おおぐま座


今の時期は、北極星の上におおぐま座があります。熊が頭を下にしてひっくりかえっています。
おおぐま座の中に北斗七星があります。北斗七星は星座じゃなくておおぐま座の一部。熊の背中からしっぽです。


以前の放送でおおぐま座が出てきたことがありました。おおぐま座と隣にあるこぐま座には悲しいギリシャ神話があります。コズミックジャーニーの「こどもの星座」参照してください。


おおぐま座の見所というと、北斗七星のひしゃくの柄の先から2番目の星、ミザールとアルコルという肉眼二重星です。
肉眼二重星というのは、肉眼で見て、ちょっと見には1個の星に見えるけど、よく見ると2つに分かれて見える星。視力がよくないと2個に見えません。昔は兵士の視力検査の基準にもなった星です。これが2個に見えた人が兵士になれます。

今夜、2個に見えるかどうか確かめてみてください。


おおぐま座の中には、天体望遠鏡を使って見る定番の天体がいくつかあります。(小型の双眼鏡ではムリ)
  ・M81・M82        明るいふたつの比較的大きな銀河が並んでいる
  ・M97(ふくろう星雲)  フクロウの顔みたいな惑星状星雲
  ・M101          渦巻き銀河を真正面から見ている



 M81(上)
 M82(下)


 M97
 (ふくろう星雲)


 M101







戻 る