秋の星座




10月も最後の週になりましたが、まだ秋らしいとは言えない気温です。。
でも、秋の星座は一番見やすい位置に来ました。そして今週は月が小さい週で、星空を見るのに最適です。

   秋の星座というと、古代エチオピア王国の物語に出てくる星座が見えますね。

秋には毎年のようにその話ししているので、覚えていただけましたね。

   古代エチオピアというのは、現在のエチオピアではなくて、アフリカ大陸全般を指すのでしたね。

ですから、ヨーロッパから見た、アフリカのどこかの国の物語です。架空の話ですけど、日本書紀に書かれている古事のようなものなのだと思います。

   では、そのお話の内容と、登場する星座を教えていただけますか。

まず、iPhoneアプリのiステラで今夜22時の星空を見てみましょう。iステラの表示形式を星座早見盤のようにしてみてください。

   画面が星座早見盤になりました。秋の星座が全部見えています。

天頂より北に、ケフェウス座とカシオペア座があります。

   ありました。カシオペア座は有名ですけど、そのとなりにケフェウス座があります。

古代エチオピアの王様がケフェウスで、お妃がカシオペアです。そして、その一人娘がアンドロメダです。

   アンドロメダ座は、カシオペア座のとなりにあります。

アンドロメダはカシオペア自慢の娘でした。カシオペアは、あるとき、こんなことを言ってしまいました。
「アンドロメダの美しさには、ネレイドたちも足元にも及ばない。」・・・と。ネレイドというのは、海の神ポセイドンに仕える妖精で、ポセイドンの孫娘にあたります。この妖精たちも美貌自慢でした。

   ポセイドンは、人間のぶんざいで神様の孫たちより、自分の娘の方が美しいとは、けしからんと怒ってしまったのですね。

ポセイドンは、エチオピアに災いをもたらしました。化けくじらをエチオピア沿岸に差し向けて、何度も津波を起こしました。

   エチオピアは大災害ですね。

それを鎮めるには、アンドロメダを生け贄に差し出さなくてはいけないことになりました。

   ケフェウス王の一人娘を生け贄に出すというのは、大変なことですね。

でも国のためにケフェウス王は、アンドロメダを生け贄に差し出しました。そこに、翼のある馬、ペガサスに乗った勇者、ペルセウスが現れました。
これ以降の古代エチオピア王国の物語の詳しい内容は、ななつがたけ北天文台のホームページをご覧ください。

   http://www.cc9.ne.jp/~lynx/cosmic/161016.html


秋の星座 (上が北、下が南)


   このお話にでてくる星座は、ケフェウス座、カシオペア座、アンドロメダ座、くじら座、ペガスス座、ペルセウス座、・・・これら6つですね。

普通はひとつの星座にひとつの神話があるのですが、秋の星座は、ひとつの神話に6つの星座がでてきます。

   そういうのは、秋の星座だけですね。

はい、秋だけです。iPhone画面を見ると、北の空にケフェウス座、カシオペア座、ペルセウス座があって、天頂付近にアンドロメダ座とペガスス座があります。そして南の空にくじら座があります。

   秋の夜空の大部分は、古代エチオピア王国の物語に出てくる星座で埋め尽くされていますね。

みなさんも、iPhoneアプリのiステラを片手に、秋の星座を探してみてください。










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