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2 学びの会報告

学びの会関係の活動を簡単にまとめてあります。ご覧ください。

「日木流奈さんに聞く会」の報告

 

 日木流奈さんに聞く会が、天使クラブの主催で、平成18年4月9日(日)東京・杉並の本應寺において開催されました。会は、参加者の質問に流奈さんが答えるというかたちで、なごやかに進められました。以下は鈴木が聞き取ったことをまとめたものです。(不完全ですが、お許しください。)

質問1 どうして、数学が好きになったのですか。

 数字が好きになり、カレンダーが宇宙だと感じ、その美しさに魅了されました。(父ーリハビリにつかう傾斜板の横に貼ってあったカレンダーをいつも見ていた。)勉強することは 楽しみでした。見たものはそのまま覚えていましたから。覚えられないという人の話を聞くと、どうしてなのか、不思議でした。(父ービッツカードで、数字とその表す量を覚えた)

質問 2  (聞き取れませんでした)
 
 神様。仏様の前で神聖ということばを使ってよいのか,仏聖といっておこうか。
魂の裸の部分のことなのですから、感覚のことなのだと思ってください。
 神ということばがぴったりです。神は自分に似せて人をつくった。魂の部分は服を着ていません。苦しいとか、悲しいとかは、人とのかかわりで着込んでしまった洋服です。洋服を着込んでしまったから気づかなかったんです。

その場でどういうことばが伝わるかの方法を学んだ。日々、人と接することを学びました。今も学び続けています。日々、会う人は一人一人違うので、学び続けている。
”愛”
 ことばが生み出されたことにより、全てのものごとに枠ができてしまいました。檻といってもいいです。それは、そのものを固定するものです。共通の認識がないと、ことばは暴走してしまいます。
同じ日本人同士でも、ことばの行き違いでトラブルが起きます。
ことばをていねいに使うこと、それが魂から服を脱がせる一番の近道です。
こちらが愛のあることばを伝えること、相手のことばを悪意なく聞くこと。それが大切です。
愛のことばは、それを持つものに最大の力を与えます。


質問3 日々、育児や家事に追われて忙しく、大変だ、つらいなーと思ってしまうのですが、
     どうしたらよいか、アドバイスを


 「つらい」思いをするのは、その現象ではない。からだがしんどいとか痛いということはあっても心が「つらい」というのとは違う。どんな状態でも幸せを感じることはできる。
「つらい」というのは心のくせだと思います。
私には、そのつらさがなかった。経験がなかった。親から「かわいい」「愛してる」「大好き」ということばをかけられ続けてきた。否定的なことばをかけられなかったので、つらい思いをしたことがなかった。
私を見て涙をながす人がいたが、なんで悲しむのかわからなかった。人の思いは接しなければ学べませんでした。
 私はソマ(妹)と違って、怒られたことがなかった。ソマは毎日闘っています。
「何のために生まれた?」について、ソマと私が同じことを言ったと母が話していますが、子どもにとって当然のことを話します。

「楽しむた め」……私   「遊びに来た」……ソマ     同じことなんです

人はこの世に遊びに来た、楽しむために来たのです。それを忘れてしまい、厚い洋服の下でもがいてしまうのです。魂は知っているのです。皆、知っているのです。人との係わりで思いこんでしまったものを全てなくしてしまったら、裸で生きていけます。
誰も人を傷つけません。自分を傷つけることもありません。
 私は、よく、運がよかっただけだと申し上げています。こうして、話ができるのも……
食べ物がない地域に住んでいたら、すぐにも死んでしまいます。ここにこうしていられる
”生”を大切にしたい。最大限のことをしたいと思っています。やり通す覚悟でいます。
 人と出会って話す機会があれば、話します。私のことばが奪われたとしても、私の心は死なないのです。一度、人と人が接したならば引き返せない。会ってしまった事実は戻せない。
 私は永遠に生きる。魂が引き継がれて生きていく。私の名はなくなり、宇宙の一つとなります。というのが、詩的でいいでしょう。

質問4 夫に対する対応のしかたで、悩んでいます。どのようにしたらよいのでしょう。

 女性の扱い方が、男性は下手。何か言われると、すぐ、守りに入ってしまう。女性はシンプルなことを言っているのに、男性はゴールに入る。 ただ、気持ちを持てと言っているだけなのに、責められたと思って守りに入る。私は女性に受けがいい。人妻の相談に乗ります。(会場笑い)

