降り注ぐ破滅の光

GM「アナスタシア「誰か!誰か居ないのか!」とオープン回線で叫んでる人が(笑)」 アンジェ「ぶっ!……っ、母さん!?思わず叫び返した(笑)」 クラウス「ずいぶんと挑戦的だ(笑)」 レクス「叫んだら忍ぶ意味がねぇ〜!馬鹿親子だ(笑)」 GM「アナスタシア「アンジェか?何処にいる?いや、そんなことはどうでもいい!ここ    は危険だ!すぐに戻れ!!」」 アンジェ「誰か居ないのかなんて言っておきながらどういうことよそれは!?どうした      の?っていうか回線閉じて、ミェーチの個別通信チャンネル使って!」 GM「アナスタシア「お前では……お前達では奴には勝てな……っ!」その言葉を言い終    わらないうちに上空から垂直に撃ち下ろされる閃光に貫かれる……何度も見てきた    『バロール』の荷電粒子砲だ。全員士気判定宜しく。アンジェは−5で〜」 クラウス「(出目10)げ、失敗!」 アンジェ「目標値5か……気合いで+2します……(出目8)……」 フューゼル「流石だ(笑)あ、僕は成功しています。」 レクス「なっ!?……判定は成功している。」 ザイン「……同じく成功です。」 GM「アンジェは失敗したら気合い−5で。他の人達は失敗したら−1、成功したら+1    で宜しく。」 アンジェ「……ぐえ……振りなおすべきか……私の出目だと失敗しそうだもんなぁ……」 GM「ジェノブレイカーは一撃で消滅していますね。」 クラウス「ぎゃー」 ザイン「叔母さん……南無阿弥陀仏……」 レクス「これでアンジェもレクスの仲間入り……理力の暗黒面に落ちるがいい(笑)」 アンジェ「……かあ、さん?あれ?あれぇ……?かあさん、どこ?ねぇ、かあさん、どこ      いっちゃったの?……え?」 レクス「しっかりしろ、隊長!呆けている場合か!!」 フューゼル「……姉さん……止めなければ。もう……これ以上……」 GM「で……上を見てみると……    なモノが見えます。資料が無くて体とかオリジナルだよ……格好良くねぇ(苦笑)」 アンジェ「……ちょっと待て、ちょっと待て!」 フューゼル「なんですかこのイヤなゾイドは(汗)」 GM「モニカ「アナスタシアおばさま……抵抗しなければ……いえ、せめて邪魔をしなけ    れば死ぬこともなかったのに……」」 フューゼル「姉さん……」 アンジェ「……その、こえ、は……大尉?モニカ、大尉ですか……?……あ、そっか……      お前かぁぁっ!!」 GM「カルマ「自分の命すら守れるだけの力もない癖に粋がるからさ……ククク……こん    な奴が戦争を始めて責任を逃れるんだぜ(ニヤリ)」    モニカ「悪く言うのは止めて……力がないから守りたいものすら守れないのは分か    るけど。」    カルマ「……だから、俺がお前に『守るための力』をくれてやる……有効に使えよ?    (ニヤリ)」」 アンジェ「というわけで振りなおしてみる。ミェーチからも気合いを融通してもらって更      に目標値+2します……成功!」 GM「じゃ、気合い+5でどうぞ。」 アンジェ「……え?」 GM「や、その分怒ったと言うことで(笑)で、改造ガン・ギャラド『ヴリトラ』は上空    10km程度の位置に居ますね。」 クラウス「ちっ……状況が悪いッ!」 レクス「冷静に状況判断、洞察力ー!」 GM「データはアップしたのでどうぞ。」 一同「……なんじゃこりゃぁ!」 クラウス「正面からは倒せない気がしてきた……(苦笑)」 ザイン「最大射程520……26kmか……笑えない(汗)」 レクス「ベルンハルト=ヴァルカーンか……予想が当たってた(笑)」 アンジェ「……レクス、御免なさい。確かに私、綺麗事ばかり言ってた……許す気になん      て、なれない……モニカ=ミルヒシュトラーゼ!降りてこいっ!私と勝負しろ      っ!アナスタシア・カーロッタの仇ぃっ!」 レクス「いい加減に……しろぉぉ!隊長を押さえ込むぞ!」 アンジェ「降りて来い!そんなところで見下ろしてるな卑怯者!返せ!返せ母さんを返      せ!お前は、お前だけはぁぁっ……!」 GM「モニカ「……返せ、と言われて返せるのなら戦争なんて起きないわ。計画が成功し    たら全て清算してあげる。だからそれまでは大人しくして貰えるかしら?」」 レクス「状況を見ろ!勝てる状況じゃないだろ!