仮面ライダーオンドゥル・各話雑感 1〜10話

もう「仮面ライダー剣(ブレイド)」の放送が終了して2年近く…
DVDを全て見てから数ヶ月…そんな遅すぎる状況ながらも仮面ライダー剣への熱意は高まるばかり。
そんな突き動かされるものを感じてホイホイ各話レビューなどを書いてみてしまったのでした。
こちらもネタがほとんどなので注意です。

1〜10話 11話〜20話 21話〜

第1話 紫紺の戦士
ダディャーナザン、オンドゥルルラギッタンディスカー!?
○登場アンデッド
  ,   ,
 (`出´)
バットアンデッド

  a a
 (~ж~)
ローカストアンデッド
活動を始めた不死身の生命体、アンデッド。この怪物達を封印するために人類基盤史研究所BOARDはライダーシステムを開発した。剣崎一真はライダーシステム2号ブレイドとして、1号ギャレン・橘朔也とともにアンデッドと戦っているのだった。
家に帰ると、いきなり家賃滞納でアパートを追い出される剣崎。それをきっかけに仮面ライダーを取材したいと言うジャーナリスト志望の青年白井虎太郎の家に転がり込む事となる。
突然のアンデッド襲撃を聞きつけ、BOARDに駆けつける剣崎だったが、既にBOARDは壊滅状態だった。生き残ったオペレーター広瀬栞の口から「橘さんが裏切った」と告げられる。
動揺を隠せない剣崎は、そのままローカストアンデッドに戦いを挑む。
ブレイドに変身し、奮闘する剣崎だったが恐らく初めての単独戦に苦戦する剣崎。そこで見たのは建物の影から覗き見る橘ギャレンだった。
「橘さん…なぜ見てるんです!…本当に裏切ったんですか!?」
黙って去っていく橘に、剣崎は叫びながらローカストアンデッドに向かっていくのだった…。
のっけから壊滅する主人公達の組織。いきなり話の筋もよくわからない内に進行していく急展開。
威勢がいいのは掛け声ばかりで攻撃がろくに命中していない剣崎ブレイド。
そして伝説となったオンドゥル語…「オンドゥルルラギッタンディスカー!!」

…不安だらけの展開です。
橘さん、事情があったのはわかっていますが、後輩のピンチなんですから助けるか一声かけるかしましょうよ。

第2話 謎のライダー
今やらなくては、エライシゴトダ!
○登場アンデッド
  vv
 (゚Θ・)
プラントアンデッド
苦戦しながらも、とっさの機転でかろうじてローカストアンデッドを封印した剣崎。広瀬から橘が烏丸所長を誘拐している映像を剣崎は見せられる。自分は何のために戦っていたのか、やり場のない怒りに叫ぶ剣崎。
剣崎同様白井家に転がり込む事となった広瀬。そこでアンデッドサーチャーにアンデッドの反応を捉える。
橘に裏切られた事が原因で戦意を見せない剣崎。広瀬の叱咤で剣崎は戦いに赴くのだった…!

アンデッドの出現した天文台には虎太郎の姪、栗原天音もいた。プラントアンデッドに襲われそうになる天音を救ったのは謎の仮面ライダーだった。アンデッドを圧倒し、天音を身を呈してでもかばった謎のライダー。
気を失った天音を連れて帰ったのは、虎太郎の姉・栗原遥が経営する喫茶店ハカランダに下宿している相川始という謎の青年だった。

突然剣崎の前に現れたプラントアンデッド。剣崎の実力では手も足も出なかった。
「今、俺がやらなくてはいけない仕事だ!!」
奮闘する剣崎。そこに現れたのはあの謎のライダーだった。謎のライダーは圧倒的な力であっという間にプラントアンデッドを封印してしまう。
味方なのか、と問い掛ける剣崎に謎のライダーは無言の一撃を見舞う。
「全てが俺の敵だ…貴様もだ!」
ここでカリス登場ですね。作中ではカリスという呼称は出てませんが。まだ作中でバレてはいませんが始=カリスも明らかに。しかもアンデッドに近い存在らしくプラントアンデッドと会話したり緑の血液を流しています。