質問5  早期教育に疑問を感じている。

 子どもの知性の育て方について、方法にとらわれないこと。何より大切なことは、子どもと向き合うこと。
 私はドーマン博士(ドーマン法を考えつき、実践している)や鈴木先生(ヴァイオリンを子どもに教える)を尊敬しています。どちらも子どもを尊重していること、子どもをよりよい人間に育てようとしていることです。そういった人間が人類に貢献するのです。より秩序のとれた人間がこの世に増えれば、世界は平和になる。
人の話を聞き、分かろうとする人が世の中にふえれば、世界はすばらしいものになる。
相手をやっつけようとするのでなく、相手がなぜそうするのかを知ろうとする人たちが必要、人類をより素晴らしいところへもっていくには、賢い人たちというのが重要なのです。
本当に賢い人は愛に満ちています。
 世の中では、早期教育の良し悪しについて議論されていますがナンセンスです。
子どもにはその能力があるからです。鈴木先生やドーマン博士はチャンスを与えただけです。勉強やヴァイオリンのプロにしたいだけではない。プロになってもよい、どっちでもよい。
 早期教育で他人と比較することが問題点である。親の思いだけでやっているかも問題である。子どもにお伺いを立てることとは違うと言うことです。人として生まれてきたのに、日本に生まれてきたのに、日本語を全く聞かせない環境を作ったとしたら、人として生きているといえるか。教育の場を与えないのは、人として生きていくことを無視した行動。シュタイナーも学習を否定していない。長いスタンスで見たとき、どういう方法で子どもの輝きを失わせずにすむか。子どもの魂の耀きを失わせずに育てることができるとしたら、感性も損なわせず、知識を持つ子供を育てることができる。私はそれを実感しているものです。
 私が学んだ方法が私の魂を一切傷つけなかった。否定のエネルギーがなく、愛しかなかった。親からだけでなく、たくさんの周りの大人から愛がもたらされた。常に考え、感じ、子どもに尋ねられる大人が側にあればいいのです。
 お寺で言うのも何ですが、救いは到るところにあります。お念仏にもあります。品愚さん(住職)が身をもって示していらっしゃりますので分かると思います。
しかし、他にもあります。本当にたくさん到るところに。どこかの宗教に所属しなくてもいいですが、宗教心というのは大事だと思っています。人として生きていく上で自然なものと考えています。その心が芽生えたとき、世界は全く違ったものになるでしょう。光が射して(わいて)くるのです。
 人が百人いれば、百通りの生き方があります。どうか方法にとらわれず、自分にあった方法を選んでください。
 常に子どもと向かい合ってください。どんなに叱っても、それを修正しましょう。
 人と人とが出会い、愛が見えることにはかわりがないのです。たとえ、自分の子どもとはいえ、一人の人なのです。人間なのです。そこを忘れなければ、どんな方法でも大丈夫です。

質問6   CDになった「天地をつなぐ物語」の詞が素晴らしかったです。難しいことばを
       よく知っていらっしゃると感心しました。どうして、そのような詞(詩)がつくれる
       のですか。


 知識と心が結びついただけです。ことば自体は知識でしかありません。「ことば」を生かすために日常が大切だと思っています。日常をいかに楽しみきるか、それが大切です。

例、温泉に行くとか。(笑い) 自分を大切にすること。体と魂を大切にすること。自分を磨かないと、他人の魂を磨くお手伝いは出来ても、人の魂を他人が磨くことなどできない。手助けは出来る。自分を輝かせること。それには、自分を磨くこと。温泉に入り、のんびりすること。その耀きは、より輝くことで、他人の服もはぐことができるのです。
 人は気持ちのいいことがどんなことか忘れてる。気持ちいいことを示してあげれば、気付きやすくなる。出来る人から始めないと……。
 幸福になることを恐れないことが重要だと思います。不幸は、ほしいときは、いつでも来ますから。夢見る詩人が書いた詩です。

質問7  今の子どもは、塾やその他のことで遊ぶ時間が少なくてかわいそうだと思いますが?

