秋の星座



9月最後の日曜日になりました。いつの間にか9月も終わりですね。今年も残り3ヶ月ぐらい。10月になると、さすがに秋という感じになるのでしょうね。

   秋の星座も見頃になると思いますが、今週の星空はどうでしょう?

今週は明日が新月で、星空を見るのに最適です。

   今週、晴れれば、きれいな星空を見られそうですね。

晴れるのかどうかはよくわかりませんが、晴れたら夜空を見上げてみてください。

   先週、夏から秋に代わるこの時期の、星座の見所をお話いただきました。先週のお話に出てこなかった、秋の星座を教えていただけますか。

iPhoneアプリのiステラで、今夜22時の南の空を見てみましょう。

   9月25日、南の空ですね。夏の天の川が西に傾いています。そして南の空に、みずがめ座があります。

まず見てもらいたいのは、七夕の彦星、アルタイルがある、わし座の東側に、小さな星座が2つあります。まず、いるか座。同じくらいの明るさの星が集まっているので、簡単に見つかります。

   いるか座ですか・・・   ありました。 確かに小さな星座ですね。

イルカが水面から飛び跳ねている形です。

   iステラの画面でも、そんな形が想像できます。 その東側に、こうま座がありますね。

こちらも小さな星座ですが、いるか座と同じように、小さくまとまっているので、見つけやすい星座です。

   さらにその東側には、大きな星座のペガスス座があります。

ペガスス座のおなかに、2等星が4つ、四角形に並んでいます。秋の四辺形です。秋の空には「大三角」がありません。夏や冬のような、大三角をつくる1等星がないんです。でも、1等星が少ない秋の空で、2等星ですが秋の四辺形は、特に目立つ4つの星です。


9月25日 22:00 南の空


   ペガスス座の東には、アンドロメダ座とカシオペア座があります。

その2つも秋の代表的な星座で、東から北の空にあります。

   カシオペアがお母さんで、アンドロメダがその娘でしたよね。

あまり目立ちませんが、お父さんのケフェウス座も、カシオペアの左上にいます。

   お父さんは目立たないのですね。

カシオペア座のWは、2等星ですが、ケフェウスは3等星で構成されています。お父さんのケフェウスは、偉大な王様なんですけど、目立ちません。このあたりの詳しい話は、ななつがたけ北天文台のHP( こちら )でご覧ください。

   今週は、それ以外のトピックはありますか?

9月27日火曜日、木星が衝になります。

   木星が衝ですか。地球に一番近づいて、明るく大きく見える日ですね。

木星はうお座にあって、-2.9等、視直径は約50″です。木星は、天体望遠鏡で見る天体の中で、月の次に大きな天体です。木星には縞模様があって、周りに4つの明るい衛星が見えます。今日だけではなくて、これから3ヶ月ぐらい、見やすい位置に見えます。
天体望遠鏡を持っている方や、地域の天体観望会があったら、木星を見て来てください。
今週は、秋の星座と木星が見頃です。










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