と言うかプラントアンデッド、まるでカリスのカマセ扱いですが行動理念がさっぱりわかりません。
ブレイドを無視して天音ちゃんを襲ったり、帰宅中の剣崎をいきなり襲ったり。弱いものいじめが好きなんでしょうか。
カリスに叩きのめされた腹いせに剣崎を襲ったのか。それともブレイドより天音ちゃんを優先するロリコンなのか。
そして剣崎くん、ライダーというだけでカリスを味方と思い込むのは短絡的過ぎです。
橘さんという(彼からすれば)頼れる先輩を失って仲間がほしい気持ちはわかりますが。

第3話 彼らの秘密
アンナアルンゲンナデカャール!!
○登場アンデッド
  =l F
  (゚Y゚ミ)
ディアーアンデッド
突然烏丸所長との脳波へとアクセスが可能になった。それと同時に、烏丸所長の脳にアクセスを試みる橘。
烏丸から語られるアンデッド達の謎。一万年前に、53種の不死生物との間で地球の覇権を賭けたバトルロイヤルが行われた。それがアンデッド達だと。人間が勝利し、封印された他のアンデッド達が解放されてしまったという。
ライダーシステムでアンデッドを封印してほしい、それを告げて通信は途絶えてしまう。

一方、橘は自分の身に起こる破滅のイメージに苦しまされていた。この体を治すにはアンデッドを封印するしかない…そう信じ橘はギャレンへと変身し、雪山に出現したディアーアンデッドに戦いを挑むのだった。
劣勢に追い込まれるギャレン、そこに駆けつけたブレイド。同じく劣勢だったブレイドは橘の危機に予想外の力を発揮し、ディアーアンデッドを封印する。

封印を解いたのは橘なのかと問い詰める剣崎。しかし橘は封印を解いたのは烏丸達で、自分たちはその尻拭いに利用されているだけなのだと告げる。何を根拠にそんな事を言う、と憤慨する剣崎。
「証拠は…俺の体だ。奴らの作った不完全なライダーシステムのおかげで、俺の体はボロボロだ!!」
激昂する橘。そして剣崎もいつか自分と同じになる、と告げて去っていく。
「嘘だ…嘘だそんな事ー!!」
雪山に一人残された剣崎の叫びが響き渡った。
いつの間にか烏丸所長がえらい事態に。剣崎くん、人にあたるのはやめましょう。
橘さん、アンデッドを封印することで自分の体が治るって、まともな様でメチャクチャな理屈ですよ。

今回はカリスが「ナズェミデルンディス!」です。カリスは剣崎が橘の危機に瀕して力を発揮した事を「愛」と形容しました。
カリスの複眼は腐女子視点なのですか?
そして橘さん名迷ゼリフ「俺の体はボロボロだ!!」この後の原因を考えるとかなり情けない責任転嫁だった訳ですが。それに自分の体が不調なのが証拠だなんて言われてもなあ…考えてみたら全く根拠になってません。
橘さんの迷走は、まだ始まったばかり…。

第4話 永遠の秘密の謎
あんたを敵とオモークナニスル!
○登場アンデッド
  ヘ ,/`
 (o\o )
モスアンデッド
烏丸所長がアンデッドを解放したという橘の話を猛烈に否定する広瀬。そして、自分の体もボロボロになるという橘の言葉に不安になる剣崎。広瀬は白井家を飛び出し、単身手がかりを探しに赴く。
その態度に怒る剣崎だったが、虎太郎から剣崎同様にショックなのだろうという言葉にふと思うのだった。
単身飛び出した広瀬はBOARDの放棄された関連施設を訪れた。そこで見たのは生命維持装置をつけた烏丸所長だった。そこに現れる橘。BOARD襲撃時抗戦を主張した烏丸を緊急避難の意味でさらい、今に至っているのだという。烏丸とその研究仲間が封印を解いたという言葉に、広瀬はBOARDの研究員だった父の事をふと思い起こす。