 私は遊ぶ時間がなかった。遊ぶ時間がないから、心が萎える訳ではないんです。忙しい中でも、何を大切にされたかが重要なのです。
妹のソマは、やりたいことが多すぎて、母は習い事をやめさせるのに苦労した。私は、能力を上げるこことの方が遊ぶことより楽しかった。
 今は、遊ぶことも大切にしていますので、ま、どちらでもいいということ。
 秩序ある大人とどれだけ接するかが大切。
秩序があることが安心できる。ルールがその日によって変わることほど恐ろしいことはない。大人の気分でそれらは変わる。
 子どもにとって、子どもと接することが必要。秩序ある大人のいるところで、子ども同士がぶつかることがいい。いじめられている子どもがいたとき……… 子どもがまだうまく会話できないとき、子どもたちの仲介役に入るおとなは、とても重要なのです。
決して、どちらかを悪者にしたり、こうするのが正しいと言ってはいけない。
うまく伝えられない子どもの思いを相手にわかりやすく伝えることを提案することはゆるされます。
子どもたちには、解決する能力があるのです。
子ども時代にけんかすることが大切と言うことは、相手の気持ちが分かるようになるから。そして自分の気持ちが分かる。その過程が大切だから。
裁いてはいけない。なぜそうなったか、その過程が分かるようにすること。子どもと向き合う大人がいることが大切です。
これがいいと押しつけられたことは、その人の心になりません。
   (略)
 毎日、家で聞かれることばは、「かわいい」ということば、私もソマにかわいいと言います。
「かわいい」「愛してる」「なんてすごい子なの」と賞賛された。それが私の力の源です。
それは、受けるだけの愛でしたが、いつしか私の中に溢れ出るようになりました。
受けた愛の何倍にもふくれあがり、私の中から愛が出るのをおさえることはできません。
 特にソマという身近な存在がいかに大きいか。私は愛されてきました。そして、愛する対象ができた。ソマです。
人を愛することができる喜びを知りました。父と母が私のことを「かわいすぎて困る」と言っていた意味が分かるようになりました。
ただ見ているだけで楽しい。(ソマのことを)
 幸せは人によって違います。どうか、形を求めないで、フレキシブルにものごとに対処してください。お願いします。


定例学びの会報告

第2回学びの会(18.6.18)報告

日木流奈著「自分を完全肯定できますか」を読んで話し合いをしました。

発言1  ドーマン博士の研究所で、通訳をしている人がある時、ドーマン博士が
お客様に話をしていることばを聞 きました。「もし、地面を這う虫の名前を子どもが知っていたら、その虫を殺そうとはしないでしょ?その虫を観察するでしょう。… 略 … (P38) を読みました。
子どもがアリの行列の上からつちをかけたのを見たとき、そういう行為をしてほしくないと思いました。
「アリがかわいそうだからやめましょう。」と声をかけたのですが、
アリの巣の様子やアリがどうして行列をつくって巣に向かっているのかなどを知らせてあげたいと思いました。
これに対して、子どもは残酷なことをする。という発言がありました。
後日に付け加えて次のことを提案します。
土をかけるとどうなるかまで考えているとは思えません。
また、子ども一人一人反応は同じではないことにも注目したいものです。
虫に対する好奇心は学びにつながりますから、楽しく観察を続ける中で、新しいことをまなぶよう材料を提供することは大切です。

発言2  「自分を褒めまくり、自分の言動に気づくこと。
思い込みを外し、思いやりを持つこと。
そして、どの段階もすべて受け入れること。
そうやって「ひとりヨシヨシ」の道は成り立つのです。」 (P46)を読んで、とてもよい考えだと思いました。
このようなことができたら、とても幸せな気持になれるでしょう。
これに対して、次のことが付け加えられました。
ー正しい道だからとか、いいことだからといって物事をするより、よりシンプルなのが
 「自分が心地よいことをする」ということです。「ひとりヨシヨシ」はその心地よさに
気づける最初の一歩といえるでしょう。ー(P46) と書かれてあります。”自分が
心地よいことをする。”ということが何より大切なことですが、自分の心にそのことを
問いかけてみたいものです。本当の意味の心地よさを感じる心、それは自分を
磨いていってできることのように思えます。
     
発言3 「FC(ファシリテイテッド コミュニケーション、手助けを受けて行われる会話)で
     会話するにあたり、必要なのは、愛情と尊重する態度です。」(P20)と書かれて
     あるところを読みました。FCに限らず、日常の会話で、”愛情と尊重する心が
     あったか”と自分に問いかけてみました。そうすると、会話と思っていたことに
     命令や批判などの気持が入ってしまっていたことに気づきました。愛情に満ちた
     会話をすることがとても大切なのだと知り、このことをまず家庭で家族に対して
     実際にできるように、それが私の課題です。

