秋の北の空



   今週はきれいな星空が見られそうですか?

この時期は晴れることが多いですし、明日が新月です。今週は月に邪魔されずに、きれいな星空を見られます。
下の図は、今夜の21時、北の空です。21時頃、秋の星座が一番見やすい所にあります。

11月12日 21時の北の空


   北極星があって、その上に、ケフェウス座、カシオペア座、ペルセウス座などがあります。

そのあたりが、北の空に見える秋の代表的な星座です。

   秋の星座には、複数の星座に関わる物語があるのでしたよね。

先ほどの3つの星座と、アンドロメダ座、ペガスス座、くじら座と、合計6つの星座が出てくるギリシャ神話があります。

   ギリシャ神話というと、1つの星座に1つの物語というのが普通だと思いますが、秋は、1つの神話に6つの星座がで   てくるのですね。

そういうのがあるのは、秋の星座だけです。

   ケフェウスが王様で、カシオペアがお妃ですね。

その一人娘がアンドロメダで、古代エチオピア王家の物語です。古代エチオピアというのは、現在のアフリカ大陸をさしています。

   毎年秋には、ケフェウス王家の物語の話が出てきますね。

ギリシャ神話の中ではこれが一番、ストーリーとして面白いので、皆さんにお話ししています。

   そのお話は、ななつがたけ北天文台のHPにあるのでしたよね。

「ななつがたけ北天文台」HPの「ベリークラシック・コズミックジャーニー」をクリックして、今日の話のページを見れば分かるようにしておきます。コズミックジャーニーのfacebookにも、リンクを入れておきます。

   神話の中味は、そちらからご覧ください。    cc9.ne.jp/~lynx/cosmic/161016.html
   秋の空にも天の川が見えますよね。

西の空からカシオペア座を通って、東の空まで、アーチ型の天の川があります。はくちょう座からカシオペア座あたりまでの天の川は、比較的明るいので、日光や那須の山に行けば見られます。

   山奥で、街の光がないところに行かないと見えないですね。

夏の天の川より暗いので、より暗い所に行かないと見られません。はくちょう座からカシオペア座あたりまでは、そのあたりで何とか見えますが、ぎょしゃ座より南は、最高に暗い所に行かないと見えません。

   ペルセウス座よりも東の天の川は、ほとんど見えないのですね。

ななつがたけ北天文台がある、福島県の南会津で、快晴になったときには見えます。

   奈良部さんは見たことがあるのですね。

もちろん、何度もあります。でもそれが見られるのは、10月から12月の初めまでの期間だけです。12月後半になると、南会津は、毎日雪雲に覆われて、晴れません。

   栃木県から気軽に行けるところで、ペルセウス座よりも東の天の川を見られるのは、今週だけかもしれませんね。

月のない夜にしか見られませんから、今週が最後かもしれません。

   今週は秋の星座が見頃です。星座アプリの入ったスマホを片手に、夜空を見てみてください。











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