剣崎は橘の言葉に不安を感じていた。それを察した虎太郎の言葉に、心配してくれる友達ができた、と安堵と喜びの笑顔を浮かべるのだった。
一方、栗原家にアンデッドの影が。始はカリスへと変身しモスアンデッドと交戦する。駆けつけた剣崎に、モスアンデッドと戦う様に促すカリス。ブレイドを囮にしてモスアンデッドのバリアの死角を見切り、カリスはモスアンデッドを封印する。囮に使われた事に憤慨する剣崎。それにまたも無言の攻撃で返答するカリス。
「それじゃあ俺も…あんたを敵と思う事にする!!」
激突するブレイドとカリス。その一方、烏丸所長を取り返しにきた広瀬は、目の前で彼が炎上する光景に驚きふためく…。
剣崎、今回逆ギレしすぎです。友達を作るのが苦手だったというのはこれが原因なんじゃないんでしょうか。
そう言えば橘さん、ビデオではピンピンしていた烏丸所長がこうなったのはあなたのパンチが原因なんじゃないですか?威力がトン単位のギャレン変身状態で生身の人間を殴るなんて、殺す気満々としか思えません。
橘さんの「そのパズルのピースは俺が飲み込んだ」発言。好物パズル疑惑が浮上。ピースなくしたのなら普通に言いましょうよ。(完成させてほしくなかったのもあるんだろうけど)
そしてブレイド。またカリスにしゃべり終わる前に殴られてますね。ダメっぽい匂いがプンプンと…。

第5話 過去への挑戦
ナニイテンダ!
○登場アンデッド
  (非= )
センチピードアンデッド
怒りにまかせてカリスに挑むブレイドだったが、カリスにはまるで歯が立たない。カリスはブレイドを全く相手にしておらず、姿を消した。一方、炎上した烏丸所長はトリックで目を眩まして消えたのだと看破する橘。再び、烏丸所長の行方は知れなくなってしまった。
虎太郎は、天音から死んだ肉親の声が聞こえると言う呼子の洞窟に行きたいとせがまれ、渋々剣崎とともに赴く。
しかしそこにいたのはセンチピードアンデッドで、天音はアンデッドの毒液を浴びてしまい昏睡状態に陥る。
病院で顔を合わせた始は、剣崎の発言からアンデッドの仕業である事を知る。始は抗体が必要だと血相を変えた。
その発言を問い詰める剣崎。その途端に、ギャレンがセンチピードアンデッドと交戦している知らせが舞い込んだ。
もしギャレンがアンデッドを封印してしまったら抗体は手に入らなくなる。始は剣崎を跳ね除けて現地に向かった。
カリスに変身した始はギャレンに割り込みセンチピードアンデッドに戦いを挑む。しかし倒さずに抗体を奪うという慣れない戦いにカリスは苦戦していた。標的を横取りされた事に憤慨するギャレンのもとに、剣崎も遅れて駆けつけた。アンデッドを倒してはいけないと剣崎は主張するが、体を治したい橘は聞く耳を持たない。
「抗体はどこだ…?」
抗体探しにのハンデに苦戦するカリス。そして、アンデッドの処遇をめぐって変身し激突するブレイドとギャレン。
天音の容態は刻一刻と悪化していった。
予想通りブレイド、まるでカリスにかないません。またブレイドに弱小ライダーイメージが…。
シゴネツダ!と幼女の顔に緑色の毒液が…は置いておいて。この回は剣崎も始もオンドゥル全開です。
剣崎…「どうしてわかってくれないんだ!」って理由を説明してないのにわかってくれるもくそもないでしょう。まあ説明しても橘さんは聞き入れそうにないですが。始もそうだがあんたらもう少し話し合いの余地を持ってよ…。
話が素直に進んでは面白くないのは当然ですが、事情を話さない人の話を聞かないのダメな人たちの光景に…。