まとめ  知性を育てることについては、これからも、学んでいきましょう。 

    第5回学びの会(18.6.2)報告  
 
  「自分を完全肯定できますか」を読んで話し合いました。
 
1.学びの目的と知性を高めることの意義について
 発言1 人として生きるために知識が必要である。
 発言2 社会に出たとき、どうすればよいか。社会性をもって知識を高める。
     日常生活をする上で社会性をもった生き方ができるようにするために、学ぶことが大切である。
     自ら学習しようとすることが学びである。
     主体的、能動的に学ぶことと勉強の意味は異なる。
 発言3 コミュニケーションのツールとしての言語をより多く持つことによって、相手を理解するための知識を得る。
 発言4 自分自身が生きやすくなる。知性を高めることによって、楽しく、楽に生きられるようになった。
  −経験から実感している。
     自己啓発に関する本にもそのようなことが書いてあった。
     知性を高めて、楽しく生きたい。
 
2.その他について
 (1) 流奈さんの母親の生き方に興味をもって読むことができた。自分が母親になったとき、
このような方法が取り入れられたらいいなと思いました。
 (2)「夢は実現する」と書かれてあるが、自分の経験からそのことを実感しています。
 
3.まとめ
   知性を高めることにより、よりよい生き方ができる。学びは強制でなく、楽しいものでありたい。
 
 
  追記.これからもご自分のペースで読み進めて参りましょう。
     (フリートーキング、盛り上がりましたね。)
 
 第6回学びの会(18.1126)報告
                     
 「自分を完全肯定できますか」を読んで話し合いました。

1.各自、自分が読んで感じたことの発表

発言1 P.99〜 「共鳴しあう人」をよみました。
特に次の箇所が心にとまりました。
「共鳴しあう人というのは、ただ存在してくれていればいいと思うときがあります。
同じ時代、同じ世界に住んでいる喜び。共鳴しあう心は、ただ互いに認めあうだけでいいのです。
いっしょに何かをしたりしなくてもお互いがやるべきことをやり、
人生を目一杯楽しんで生きることを知っているのです。
そんな人たちが世の中にこれほどいると知ることができるのは有意義なことです。」
発言2 P.91〜 「何より自分を信じること」「夢の実現に欠かせないものは、決してあきらめない心です。
あきらめない心はこだわりを持ちません。実現しないということを嘆くということをしないのです。
夢を持ち、あきらめることをせず、固執しない。」 という考え方がとてもよいと思いました。

発言3 P.62〜  「問題に目を向けたとき、その問題をなくすことばかりに躍起になり、
その問題の本質が見えてこないときがあります。・・・」を読んでその通りだと思いました。

発言4 P.106〜 「他人の状態を知ることを、自分がどう進化していくかを知る指針にするだけにとどめることで、人は幸せへの切符を手にすることができるのです。
他人と比較せずに、自分自身を見つめていくと、自分がどれだけがんばっているか、どれだけステキかが
見えてきます。・・・」
 を読みました。今、英会話を習っていて、苦手意識が強くなり、上手な人と自分を比べて落ち込むこともあります。けれども、このところを覚えようとして覚えて言えたときは、とてもうれしくなりました。
やればできるということがわかりました。
人と比較せずに自分の目標に向かってやっていきたいと思います。
  
2.いじめの問題についての話し合い
・昔はガキ大将がいて、いじめの加減をしていた。今は、止める役がいない。程度が分からない。
ゲームのように倒れるまでやってしまう。死に至ることもある。
ボクシングのような時間のルールもない。
・いじめる子どもの心理−ゲームの延長のようなもの
・心の吐け口としてのいじめがある。
3.いじめの問題については、次回も話し合います。
4.次回は 12月7日(木)に大宮地区公民館で行います。
    12月10日(日)は中止です。1月は21日(日)を予定しています。
   
