2003年OB・OG会

聖ing27(ヤックス少年団27周年OB・OG会in聖)の報告

パーやんへ1  KAMPI

パーやんより1

パーやん、骨のあるご意見ありがとう。文面から優しさが感じられました。
パーやんの理想とするOBOG会と今のOBOG会は違います。それに「キャンプ馬鹿」はやはり「聖馬鹿」です。
いや、パーやんのことは「キャンプ馬鹿」だと思うし、それをけなすつもりはありません。むしろ羨ましい。「今年だけでも4月から6回も笠森に行きました」十分キャンプ馬鹿だと思います。私も環境が許してもっと若ければそうしたいところです。
まず「環境」。OBOGは全国各地にいます。頻繁に聖や笠森を訪れることのできる場所に住んでいる者ばかりではありません。パーやんのお住まいはK県でしたね。それで「今年だけでも4月から6回も笠森」とは驚異です。でももっと遠かったら、もっともっと遠かったらどうでしょう。
それにパーやんが今どんな仕事に就いているかは存じませんが、例えば土日働かなければならない環境だったら、あるいは教員になったとしても、例えば私のように土日部活があったら(今は違いますが、去年まではそうでした。)どんなにキャンプ馬鹿でもキャンプには行けないでしょう。
だから少なくとも年に一度、聖でみんなで集まろう、無理して来よう。というのが聖のOBOG会です。
「学生とも遊びます。飲みにもいきます。ともに汗を流し語り合い、子ども達と触れ合うことが大好きです。」そうですね。私も若い頃はそうでした。さてそれをいくつの年になるまで続けますかね。ずっと出来ますか? 結婚しても、子供が出来ても。もしそうなってもそれをしていたら恐らく奥さんから痛い目に会うでしょう。(^_^;)
「何年か前にOB・OGによるゲーム講習会というものが開かれました。まさしく自分が求めるOB・OG会の精神はそれです。」
そうですね。ただあれはOBOG会の主催ではありませんでした。現役のリーダーに必要なものを見せるためにぼくさあがゲームの堪能な者数名に声をかけて実現した企画です。それを「悪い」と言っているのではありません。いいことですから。ただね、もしOBOG会としてそれを実施した場合、ではゲームの堪能でないOBOGはどうしたらいいんですか? 声がかからないわけでしょ? あの時は確か、87、88年代のOBが呼ばれたと思います。それ以前の代には声はかかっていないと思います。それこそ環境と年齢とゲームの技能という面をクリヤーしないと参加できない企画です。
現在のOBOG会はそうではないのです。現役生や子供達との交流はニの次で、OBOGなら誰もが参加資格があり、日程が合ってその気になれば誰もが来られる場なのです。そういうOBOG会に最優先で来るやつが「聖馬鹿」です。場所が聖だから「聖馬鹿」なのであり、場所が「笠森」に代われば「笠森馬鹿」になります。
私はね、個人的にはOBOGが頻繁にキャンプ場に出向くことに最近疑問を持っています。
なぜか。まず第一に、現役生が責任を自覚しなくなる。「OBの○○が来てくれる」という安心感は、逆を返せば「自分達で何とかしよう」という気持ちを失わさせているということではないか。(現役生に聞いたわけではありません。また、現役生に聞いたところで「うん」とは言わないでしょう。あくまで推測。)
第二に、OBOG側の自己満足ではないか。「自分が来たから現役生や子供達が喜んでくれた」と露骨に思っている人はいないでしょうが、心の隅には似たような思いがあるのでは? 「自分が行かなければ」「自分が何とかしてやらなければ」みたいな気持ち。
第三に、OBOGが現実逃避をしはしないか。卒業したらちゃんとした仕事に就いて、自分で給料とって自分で生きていくわけでしょ。ボランティアで好きなキャンプやるのはいいけれど、そっちが主になってしまってはいけないと思う。どうしてもやりたいなら「あしべ」や「たこはち」のようにそういう職業に就いたらいい。
「卒業して何年経っても集まる場があり集う仲間がいるって素敵なことだと思います。」
それが今のOBOG会であり、そのことに私は疑問を抱き始めたのです。
「でも、今キャンプを行っているリーダーには何も実りが無いのが現実では無いでしょうか?」
まったくその通りです。今の形のOBOG会は老人の井戸端会議のような存在です。
私はそれでいいと思っていたけれど、それは違うという意見が多ければ、今のような形は一度チャラにした方がいいでしょうね。そのために「幹事について」のページを作り、問題提起をしたのです。
「社会的にOB・OG会という組織があるとすれば、 それは現役生に指導を行ったり、カンパをして備品購入の手助けをしたりというのが一般的です。」
何をさして一般的というか私にはわかりませんが、そうかもしれないとは思います。ただ、ヤックス少年団OBOG会は一般的な組織ではありません。それは「ヤックス」という企業がそのバックについているからです。キャンプのトップが「現役生に指導を行う必要がある」と判断すれば、それに見合うOBOGを選定するのだし、OBOGが一企業に「カンパをして備品購入」するのもおかしな話じゃないですか?
「七夕のように1年に1度だけ聖で会おう」その思いは何の掛け値もない純粋なものです。悪く言えば、現役生も子どもも関係ない、自分達の楽しみだけです。そのためOBOG会の日程は、聖山荘が開いている時期で、一番子どもキャンプに支障をきたさない時期を選んで行われています。
そんな井戸端会議のようなOBOG会は不要だという人たちは多いかもしれません。「何か現役生の役に立つようなことをするのがOBOG会だ」という意見の人が多ければ、私は喜んでOBOG会の幹事をその人に譲ります。そしてその人が中心になって今後のOBOG会の方向性を作っていってくれればいいです。
ただお願いしたいことは、何かをするなら出来る限り全員に声をかけてほしい。それだけです。長くなりました。


パーやんより2