花粉症皮膚炎






 花粉症の季節には、くしゃみ、鼻水、鼻閉、目のかゆみなどの症状が起きますが、目の周辺、顔、首筋、手首などもかゆくなります。ひどいときは、体中がかゆいと感じることもあります。
また、ひっきりなしに鼻をかむため、鼻の下の皮膚が荒れてくることもあります。


原因

  目の周り、顔など露出の多い場所や、アクセサリーや時計などで皮膚がこすれる場所に花粉が付着し、かゆみを誘発すると言われています。
特に目の周り、鼻の下は、かゆくてついこすったり、涙目・鼻水のためティッシュで拭いたりしますのでただれやすくなります。花粉はスギに限らず、シラカバ、ブタクサなどでも起こります。かゆみが悪化すると蕁麻疹のように全身がかゆくなったり、赤くはれることもあります。もともとアトピー性皮膚炎がある方は悪化しやすい傾向にあります。


日常生活の注意

 外出時は、メガネ、マスク、スカーフなどで肌を覆う。

 肌に直接触れるもの(下着、洋服、シーツ、タオルなど)は、洗濯の時外に干さない。

 家から帰ったら手、顔を洗う。優しく洗ってください。

 鼻をかむとき、目を拭くときは優しく触れましょう。

 乾燥肌はかゆみが強くなります。保湿しましょう。

 

  

治療

飲み薬は 抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤を飲みます。このお薬は種類が多いので、症状の強さ、体質に合わせて選択します。
つけ薬は 保湿剤やステロイドの入った軟膏を塗ります。炎症がひどい時は抗生剤入の軟膏を塗ることもあります。