   第7回学びの会(18.12.7)報告      

   「自分を完全肯定できますか」日木流奈著を読んで話し合いました。

 発言1 P150〜
   「愛の飢餓状態の人は自らが満ちていませんから、他人に愛を注ぐのがなかなか難しくなります。
しかし、受けた愛が子どものときに足りなかった人も、他人を愛することは可能です。
その道のりは大変なものです。しかし、原理はとても簡単なことです。
大人達に施されなかった愛を、自らの手によって自分にもたらすのです。
本来、純粋な愛を子どものときに受けさえすれば、子どもは大人になったとき、
自然に他人を愛することができるようになりますが、己が愛の飢餓状態だとしたら、
愛をあふれさせることは、難しいものです。ですから、愛するということをまず自分に向けて始めることが
大切だと私は思っています。」を読んでなるほどと思いました。
 発言2 そうですね。自分を愛することから始めるということを日木流奈さんは度々いってらっしゃいます。
今のところをさらに先に読んでみますと
、「たくさんのかたが条件づけの愛しかもらえなかったとか、虐待をされたとか、
いろいろな子ども時代の傷を持っていらっしゃいます。私はそういう方たちが自らを満たし、
立ち上がる姿を見てきました。
人というものは、なんとスゴい生き物だろうと私たち人間はすばらしい力を持っているということを
流奈さんは伝えてくれていると感じます。

 発言3 P151 L6〜 次のように書かれてあります。
   「私は私にとって恵まれた環境で育ったために、より楽に幸せになることができました。
ですから、できるならば、すべての人が幸せになってほしいと願うのです。
今、幸せだと思えない人も、幸せへの道を進もうとさえすれば、必ず幸せになれると信じているのです。
周りの人が幸せじゃないと、あんまりおもしろいものではありません。
つまらないと思っている人がその場にいると、なんとなくつまらなくなったりするものです。
ですから幸せはできるだけみんなが持っててくれたほうが自分にとってもおトクなのではないか、
つまり、自分の幸せにつながるのではないかと私は思うのです。
幸せを感じるということは強制ではできません。
人それぞれの育ちの環境によって、人々は心の癖を身につけてしまいます。
その心の癖が幸せへの障害になっていると私は感じています
もし できるならば、気づいた大人たちが、その癖を認識しながらも修正することで、
次の世代の子どもたちが自分たちより楽に幸せに到達できるように努力してもらえたら、
こんなにうれしいことはありません。そうやって子どもに対して本来の愛を注ごうとし始めた大人たちは
迷い悩みながらも子どもと共に幸せになっていくでしょう。」
心の癖を修正しながら生きることで幸せになれるということが分かりました。
そして、出発点は”愛”だということも。

 発言4 P153 L8 ウソは信頼関係をなくすを読みました。
   熱いものに触ろうとしたソマさんに対する母親の対応からやらせないようにするのではなく、
正しくやらせることの大切さを学びました。また「子どもに絶対ウソを言ってはならない」と
いう母親の持論に共感しました。
 第8回学びの会(18.12.10)               
1.「伝わるのは愛しかないから」日木流奈著 を読んで話し合いました
  その中で愛(P149〜P173)を取り上げました。
発言1 P150〜P153を読んで”愛”の本質について考えさせられました。
      「ひとりの思いがどれだけの人に愛を目覚めさせることができるか」が心に止まりました。
 
発言2 さらに「ひとりの心に目覚めた愛は地球を駆けめぐり宇宙の果てまで変えてしまうことだって
あるのだ」とあり、”愛”の力はすばらしいのだと気付きました。
発言3 「この世界にある悲惨な状態を愛で包みたかったら
まず自分から愛し始めよう
神が造りし子供らの中に自分も含まれているのだと強く自覚していこう
愛はこれから作るものではなくすでにあなたの中にあるものだからを読んで改めて、
自分の中に”愛”があることを自覚しました。
”愛”が世界中に広がって、この地球が愛で包まれることを願っています。

発言4 「伝わるのは愛しかないから」という本の題名が全てを語っていることに強く心を打たれました。
このことばを思い出しながら、自分が発することばに ”愛”があるか、
自分に問い続けていきたいと思います。
 
2. 次回1月21日(日)の学びの会のテーマについての話し合い
 
 発言1 以前の会で”いじめ”について、話し合いましょうという提案がありました。
今、いろいろなところで起きているこのことについて、考えてみたいのですが。

発言2
 とても大切なことなので、是非、取り上げてみてはと思います。

発言3 テーマを”いじめをどのように解決するか”としてはどうでしょう。

発言4 それでよいと思います。 

発言5 このテーマにあった資料として「月影の詠」日木流奈 著 
(せいがん 第81号2006年5月号)があります。
どのようにして”いじめ”や”けんか”を解決しているかが、具体的に書かれていて、
とてもわかりやすい資料です。

