吹上幼稚園はこんな幼稚園です
教育のねがいと特色
「みんな みんな ほとけの子」
吹上幼稚園では、すべての子どもが「かけがえのない尊い存在=ほとけの子」であるという仏教保育の理念に基づき、一人ひとりの存在を受けとめ、生命を尊び、思いやりの心を育むことを大切にしています。
子どもは本来、自ら学び、育とうとする力を持つ存在であり、私たちは「子どもが主役」の保育を通して、自らやってみようとする気持ち、感じたことを伝えたいという思い、友だちと関わって育つ力を大切にし、一人ひとりの主体性を尊重しています。
自然豊かな環境の中で豊かな体験を重ね、自分で考え、選び、挑戦する力や、自分らしく幸せに生きるための心を育んでいきます。これらの保育は「学校教育法」「子ども基本法」「認定こども園教育・保育要領」「保育所保育指針」などの法令に基づき、現代社会の子ども観・保育観に即して行っています。
教育目標
「やさしく いきいきと生きる子ども」
私たちは、すべての子どもが内側に「育ちゆく力」をもっていると信じています。 子ども一人ひとりの主体性を尊重しながら、以下のような子どもに育っていくことを目標としています。
①思いやりをもち、心も体も健康な子ども
- 他者の存在を受け入れ、自分の気持ちにも気づける、優しい心と健やかな体を育てます。
②自分を表現しながら相手を大切にできる子ども
- 子ども同士の関わりや遊びの中で、信頼関係を築き、互いを尊重する力を育みます。
③自ら考え、意欲的に行動できる子ども
- 「やってみたい!」という気持ちを大切にし、失敗も学びとして受けとめ、挑戦する心を育てます。
「こうしなさい」ではなく、「どうしたい?」を大切に。 自分の思いを言葉にしたり、友だちとすれ違いながらも解決しようとしたり… そんな経験こそが、これからの人生を生きる力になります。 子どもたち一人ひとりの「やってみたい」という気持ちを尊重しながら、遊びや生活の中で人と関わる力、自分を表現する力、感じる力、考える力をじっくりと育てていきます。 思いやりのあるやさしい心、仲間と支え合う力、そして自分で考えて動く力。 そのすべては、子どもたちが毎日のなかで「自分で選び、自分で感じ、自分で動いてみる」ことから生まれます。 私たちは、子どもたちの「今」を大切にしながら、その先の「未来につながる育ち」を、保護者の皆さまと一緒に支えていきたいと願っています。
どんな教育・保育を提供するのか
吹上幼稚園では、平成28年度より0~2歳児の保育施設を併設し、幼稚園型認定こども園として、 0歳から小学校入学前までの子どもたちの「発達の連続性」を大切にした教育・保育を行っています。
乳児期の子どもたちは、大人との信頼関係の中で安心して過ごすことが、心と体の健やかな土台を育む第一歩です。 抱っこされること、甘えること、泣くこと、笑うこと、すべてが大切な育ちのひとつ。
保育者との丁寧なかかわりの中で、自分を信じて周囲に心を開けるような関係づくりを大切にしています。 3歳以上の子どもたちは、興味や関心を起点に、「やってみたい!」という思いから日々の活動が始まります。
一人でじっくり遊ぶこと、友だちと関わってぶつかること、思いを言葉にすること。 遊びの中にこそ、主体的に生きる力が育まれていきます。 保育者は一人ひとりの姿に丁寧に寄り添いながら、子どもが自分らしくいられる「環境」と「まなざし」を整え、
その子らしい「今」を大切にしながら、未来につながる育ちを支えていきます。
特に力を入れていること
吹上幼稚園が大切にしている “育ちの3つの視点”
「やさしく いきいきと生きる子ども」という教育目標のもと、吹上幼稚園では、子ども一人ひとりの“今”の姿をていねいに受けとめながら、次の3つの視点を大切にして保育を進めています。
自分で感じ、自分で決める力(主体性・自己決定)
「どうしたい?」「どっちがいいと思う?」という問いかけの中で、自分の気持ちに気づき、自分で選ぶ力が育ちます。
今日は何をして遊ぼうかな、それにはどんな服を着ようかな。自分で着替えること、手を洗うこと、トイレに行くこと、片づけをすること…。
こうした日々の基本的な生活の中にも、「自分でやってみよう」と思う気持ちがあふれています。
大人にやらされるのではなく、自分で選び、自分のペースでやりとげる。そんな体験の積み重ねが、「自分にもできた!」という自信になり、
子どもたちは少しずつ「自分の人生の舵をとる力」を身につけていきます。
私たちは、子どもたちの小さな選択や挑戦を丁寧に受けとめ、「自分で決めていいんだ」と感じられる関わりを大切にしています。
人とつながり、気持ちを伝え合う力(関係性・ことば・社会性)
うまく伝わらない時もあるけれど、「どう思った?」「こう言えば伝わるかな?」と考え、相手と向き合おうとする経験が、関係をつくる土台になります。
絵本やことば遊びを通して、ことばに親しみながら、自分の気持ちを表現したり、友だちの思いに耳を傾けたりする力を育てます。
心も体も、めいっぱい動かす力(挑戦・レジリエンス・身体性)
転んだり、うまくいかなかったりしながらも、「もう一回やってみよう」と立ち上がる。そんな姿に、強くしなやかな心が育ちます。 吹上幼稚園では、戸外遊びや自由な運動の中で、思いっきり体を動かすことを大切にしています。体を動かすことは、心を整える力にもつながっています。
子どもたちは、毎日のなかで何気ないことに夢中になったり、失敗から学んだり、友だちと支え合ったりしています。 私たちはその「今、この瞬間」を大切にしながら、子どもたちが自分らしく育っていけるよう、環境を整え、寄り添い、見守り続けています。
子どもの「やってみたい」から始まる、豊かな学び
子どもたち一人ひとりの「やってみたい!」という気持ちを出発点に、遊びや生活の中でさまざまな経験が広がっていきます。 毎日の遊びの中で、子どもたちは、友だちと協力したり、思いがすれ違ったり、工夫してうまくいったり…そんな試行錯誤の中で、心と体がたくましく育っていきます。 保育者は、子どもの姿に寄り添いながら、環境やきっかけを丁寧に用意し、ときには新しい世界と出会えるような導きも行っています。 自然との関わり、物語の世界、ことばやリズム、数や形、運動や表現…。 学びは“おしえる”のではなく、“あそび”の中にこそあると考えています。
主な年間行事

4月 | 入園式 |
5月 | 子どもの日の会、花まつり |
6月 | 健康診断、保育参観 |
7月 | たなばたの会、消防訓練、水遊び、個人面談 |
10月 | 運動会 |
11月 | 園外保育 |
12月 | 生活発表会、防災訓練、じょうどう会の会 |
1月 | 個人面談 |
2月 | 節分の会、ねはん会の会、交通安全教室 |
3月 | ひなまつりの会、お別れ会、卒園式 |
※ 誕生会には、吹上幼稚園オリジナル「ののさまクッキー」と黄金の「合掌人形像」がもらえます。