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  iOptron AZマウントpro 用ブラケット            ¥95,000





  写真は(株)ジズコ様ホームページより

写真をクリックすると、ジズコのAZマウントpro 紹介
ページに飛びます。
AZマウントpro
iOptron 社のこの経緯台、とにかく便利です。
日本ではジズコが販売しています。
何が便利かというと・・・

 1.自動導入自動ガイド
GPS内蔵なので初期設定不要。電源を入れるだけで自動で動いて、簡単にライメントできます。
その後はハンドコントローラーで目的の天体を指定するか、パソコン+ステラナビゲーター、iPad+Sky Safariで自動導入できます。本体付属の水準器で正確に水平を出しておけば、かなりの高精度で導入できます。

 2.動作音が静か

 3.バッテリー内蔵
本体内にバッテリーがあり、フルチャージしておけば一晩以上持ちます。モーターで動く機材なのに、電源ケーブルが要らないというのは画期的です。逆にACアダプターのケーブルを挿しておくと、ケーブルがピラーに巻き付きます。

 4.シンプルな形で小さい
赤道儀よりも持ち運びに便利。

 5.精度が高い
経緯台でありながら、直焦点体写真撮影ができます。天体の位置にもよりますが、f=500mm程度で30秒露出までのノータッチガイドが可能です。複数枚撮影して、回転補正して加算合成すれば(ステライメージでできます)、赤道儀で撮影したものと同等になります。

 6.Wi-Fi内蔵
このようなメリットがありますが、欠点もあります。
この形式の経緯台は、水平回転軸に対して片側だけに荷重をかけます。そのため、水平回転軸が微妙に傾きます。そうすると自動導入精度が落ちます。反対側にバランスウエイトが付けられますが、完全ではありません。



 AZマウントpro 用ブラケット
この形式の経緯台のアンバランスを解消して完全バランスで使えるようにするのが、このブラケットです。
ブラケットというのは、写真のAZマウントpro の外側にある縦長の四角い枠の部分です。これを付けると、完全バランスで作動するため、搭載重量が上がり、自動導入・ガイド精度が高まります。
ブラケット自体の重さは、バランスウエイトなしの状態で、4.6kg です。

短時間露光で連続撮影するなら、500mm程度の直焦点撮影ができる精度があります。経緯台でのノータッチガイド撮影は、新しい撮影スタイルを切り開きます。

アームの長さは、バランスウエイトシャフト中心位置から下に約62cmです。三脚では下端が当たります。ピラー脚か三脚+長めのハーフピラーが必須です。

このブラケットは当初、「組み立てキット」という形で販売する予定でしたが、ほぼ完成形でお送りしても、たいした違いではないことがわかりました。
若干の組み立て作業をするだけで使える状態でお送りします。

* AZマウントpro本体は、別途、 iOptron 製品取扱店でご購入ください。
  写真のピラー脚は、弊社製ポータブルピラー(85cm)です。
  別途、ご購入ください。

経緯台ガイド撮影 作例
APMーLZOS 130F6 鏡筒に 0.75x レデューサーを付けたf=585mm直焦点で撮影
QBPフィルターを付けて、光害のある自宅で撮影したものです。

バラ星雲
2018/12/11 2:17~2:36
QBPフィルター
SONY α7s改(クリアフィルター) ISO25600 15秒 x 27枚
ステライメージ8で画像処理
横方向のみトリミング
使用例
鏡筒を1本搭載する場合は、13cm屈折鏡筒までは問題なく使えます。10cm屈折までなら、2本並べて搭載できます。
この例では、手前側 は10cm太陽望遠鏡、奥側に 10cm屈折+ハーシェルプリズム。Hαと可視光のツイン太陽望遠鏡セットです。
なお、このブラケットとは関係ありませんが、鏡筒を2本並べた場合、2本がピッタリ同じ方向を向くことはありません。片方の鏡筒に向きを微調整する仕組みが必要です。
ブラケットのアーム部分が、AZマウントproの上下回転軸から下に約60cm伸びています。三脚を使用すると、アームの下端がぶつかるので、ピラー脚、または三脚+長めのハーフピラーが必須となります。

写真のピラーは、このブラケットと同時に販売開始した弊社の「ポータブルピラー(85cm)」です。


図面
iOptron AZマウントpro 、ブラケット、ポータブルピラーを組み合わせた図面です。


アリガタ等を取り付けるベースプレートは、35mm間隔のM8ネジ穴が十字に3セットあって、中央に3/8インチまたはM10ねじを付ける穴もあります。
オプションでこれ以外の穴を空けることも可能です。
鏡筒を1本、または、10cm以下の鏡筒なら2本並べて搭載できます。


ブラケットは、AZマウントpro のアリガタとバランスウエイトシャフトを使って取り付けます。





約1kgのステンレス製バランスウエイトが、片側2個、両側で4個まで取り付けられます。ウエイトは4個付属します。
TOA130クラスの鏡筒(約12kg)までバランスがとれます。

バランスウエイトは、レールに沿って上下に移動します。搭載する鏡筒によって、1個から4個まで、広範囲に対応可能です。

左の写真は、10cm屈折鏡筒と10cm太陽望遠鏡の2本を搭載したときのバランスウエイトの位置です。



お勧めしませんが、もっと重い鏡筒を搭載する場合は、オプションで
片側3個までバランスウエイトを付けられます。
追加バランスウエイト  1個につき +5000円

左の写真のように、2個を一番下まで下げて、1個を上下してバランスをあわせます。