発言6 「月影の詠」を読んでみて、大変よいと思いました。

発言7 「自分を完全肯定できますか」にも、あります。
例えば、P62〜P63です。「問題に目を向けたとき、
その問題をなくすことばかりに躍起になり、その本質が見えてこないときがあります。
たとえば、イジメをなくすために、
イジメる人に罰を加えるというだけでは、力の押さえ込みですから、なくなりません。
見えないところでまた発生するでしょう。
・・・・・・当事者である本人の気持ちをよく理解し、信頼できる大人が周りにいさえすれば、
子供は自ら動きだすことができます。・・・・・・」

発言8 次回は「月影の詠」と「自分を完全肯定できますか」の2つを資料とし、
その次に「伝わるのは愛しかないから」から学んではどうでしょう。
発言9 それで結構です。


 

過年度の報告


第1回学びの会(18.5.21)報告

ひらけ扉」 日木流奈 著 を読んで話し合いました。

 

発言1  人に対する思い込みで、何日も悩んでいたときに、

次のところを読みました。P.16「・・・自分で作ってしまった思い込みや

人とのパターンで傷ついたり、苦しんだりするだけで、

相手のせいということは、ほとんどないと言っていいでしょう。

問題はあなた自身だけなのです。あなたがどう生きるかなのです。」

このことから、どのように人と付き合っていくかの方法が見つかり、

心のわだかまりが消えていきました。

 

発言2  私は何かにつけ、親から強制されていると、日頃から感じています。

そこで、P78〜を読みました。「・・・一生懸命やることばかりを

美徳として、その人が容量オーバーになっているのに気づいてあげずに、

ただ元気になるという現象にだけ目を向け、それを促そうとするのです・」

周りの人(家族も含めて)たちの思い込みが本人をさらに苦しめてしまうと

いうことです。

 

発言3  発言2のようなことを親として本当に気を付けることが大切ですね。

 

発言4  P82「人は同じところにいると、同じ事をしない人を

責めるものです。それは自分を満たしていないからです。

自分を満たしている人は、人が動かなくても気になることはありません。

なぜなら、その動くことこそ自分のためであることを知っているからです。」

を読み、次のように考えました。こういうときはこうすべきであるとか、

なぜやらないのだろうとか、自分以外の人に対して不満を持つことが

多かったからです。人を動かすことではなく、

自分のことに心を向けて動いていれば、他の人に不満を持つことが

なくなりますよね。

 

まとめ  思い込みや、こうするべきであるといった考え方を修正していき、

自分の心に問いかけて行動することが、

心の平安を保つ上で大切だということがわかりました。

      

   第3回 学びの会(18.10.1)報告           
 
1.『自分を完全肯定できますか』を読んでの話し合い
 
発言1 P59「・・・子供は、気づこうとする大人がいれば、
思いを伝えることをあきらめなくなります。知識を持つことにより、
伝えることはだんだん容易なってきますから、
聞こうとする大人の存在はとても重要です。・・・」というところに
共感しました。相手の話をよく聞いてあげることが大事だと思います。
 
発言2 P39〜P41 情報の受け止め方について
「・・・本当の情報は心に響く」と書かれてあります。
新聞、テレビ等の情報が溢れていますが、例えば何かのデータが
示されたとき、客観的なものだから正しい情報だと判断しがちです。
「客観的であるならより主観的であるべき」という考え方で情報を
受け止めたいものです。
この発言について、次のようなことが付け加えられました。
確かに情報の伝え方について問題があります。テレビのニュース番組で
事件について報道していますが、何のコメントもありません。殺人事件が
あった場合、どのような方法で人を殺すことができるかを伝えているようにも
受け取られかねません。
報道をする立場の人として責任を感じているのであれば、
明確な意見を伝えるべきだと思います。
 
発言3 この本は、一見すらーっと読めるが、心の琴線に触れるようなことが
書かれています。このようなエッセイの分野は読んでいないので、
これから詳しく読んでみたい。
 
2.好んで読む作家について
発言1 西村京太郎、山村美紗といったミステリー関係や
和久峻三 他 経済関係についての小説をよく読んでいます。
発言2 藤沢周平 などの時代物をよく読んでいます。
 
3.音楽について
  発言1 少し前の時代の曲を聴いています。
  発言2 演歌を歌ったりします。
  発言3 通信カラオケで歌っています。
 
4.今後の予定について (別紙プリント参照)
   第4回 学びの会(18.10.8)報告    
1.『自分を完全肯定できますか』と話し合い
発言1  P56の「学習」というところを読みました。
子供たちに「どうして勉強しなければならないの?」と聞かれたときに、
何と答えてよいか、分かりませんでした。自分でも学習の目的ということを
これまで考えたことがありませんでした。このページに書かれてあることを
よく考えてみたいと思います。また、いわゆる「落ちこぼれ」と
いわれる子どもたちに対して、どのように援助すべきか、悩みがあります。
 
