれないけど回りはすごく迷惑なんだから！」
レクス「その言葉、そっくりそのまま返して……（笑）」
アンジェ「……悪かったよごめんよ（苦笑）」
レクス「では、こちらの番ですね。レーザーバルカンをフューゼル、マルチプルキャノン
　　　　×２を隊長、小型荷電粒子砲でクラウスを。」
アンジェ「……嫌われてるなぁ（苦笑）」
ＧＭ「レオノーラ「……っ！みんなは関係無いでしょっ！」」

　レクスの攻撃はアンジェにのみ当たり、そのままだと中枢大破となるためクラウスが二
発とも庇う。
　クラウスは攻撃行動は起こさず。
　アンジェは攻撃するもレクスにかすりもしない。

二ターン目。
　主導権はレオノーラ、レクス、クラウス、アンジェ＆フューゼル、ザインの順で取得す
る。
　ザインは全力射撃と索敵に専念を宣言。
　アンジェはレクスの背後に回り込むが主導権を握っていないため更には以後に回り込ま
れるであろう事は想像に難しくない。フューゼルも同じくレクスの背後に回り込む。
　クラウスは動かずに阻止する構え。
　レクスが移動を宣言するがそれに対してクラウスが牽制射撃二回と阻止を宣言。だが、
ダイス目の悪さとレクスが気合いを三点使用したことでそれは突破される。
　移動の途中にアンジェとフューゼル、クラウスが移動牽制を行い、結局アンジェとフュ
ーゼルの背後に回り込むだけに終わった。
　その後、レオノーラがレクスと同じヘクスに侵入し移動終了。

　攻撃ターン。
　レオノーラはレクスに対して『押さえ込み』を宣言。気合いを四点消費した押さえ込み
が避けられるはずもなく、格闘威力に劣るレクスは押さえ込まれてしまう。

ＧＭ「では、押さえ込んだらコックピットハッチを開けて飛び出すか。で、シャドーフォ
　　　ックスのコックピットの前に降りて……手動でのキャノピー排除でレクスと向かい
　　　合おう。」
クラウス「いざというときに準備はしておく。」
ＧＭ「レオノーラ「……意気地なし！覚悟決めてたんでしょ！それとも駄々をこねてただ
　　　け！？馬鹿にしないでよ！それともこんな所で決断が下せないような軟弱な奴だっ
　　　たの！？」で、拳銃を投げつける。」
アンジェ「むう……邪魔は、出来んよなぁ……」
ＧＭ「レオノーラ「……敵を討ちたいなら撃ってよ。だけど……私以外誰も傷つけないで、
　　　って言ったでしょ。その言葉の意味も分からないワケ？」」
アンジェ「いいや、ふたりの世界っつーことで（笑）」
フューゼル「二人だけの世界を経験している人は違うなぁ（笑）」
ＧＭ「レオノーラ「私だって親も家族も居なかったから、それを奪われた事の辛さだって
　　　分かるつもり……でも、みんなを傷つける必要はないでしょ！」」
フューゼル「目に涙をためて……か。」
ＧＭ「震える声で無理矢理言葉を紡ぎだしている感じ？」
レクス「……よく言う。足が震えてるぞ。」
ＧＭ「レオノーラ「それともアンジェリカさんとかと仲が良かったから私を苦しめるつも
　　　りでこんな事したの？そんな卑怯者のレクス君なんか見たくないよ……もう……裏
　　　切らないでよ……」」
レクス「ああ、そうだな……何にせよ……ケジメは必要か……」
ＧＭ「レオノーラは目をつぶって覚悟した感じでじっと待つ……くらいしかしないな。」
アンジェ「むう……一応、コクピットは開放していつでも出られるようにはしよう。まだ
　　　　　出ないけど。」
レクス「目をつぶったレオノーラを見ながら『一発で終わらせる』と言って弾を装填。レ
　　　　オノーラに向けます。」
ＧＭ「レオノーラ「誰か憶えていてくれるかな……」」
レクス「……さぁな。あとでゆっくり考えろ。ちなみに入れたのゴム・スタンだから死ぬ
　　　　事はないでしょう（笑）目をつぶってたから気付くまいよ（笑）」
ＧＭ「そりゃあねぇ（笑）」
レクス「意気地なしと笑うがいいさ！」
アンジェ「いや、私でも同じことする（苦笑）その銃声聞いたらコクピットから出よう。
　　　　　で、ゾイド伝ってふたりのところへ行きましょうかね？歩みはゆっくりと。」
クラウス「……やれやれだ……疲れた、しかしほっとした感じで。」
ザイン「脇役としての地位を確立していますね（笑）」
フューゼル「羨ましい限りだ（笑）」
アンジェ「へっぽこな一同を支えてください（苦笑）」
クラウス「きっと俺が支えなくても皆一人で立てるさっ（笑）」
ＧＭ「むしろ立って貰わねば困るのさ……（笑）」
アンジェ「んじゃあ、そこでふたりの方に近づいていきましょうかねぇ……で、倒れてる
　　　　　レオノーラを見て一瞬顔をこわばらせて、かすかに胸が上下してるのみてほっ
　　　　　と一息、な感じで。」
フューゼル「で、気絶したレオノーラがレクスの方に倒れこむ……と（笑）」
アンジェ「……レクス。満足しましたか？」
レクス「いや、レオノーラ風に言うなら卑怯者か。どう思う、隊長？」
アンジェ「……私は、それでいいと思います。手にかけるべき相手を間違っちゃいけませ
　　　　　んよ。んで、レクスのところへ歩いていって……かるく頬を引っぱたくことに
　　　　　する。皆を巻き込んで大騒ぎした分は、これでなしということで。」
レクス「じゃあ引っぱたかれた頬を押さえながら……ああ、皆がゆるしてくれるか分から
　　　　ないがな。」
アンジェ「大丈夫。きっと、許してくれるよ。仲間だもの。」
レクス「……これで良かったのかは分からない。でも多分間違ってないよな、爺さん？」
フューゼル「ふぅ。とりあえず終わりましたね……」
ＧＭ「クリス「……終わったようだな。案内してやるから付いて来いよ？」」
アンジェ「……解った。何処へ、連れてってくれるの？」」
クラウス「終わったかー？それじゃあ飯くうぞ、飯。腹が減ると怒りっぽくなるからな…
　　　　　…ん？どっか行くのか？」
ＧＭ「クリス「『グウィネヴィア』を倒して国に帰るんだろ？」」
アンジェ「わかった……みんな、行きましょう。全部を終わらせに！」
ＧＭ「レオノーラと決着を付けた、クリスと決着を付けた、『カルマ』を取り逃がした、
　　　必要な情報を手に入れた、で……経験点は８点ですね。」



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