第6話 カリスの正体
オレァクサムヲムッコロス!
○登場アンデッド
  (非= )
センチピードアンデッド
ブレイドとギャレンの衝突はラウズカードを使うまでの事態になってしまう。ブレイドが押し勝った瞬間、橘を再び破滅のイメージが襲う。早くアンデッドを封印しなければ体が破滅してしまう焦燥感と恐怖から片ヒザをつく。それを心配して駆け寄った剣崎に、ギャレンラウザーの不意打ちを見舞うのだった…。
一方カリスはついに抗体を発見し奪い取ると、あっという間にカードコンボでセンチピードアンデッドを封印し大急ぎで去ってしまう。その光景に変身を解除する剣崎と橘。橘を説得する剣崎だが、橘はまるで聞く耳を持たず、剣崎への敵意剥き出しで去っていってしまうのだった。
天音は抗体のおかげで回復した。剣崎は始にお前がライダーなのかと問い詰めるが、始はあくまで否定した。業を煮やした剣崎はなら天音に始がライダーである事を言う、と言った瞬間、始の態度が豹変した。
「そんな事言ってみろ…俺は貴様をぶっ殺す!!」
凄まじい形相で怒りを露にする始。剣崎はその態度から始がカリスであるという核心を掴むのだった。

破滅のイメージに苦しむ橘は学友深沢小夜子の診療所で、わずかな安堵とともに眠りにつくのだった。
そして小夜子は烏丸所長から橘を苦しめているのは橘の恐怖心が原因だと告げられる。
自分の中に恐怖心が…?その事を聞いた橘は衝撃を受けてたたずんでいた。
一方、広瀬は自分の父がアンデッドを解放したという疑念にとらわれ、白井家を飛び出していた。それ発見した剣崎と虎太郎はこれからどうするのかが大切なのだと広瀬を説き伏せる。
その瞬間、謎の武装集団が剣崎達を襲い、剣崎は囚われてしまう。
そして、橘の前にも人間技とは思えない力を振るう謎の男が現れた…!
橘さん余裕なさ過ぎだ。そして後輩をだまし打ち&不意打ち…そこまで堕ちたか…このダメっぽさが怒るどころかウケました。そして剣崎の言葉に聞く耳持たず。ボロボロなのは橘さんの体じゃなくてむしろ心の方ですよ…ここまで落ちぶれると逆にかわいさすら感じてきます。

そして始。ここでついにムッコロフェイス披露。見た瞬間大爆笑して何度も巻き戻して見ました。…ここは笑う所じゃないのに…。そして回復した天音ちゃんとストロベる始。橘さんがヘタレキャラ化する一方で始はロリコンキャラ化していきます。
そして怪しげな組織が突如現れました。仲間がいて人間だから躊躇したのかもしれませんが人間相手にあっさり捕まってしまうのはみっともないぞ剣崎…。
そしてマトリックス風の伊坂登場。火は飛ばすは宙に浮くわでアクションもマトリックス。一応人間の姿をしている相手に変身して挑む橘さんはどこか格好悪い。…やっぱり剣崎変身しなくて正解だったんかも。

第7話 囚われた2号
ヒドォオチョグテルトヴットバスゾ!
○登場アンデッド
  ノ
 (羊 )
トリロバイトアンデッド                     
超人的な力を見せる伊坂にギャレンは圧倒される。かろうじて逃げる事に成功した橘は、破滅のイメージに怯え恐怖心に支配される。その戦いに居合わせた始に伊坂は共闘を持ちかけるが、始はにべもなく断った。どうやら旧知の間柄らしいこの二人はどんな関係なのだろうか?見せたいものがあるとの伊坂に始は同行する。
伊坂の率いる組織は、捕らえた剣崎を利用してライダーの研究と検査をしていた。それを冷ややかに見つめる始だった。興味のない始は帰ろうとするが、栗原親子のいるハカランダに爆弾を仕掛けた事を示し、始を脅迫する…。
一方、広瀬・虎太郎は剣崎を助けてほしいと橘に願い出る。消極的な橘だったが、虎太郎の「恐怖や不安を抱く事は恥ではない」という言葉に何かを思う…。