これに対して、次のような様々な意見が出されました。
発言2  得意分野を伸ばしてあげることで、学習が楽しいものと
思えるようにしてあげる。
発言3  苦手な分野については、日常生活に必要だから、
できるようにさせたいものです。
発言4  苦手な科目に対して、できることから少しずつできることが
増えるように学習の手助けをする必要があると思います。
発言5  学級定員が40名という現状を改善すべきであると思います。
発言6  教育の分野は、結果が分かるのに30〜40年かかる。
発言7  教育の変革がなかなかできない現状を打開すべきです。
発言8  英語教育について、・・・国語がよくできないのに、
英語を早くから教えるのは、よくないという意見が最近出て来ているが、
それは間違っている。 
早い時期の方が学びやすいということを、ドーマン博士は言っています。
 
2.
 
発言1  (これまでの)学校は、戦前の軍隊と同じように、
号令に従って全員に同じことをさせてきた。このやり方には問題がある。
 
発言2  価値が多様化してきた現代の社会に対応した
学校教育のあり方を考え直す必要があります。
 
発言3  ドーマン博士の研究によると、社会性は、
6歳までに家庭で身に付けさせることができるということです。
家庭でルールを作り、役割分担も決めて、親も子も同じように
ルールを守っていくこと、できたときには、シールなどで
ほめてあげることなどです。
*論点を整理しながら、話し合いを進めるようにしたいと思います。
「学習の目的」については、次回も、本を読んで、
話し合うよう必要があると思います。
 
3.次のような様々な発言がありました。
発言1  「どうして勉強するのか(しなければならないのか)?と
いう子供の問いに対して「これから必要だから」というような
曖昧な答えをしていた。これに対して
 
発言2  P56「生きて生活するだけでも学習だと感じます。・・・」
と書かれていること
 
発言3  机に向かうだけが勉強ではないという発言がありました。
 
発言4  確かに教師(親)の期待と相手(生徒、子供)の間にも
ギャップがある。その辺をどう折り合いをつけるかという問題もある。
 
発言5  (授業)ここまでで休憩するといったきまりがあると
よいのではないか。集中しているときは時間を忘れている。
また、マニュアル化したものを子供に与えてしまって、
やり方を手取り、足取り教えているといった傾向があるのではないか。
生徒(子供)の興味を尊重することが大切ではないか。
 
発言6  日本の教育は軍隊のようだ。
これは大きな問題である。社会人としてこの点をどのような方法ででも
伝えるべきである。アメリカは個性を尊重する。
 
発言7  個人としての社会生活で必要なベースは、家庭で教えるべきである。
発言8  セクハラの問題
発言9  校則のあり方
 
発言10 親がすべき教育がきちんとされていない子もいる。
箸を持てない。弁当でフォーク、先割れスプーンを使っている子もいる。
 
発言11 権利と義務の問題
 
発言12 命に対する教育は、家庭でも何かの折りにする必要がある。
(お葬式は故人を偲ぶ集まりであるのに、そのことに気づいていない言動が
見られることがあるが問題である。)
 
