ファイナル ファンタジー ノベルコレクション

短編集 VOL.U


その2
いじめられっ子 スコール



今日も スコール君は サイファー君に ど突かれました。

二人とも リノアちゃんが好きなので ライバル同士なのです。

サイファー君は スコール君より 一つ年上なので ケンカは強いです。

ケンカの弱いスコール君の得意技は、リノアちゃんの声マネだけでした。

そんなスコール君のリベンジは、決まって真夜中に行われます。

今夜も サイファー君が(すやすや)と 隣のベッドで寝ています。

スコール君は (そ〜〜っと)サイファー君に近づいて 耳元でささやき

ました。リノアちゃんの声で、

「ごめんね、サイファー、私、スコールのことが好きなの。」

「う〜〜ん、、どうしてだよ〜、リノア〜〜、、、」

悪夢にうなされるサイファーを確認すると、「ざま〜みろ!サイファーめ!」

にたにた笑って ベッドに潜り込むスコール君でした。

翌朝。

「お前なんか、きらいだよ〜〜だ!」

サイファーにど突かれるスコール、悪夢にうなされるサイファー。

毎日 毎日、二人のリべンジマッチはつづくのでした。

―Fin―


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