アナスタシアの言葉を思い出せ!ここで     アンタが死んでどうする!!」 GM「モニカ「勝てない、と言うことは貴方だって分かるでしょう?大人しくしていなさ    い……出来ることなら殺したくはないから。」」 アンジェ「――うるさい!うるさいうるさい黙れ!無敵のゾイドなんてない!倒してやる、     お前は私の手で斬り殺してやるっ!無様に命乞いをさせて!わあぁぁぁっ…     …!」 フューゼル「姉さん……あなたは何をするつもりなのですか。いえ、何をしたかったので       すか。そのような……力を持ち出してまで……」 GM「モニカ「何を……?決まってるじゃない……ガイロス帝国を滅ぼすのよ。」」 フューゼル「何のために?……まあのこのこと出て行くでしょうなぁ、それ聞いちゃった       ら。」 クラウス「くそっ、この愛すべき馬鹿野郎どもー!(笑)前に出て庇う準備はしておく。」 GM「モニカ「私は戦争が憎い……だから、それを止めたいの。その為にはどんな犠牲だ    って……っ!」」 フューゼル「姉さん。もし……もしあなたがそれを本当に望むのならば……例え何を裏切       っても僕は姉さんに着いて行くよ。でも……本当にそんな事を望んでいる       の?」 GM「カルマ「人間は何かを憎む事でしか自分を制御出来ないのさ……お前も分かってる    んだろう?」」 ザイン「ベラベラと良く喋るトカゲだな。」 GM「カルマは……シャドーを更にドラゴンにしたような感じですね。今は姿が見えない    けど(笑)」 フューゼル「お前は黙っていろ、カルマ!僕は姉さんに聞いているんだ!姉さん、あなた       は、あなたの為に死んでいった人たちは……そんな事望んじゃいないはず       だ!」 GM「モニカ「ベルやみんなは望んではいないかも知れないわね……でも、私は戦争のな    い世界を望んでしまったのよ。」」 フューゼル「だって……だって、愛する人にそんな事させて平気な人なんて居る訳無いじ       ゃないか!だから……僕は全力で姉さんを止める。だって、僕もこれ以上姉       さんに罪を重ねて欲しくないから。だから……」 GM「モニカ「ここで立ち止まる事なんて出来ない……それに立ち止まるつもりなら……    誰も傷つけなんかしない……誰も傷つけたくないと思うことが……多数の人を愛す    ることが……今の世界では……少なくともガイロスの軍人である私には罪悪でしか    ないわ。それでも……私は国よりも人を選びたかった……フューゼル……私の考え    を理解してくれると思ったのに……お願いだからせめて邪魔はしないで。でないと、    貴方まで殺すことになる……」」 フューゼル「僕は姉さんに殺されるのならそれでも良いさ。でもね。ただでは死なないよ。       死んでいった人たちみんなの思い……これ以上姉さんに罪を重ねさせたりし       ない!」 GM「カルマ「まるで人の心が分かってるような口振りだなぁ?いいぜ、その自己中心的    な考え方。なまじ綺麗事を言うより共感できる(ニヤリ)」」 ザイン「愚かな。戦争を無くすために戦争を起こす、か?」 GM「モニカ「戦争なんか起きないわよ?だって、一撃で終わるから。後は私が憎まれて    おしまい。良い筋書でしょう?」」 ザイン「ガイロス帝国が無くなったら確かに戦争は終結に向かうかも知れないが……」 GM「クリス「……全く……馬鹿な奴らだぜ。さっさと捕縛しちまおうぜ?モニカ大尉?」」 アンジェ「クリスっ!?」 GM「モニカ「えぇ……お願いするわ。レオノーラも手伝って。」    レオノーラ「……っ!?」」 クラウス「ったく、こんなやつを相手にするっていうんならついてくるんじゃなかったぜ      ……降参降参。」 レクス「今のうちに皆の位置関係を確認しときたいんですが?」 GM「みんなは纏まってる感じですかね。クリスとレオノーラは近くにいます。モニカは    上空10kmですな。」 フューゼル「姉さん…そんなことしても戦争なんて終わらないよ……憎しみで放った力は       ……戦争もテロも無くしてくれないんだ。何も……ただ憎しみの連鎖と……       新たな争いを呼ぶだけだよ。」 GM「モニカ「……なら。貴方流『憎しみの連鎖の断ち切り方』で戦争が止められる?」」 フューゼル「さぁ。