4.協働まつりについて
 ・準備・・・(2名)
 ・広報・・・(2名)
 ・当日、来場者への対応・・・(4名)
 ・会場設営・・・(2名)
   机1、椅子2 (前日に「くらら」登録団体の方が用意してくれます。)
 ・陳列するもの
   ・ひらけ扉 その他の本(希望者に貸し出しをする)
   ・CD (「天地をつなぐ物語」)
   ・ラジカセ
   ・その他(24日の会議までにきめる)
 第9回 学びの会(19.1.21)報告 
1.「月影の詠」(日木流奈著)、せいがん第81号と「自分を完全肯定できますか」
(日木流奈著)P62〜P63を読んで話し合いました。
・新しい環境に入ると、価値観の違いに戸惑うことがある。人との接触をどうするかが問題。
・自分の考えを他人に押し付けてはならない。人との会話は大切である。意見の交換はいい。
・子供のイジメで悩みました。
・子供の思いを受け止める点で、小さな社会といえる家族とのコミュニケーションが
大切だと考えてます。
・けんかも中学生になると難しい。
・メールを受ける立場になってみると、メールに感情の波が現れることがわかります。
・小さい時期にケンカさせておいた方がよいのではないかと思う。
・イジメは一方的でケンカとは違う。
・私はけんかしたが、人を殴らなかった。中学生の頃、押さえながらセーブして
けんかしていた。プライドや、人としての欲望を傷つけられたという気持ちが
けんかになった。
・人より劣っていることを指摘されたことがあった。これはイジメに発展する。
・昔はガキ大将がいてけんかを止めていた。
・限界を越えたケンカについては、冷静に判断する人間が必要。
・イジメが憂さ晴らしになっている。
・家庭内でケンカはどうか。ケンカが必要なときがある。
・大人の存在が大切。
・カウンセリングができればいいが・・・
・共同体感覚について
・神経症について
・思いを聞いてくれる人の存在が必要。
・カウンセラーをしているがコミュニケーションができない。
・プリント6行目から(しかし、同じ場でそれまでの習慣が変わると、人はそのことに
とまどいを覚え、文句がでることさえある。それほどまでに日々の習慣が変わることに
人はストレスを覚えるものなのだ。)
・周りの大人たちがどう接していくか。
・ほめてあげる
・メールで”死にたい”・・・信号を出してくる。周りの大人たちが
どう対応するか・・・難しい。
・マスコミの報道をうのみにしてしまう現状がある。自分で整理して選べない人が
多いのではないか。
・昔はどうだったといっても、昔もイジメはあった。
・高齢者の智慧を子供に伝えようとする活動をしている人もいる。
・戦後 ファシズムに対する対応の問題点。
・西田哲学を読み、生きることに前向きになった。
・親鸞聖人の浄土真宗も同じような考えがある。(どんな人も救われる)
・祈ること−宗教−は必要。
・トランスパーソナル心理学 自我をこわして自己を確立する。
・「自分を肯定して−」のP63に次のようにあります。
「当事者である本人の気持ちをよく理解し、信頼できる大人が周りにいさえすれば、
子供は自ら動きだすことができる。」このことは大切だと思います。
・子供の選択権を大切にし、子供を信じることをしたい。
・学校に行かない選択をした子供たちについて。職業につくまでをどのように
サポートしていくか。
・・・資格試験などの利用もある。
 
2.次回(3月11日(日))のテーマについて話し合い
  ”子どもに対する接し方をどうするか”となりました。
 
初めてご参加くださった3人の方々を加えてメンバー7人になり、
活発な話し合いができました。ありがとうございました。
 
次のような課題について、今後、学んでいきましょう。
 
共通課題
・自分の思いや考えを自分以外の人(家族も含めて)に伝えるよりよい仕方は、どうあるべきか。
・家庭でどのように学びを進めるが良いか。(子供の自立に向けて)
自由課題
・トランスパーソナル心理学とは、どのようなものか。
・西田哲学の考え方とはどのようなものか。
・浄土真宗の教祖、親鸞聖人の教えとはどのようなものか。
・ファシズムとは?






第1回学びの会(20.4.13 於くらら)報告  
 
         日木流奈著「自分を完全肯定できますか。」講談社 P.74〜99を読んで、学びました。
 
テーマ 《人には、夢を実現する力が備わっているのでしょうか。》
 
参加者が読み取った主な内容
 
 人の思いが人の夢を実現してきた。こうなったらいいな、ああなったらいいなと夢を見て、その夢を
 実現してきた。今の世界を作ってきたのは間違いなく人の思い。
 人には夢を実現する力が備わっていることは間違いない。
 
  何かを夢見て、行動を起こしたいと願っている子どもに向かって
      
  ある親は「そんな夢みたいなことを言ってないで、もっと現実を見なさい」と言う。
 
  ほとんどの人が、自分の周りの世界がすべてだと思い込んでいる。
       (だから)
  ほとんどの親は、子どもが自分たちが知る世界からあまりにかけ離れた道にいきたがると、
  とまどいや不安を覚える。
       (そうなると)
  自分の子どもに対して、夢を実現する術を伝えることができない。
       
  夢は実現できないものだと、植えつけてしまう。
 
  子どもの夢の実現
  どうすればいいのかをいっしょに考えてあげることが知識の使い方。
   (人生の先輩としての大人の役目)
 
  夢はかなうためにある。
  実感できる場を子どものときからたくさん持つ
    
  より夢を実現しやすくなる。
  常に成功者であり続ける
     
  子どもにとって勇気になる。