剣崎はデータ採取のため伊坂の差し向けたトリロバイトアンデッドと戦わされる。劣勢だった剣崎だったが伊坂と共に立つ始の姿を目にし、悪人の味方だったのかと怒りに燃え、奮戦する。その途端ブレイドの融合係数が急上昇を始めた…その様に闘争心を掻き立てられた始は、カリスへと変身しブレイドに襲いかかる。ブレイドに呼応するかの様にカリスの融合係数も上昇する。ライダー同士が同士討ちするその光景に伊坂は満足そうな笑みを浮かべた。
「この世にライダーはいらない…私が作る究極の一体だけでいいんだ!」
複数のアンデッドが入り乱れる中、橘はギャレンへと変身し駆けつける。
「俺に恐怖心などない!」
自分の中の恐怖心を払拭する様にトリロバイトアンデッドに拳を振るうギャレン。しかし上昇を続けるブレイドとカリスとは対照的にギャレンの融合係数は下がる一方だった…。ついにアンデッドの一撃を受けてギャレンの変身が解除され、橘は追い詰められてしまう。橘の恐怖に引きつった顔と悲鳴が、場に響き渡るのだった…。
橘さん、予想通り全く伊坂にかないません。車にしがみついて逃げる様はもはやシュールの一言。ガタガタ震えているしもうビビリでヘタレという言葉がピッタリな状況…。
しかしどうも橘さんは確実に悪循環にハマっています。自分が恐怖心に囚われていると言う事実もプライドの高さからなのか、ここまで来たらもう隠しようもないのに認めようとしない節があります。
おまけに恐怖心はないと克服を意識すればする程ダメになっていく泥沼状況。後輩の剣崎が怒りを力に変えてどんどんと強くなっていくのとは対照的です。特に融合係数なんていう数値で示されてしまったせいで明らかにカリスどころかブレイドより格下だと視聴者に認識されてしまいました。融合係数だけならブレイド・カリスの半分以下…。(泣)
剣崎を助けに来たのに逆に自分がピンチになってしまうという何ともダサい始末。そして極めつけがラストのビビリフェイスと悲鳴。これで橘=ヘタレの図式がまぎれもなく完成!
こうして橘さんの恐怖心克服体験はクソミソな結果に終わったのでした…。

