カツラの階段をゆったりと上がった2階は、
1階とはまったく違ったイメージで作られています。




今では珍しい下地窓も
さりげなく溶け込んでいます。
小さな和室に使われた畳は昔ながらの本物です。

夫婦仲良く?
塗り上げた珪藻土の白壁と
スギ(天井)やヒノキ(床)やアカマツ(梁)の甘い香りとぬくもりの中で
気分爽快!


吹き抜け部分に伸びた
煙突はそれ自体も放熱し
2階はとても暖かです。
一生のうち自分の家を建てる機会というのは、ほとんどの人が1回か多くても数回でしかないと
思います。そんな時、理想の家を現実に自分の家として造るためにお施主さんと一緒にあれこれ
考えて設計図を作り、その家が図面通りに完成するまで監理していくのが私達の仕事です。
建築地の環境、季節ごとの陽の当たり方、風通しなど敷地条件を始め、その家族の一番生活し
易い間取りや動線、望んでいる意匠的なものや機能的なものを考慮して一枚一枚図面を書いて
いきます。図面の段階でキャッチボールをするように意見を出し合いよく考えて決めていきます。
そうすれば、こんなはずじゃなかった・・・なんていうこともありません。
また、一番の問題は予算内で家を完成させるということですね。だから、設計料も含めたものが
工事予算であると解釈するようにしています。住宅の設計を20年以上やっていれば、当初は当然
お施主さんがずっと年上だったことが多く、こちらのほうが教えられることも多々あり、与えられる
課題をこなしていくことで設計士として育ててもらったように思われます。いつの間にか同年代の
お施主さんが増えていき、そのうち若い世代の方からの設計依頼をいただくようになりました。
ここ最近の工事予算は坪単価55万円から70万円ぐらいが多く(坪単価が高いぶんには何の問題
もありませんが、このところ5軒に4軒ほどがこの範囲になっています)今では室内の木部の塗装
や珪藻土の壁塗りなど自分達でやってしまい、その分で薪ストーブを入れたり、足りない予算を
補ったりすることが普通になって来ました。私達自身、『銀の森』を造るとき柱や床・建具・枠関係
の塗装(もちろん無害の自然塗料で)や珪藻土の左官工事など一生懸命頑張りました。そのとき
の悪戦苦闘した経験をもとに、お施主さんには道具や材料の調達から作業の指導まで協力させ
てもらっています。たとえ多少の難があってもアバタもエクボといった感じで、かえって味わい深い
仕上げになります。家族が一致団結協力して作業することで思い出作りにもなりますね。もちろん
専門の職人さんにおまかせすることだってOKです。
また、近頃では直営方式で家を建てたいという方もみえますが、工事費用を節約するという面
では、苦労した分の見返りも期待できるので相談に乗ることはできます。
どうもまとまりのない文章になってしまいましたが、私達の日頃行っている仕事を説明させて
いただきました。そんな訳で、設計して手造りの家を建てることはとても身近で特別なことでは
ないということ分かっていただけたでしょうか?


夜の写真を撮ってみました。
昔の民家にいるような、なかなか落ち着いた雰囲気が出ていませんか?
猫のアーニーは、この部屋で寝るのが大好きですが、とんでもないところで爪研ぎをするので
要注意です。