でも、無駄な戦争を増やす事は無いよ。政府を潰しても、その人にだ       って家族は居る。そして……それは新たな憎しみと戦争を生むだけだよ。戦       争を止めようとしている人たちも、一緒に消してしまうんだから。」 GM「モニカ「貴方は『私達の方法が間違っているけど戦争を終わらせる方法は分からな    い』と言いたいのよね?私が聞いているのは『どうやって戦争を終わらせるか』よ。    例え一時的なモノでも平和は必要だと思ってる……つまり平行線ね。これ以上話す    ことはないわ。」」 レクス「……消えたゼネバスハンターの連中はどうした?」 GM「モニカ「勝ち目がないことが分かってから大人しくなったわ。今は私達の拠点で盛    大にバカンスを楽しんでいるはずよ。」」 レクス「……バカンス、ね。」 ザイン「えらく嬉しくないバカンスだな……」 レクス「……レオノーラに爺さんを殺させたのがアンタだって事は分かってる。一つ確認     しておきたい。アンタは爺さんが乗ってると知った上でレオノーラに命令したん     だな?」 GM「モニカ「……そうよ。有能すぎたための悲劇ね。」    レオノーラ「っ!?あの時は無人のターゲットだ……って!?」    モニカ「あの時動かせた機体は『ダハーカ』だけだったから……貴方を上手く使う    のも私の仕事だったのよ。」」 レクス「アンタにとってレオノーラは何だ?」 GM「モニカ「……『駒』ね。それ以上でも以下でもないわ。」」 レクス「そうか……アンタは一言で言うなら……『最悪』だな。で、『駒』ことレオノー     ラはどんな感じ?」 GM「泣くに泣けなくてもう笑うしかない、って感じかな?」 レクス「まぁ、気には留めておこう。」 アンジェ「……どうせ、あの時の書類だってお前のやったことでしょうね、モニカ……よ      くも嵌めてくれたな!」 GM「モニカ「ローレンツに情報を流したのも私よ。フューゼルには死んで欲しくなかっ    たからだけど。あの時は邪魔なローレンツが居なくなればそれで良かったから。」    カルマ「まぁ、お前の親父も死んだ時点でフューゼルの価値も消えたな(ニヤリ)」」 クラウス「……どういうことだ?」 GM「カルマ「『息子を殺すぞ』だけでディオハリコン反応炉を完成させたんだからな。    素晴らしい技術者だったよ。もっとも……その分短命だったようだが……な(ニヤ    リ)」」 アンジェ「……そうですか……上司くらいは信じたかったのに。あの日、お前の甘言に乗      って逃げなければ良かった。過去に戻れるのならば、お前を斬り殺して自害し      ていたものを!」 GM「モニカ「そこまで勘が良いのなら他の手段で消していたわよ。第一何故貴方達が配    属されたのか分かってる?」」 アンジェ「……」 GM「モニカ「少しでも未熟な者が居れば私がやりやすいから、よ。私の役に立ってくれ    てありがとう。感謝するわ。アンジェ。」そう言って微笑んでくれるよ。」 アンジェ「……っ!うぁ、うあぁ……!」 クラウス「アンジェ、フューゼル。今は抑えろ。討ちたいのなら堪え忍べ。今は状況が悪      すぎる。と、秘密通信で。」 ザイン「我々の武器ではあの位置に居る奴にダメージを負わせる手段は無に等しい……こ     こはクラウスさんの提案に乗らせてもらいますかねぇ……」 フューゼル「隊長……レクス……」 アンジェ「歯を食い縛りながら耐えてよう……」 レクス「……打開策はない……か。」 GM「では、200機程度のキメラゾイドが飛んできてみんなを取り囲む。そしてワイヤ    ーで動きを封じられてそのまま拠点に運び込まれます。」 クラウス「一旦捕まれば可能性は残る。ここは我慢するんだ……頼む。むざむざここでお      前達を死なせたくない。」 ザイン「まあ、全く知らない人間がこんな行動に出た訳では無い分、まだ『予想の範囲内』     と言えなくも無いですけどねぇ……」 レクス「みんな理力の暗黒面に落ちるがいい〜(笑)!」 クラウス「一言、レオノーラにも言っておこうかな……レオノーラ、お前が全て悪いんじ      ゃない。早まるなよ。」 GM「レオノーラ「……」」
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