第8話 蘇った者たち
ウシロニハラガタッテイル!
○登場アンデッド
 ∧ヽ     /∧  
ξ=・Э   ∈・=ξ
ゼブラアンデッド                                
絶体絶命の橘の危機を救ったのは基地に潜入していた烏丸所長だった。彼が一瞬の隙を作ったその瞬間、剣崎はライトニングブラストをトリロバイトアンデッドに炸裂させ、封印する。
剣崎はカリスへと向き直り、始が伊坂に加担していた事に激怒する。カリスもまた構え、二人は臨戦態勢となる。
しかしその瞬間ハカランダに爆弾を仕掛けられていた事を思い出したカリスは大急ぎでその場を立ち去った。
剣崎と橘は烏丸所長を取り返す。そして伊坂は基地を爆破して姿を消すのだった…。
烏丸の口から語られる数々の真実。53体の種の祖による地球の支配権を賭けたバトルロイヤル。その参加者たちがアンデッドであるという事。そして広瀬の父広瀬義人によりアンデッドが解放された事。そして橘の恐怖心を取り除けばギャレンは復活できるという事。目処の立たない橘は悲痛な声を上げ取り乱す…。
そして烏丸は人間の姿を持つ上級アンデッドの存在を示唆する。
…まさか始がアンデッドなのでは?疑問を抱いた剣崎はそれを確かめに始のもとへと向かう。
一方、始は爆弾からかろうじて栗原親子を救う事ができたが、事情を話そうとしない事を天音に責められる。自分の存在は二人を危機に晒す事になると感じた始は、ハカランダを去っていった。
対峙する剣崎と始。二人は変身し、ブレイドとカリスの激闘が再開された…。
橘は小夜子と共に買い物を楽しんでいた。臆病風に吹かれた自分はもう戦えない、と普通の生き方をしようとする。
そこにゼブラアンデッドが現れた。逃げようと橘に訴える小夜子を尻目に、橘は複雑な顔でゼブラアンデッドを見据えギャレンバックルを握り締めていた…。
ようやく物語のバックボーンが語られてきました。さて橘さん、プライドがもうボロボロです。皆の前で取り乱しています。 烏丸所長いわく「ライダーシステムに不備はない」との事ですが、不死身の怪物を相手に恐怖心を抱かない方が普通じゃないと思いますが…それだけで十分な欠陥の様な気がします。しかし橘さんがビビリでヘタレだからいけないというイメージを与えてしまいさらにヘタレキャラ化は進んでいく事に。
「君の身体がそうなったのは私の責任だ。だが私は謝らない。その恐怖心を克服して、必ず戦いに戻ってくれると信じているからだ」
…烏丸所長、格好いい事言いましたがうまい事ごまかしたという感じです。所長=謝らない人の図式が確立。
そういえばハカランダの爆弾事件で警察が事情聴取にきてましたが…遥香さんが始をかばって何も見なかったと言いましたが店のガラスは全部割れているしどう見ても何かあったとしか思えない事態…そんな一言で引き下がっていいのか警察。まあ後に情報統制が行われていたという事を考えれば…納得はいくのかなあ…。
そしてブレイドとカリスの戦闘。カリスとまともに戦えるようになったとは、剣崎も強くなったもんだ…。
「俺は今無性に戦いたい!!貴様のような奴を…この手でぶちのめしたい!!」
とのカリスです。本当は色々複雑な感情があるのでしょうが「お前のせいで天音ちゃんに嫌われちまったじゃねーか!」と剣崎に八つ当たりしている様に感じるのは気のせいでしょうか。
さて、あれだけやられてようやく自分の境遇が理解できたのかライダーから身を引こうと決め橘さんは小夜子さんとデートしてます。現実逃避にも見えますが…。そこに現れたゼブラアンデッド。まだライダーを捨てきれないでいる橘さんの気持ちがうかがえます。ほらだって証拠にギャレンバックル持ち歩いているし…。

第9話 戦う者の宿命
次回も見てくれないと、俺の体はボロボロだ!!
○登場アンデッド
    ノノノノ
从从( ゚∋゚)从从
ピーコックアンデッド(伊坂)                            
激闘を続けるブレイドとカリス。彼らの接戦はどんどん激化していった。その瞬間アンデッドの出現を知らせる広瀬からの電話が。人命を優先する剣崎はカリスに停戦を申し出る。その様子に落胆したのか、カリスはブレイドにカリスアローを見舞い去っていく…。
街中で暴れ回るゼブラアンデッドに、ついにギャレンは変身して戦いを挑む。しかしギャレンの体調はやはりボロボロで、まるでかなわなかった。駆けつけたブレイドに退却するゼブラアンデッド。
小夜子は橘がライダーであった事を知る。小夜子は苦しんでいるのならライダーを辞めて共に生きようと持ちかける。しかし橘は選んだ仕事を放棄するなんて無責任な事はできないと申し出を断る…。
虎太郎は剣崎の戦闘中の電話で始がアンデッドだという事を知る。その事を教えなかった剣崎に激怒する虎太郎。
一方で天音は始が姿を消した事にショックを受けていた。虎太郎は複雑な感情の板挟みに苦悩した。
スランプに苦しむ橘のもとに伊坂が現れる。伊坂は体の治療を持ちかけるが橘は拒否し戦いを挑む。
圧倒的な伊坂の実力の前に一方的に敗れる橘。薄れ行く意識の中で橘はこれが自分の最後の戦いになるかもしれないと悟る…。
「これでギャレンは変わる…」
伊坂は橘を妙な水槽に漬け不敵な笑いを浮かべた。
ラストで引いてまで復活を決意したのにあっけなく敗北するのがまるでダメというか橘さんらしいというか…。
そしてさらにダメなのが小夜子さんと言う理解者がありながらプライドの高さゆえか二人で穏やかに生きる道を選べない所とか…。これで完全に橘さんの復活の道は閉ざされたという感じです。そして伊坂がとどめを指しにきたよう。
そしてとうとうもずく風呂の中に漬けられます。橘迷走編から橘暴走編へと続く…。

第10話 操られた戦士
これが目印にならないカジュラ
○登場アンデッド
    ノノノノ
从从( ゚∋゚)从从
ピーコックアンデッド(伊坂)                            
伊坂に敗れた橘は気がつくと見知らぬ場所に倒れていた。途端にゼブラアンデッドが出現し、橘は変身して応戦する。今までが嘘の様に橘の動きは軽くなっており、敵の攻撃が容易に見切れる。ゼブラアンデッドには惜しくも逃げられてしまうが、橘は突然の自分の復活に驚き、喜びに震える。一方、遠くではそのギャレンの復活を観察し満足そうに笑う伊坂の姿があった。
橘の復活に剣崎は喜び共闘を申し出るが、橘は一人で戦うという事を主張するのだった…。
一方、始はストリートミュージシャン一之瀬仁と行動を共にするようになっていた。そして彼の口から、自分が天音の父の死に関与していた事が暗に語られるのだった。
再びゼブラアンデッドが出現、それを追う橘と剣崎。橘は単身戦う事を主張し、援護に入ろうとする剣崎を威嚇射撃する。ギャレンのファイアアッパーが炸裂し、ゼブラアンデッドは封印された。橘へと突然の復活を尋ねる剣崎。その途端、伊坂に捕まり妙な水槽に沈まれた自分の姿が橘の脳裏に蘇るのだった…。
白井牧場の剣崎の前に、突然伊坂が姿を現す。剣崎にも自分の仲間になる様に持ちかけるが、剣崎は拒否、ブレイドに変身して伊坂に戦いを挑む。伊坂はピーコックアンデッドへと姿を変え、ブレイドを圧倒する。その頃、小夜子と共に街を走る橘の頭へと伊坂の声が響く。
「貴様の体はもう、あの溶液がないと耐えられない体になっているはずだ。さあ来い。私の仕事を手伝うんだ…」
橘は、小夜子を置いて一人伊坂の元へと疾走するのだった。
突然の復活を遂げ、テンション急上昇な橘さん。しかし時々脳裏に伊坂の電波が。どう見ても伊坂に操られていますよ。
そして剣崎。橘さんが復活したので大喜びです。しかし「鬼に金棒」の言葉も思い出せなかったり、「アンデッド」と書かれた藁人形を竹刀で突く特訓と、訳の分からない珍行動を。今思うと、今まで怒鳴ってばかりいた剣崎は頼れる(本人にとっては)橘さんがいなくなってしまった事で荒れていたのであって、こちらの姿が本当の剣崎だったのかもしれません。だとするとすごいなつき様です。
それにもかかわらず、橘さんは「自分は一人で戦う」だの、剣崎が応援に駆けつけている事を聞いて「剣崎を止めさせろ」、「お前は手を出すな」の暴言の嵐。果てにはギャレンラウザーで威嚇射撃。
橘さん…。(;0w0)剣崎も報われませんね。(橘さんに対する愛情が)
そして剣崎どころか小夜子も放置。どこまで暴走するんだこの人は…。

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