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『みんなのいえ』を観てきた

2001.6.24

 三谷幸喜監督作品『みんなのいえ』を観てきた。映画館で映画を観たのは昨年12月(中江裕司監督作品『ナビィの恋』)以来である。金曜日に観に行ったのだが、女性客でいっぱいである。すごい人気だと思ったら、毎週金曜日は女性ファン感謝デーとかで、女性は1000円なのだった。

 

 テレビCMやらで御存知の方も多いだろうが、土地を買って家を新築することにした夫婦(田中直樹・八木亜希子)の物語。デザインを新進気鋭のデザイナー(唐沢寿明)に任せたり、妻の父親(田中邦衛)が昔気質かたぎの大工であったり、夫の母親(野際陽子)が風水に凝っていたりすることで起こる悲喜交々の数々をコメディタッチで描いた作品。

 爆笑の渦とはいかなかったが、ほのぼのタッチの佳作。以前は少しも思わなかったが、八木亜希子さんて素敵だな。演技を手放しで賞めることはできないが、綺麗に歳を取っているようだ。夫で施主のココリコ田中も似たようなもの。二人とも頑張ってはいるけれどもね。昔気質の大工・長一郎を田中邦衛が熱演(それにしても偽田中邦衛=小堺一機って似てるよね)。

 一番「おお!」と思ったのは長一郎の昔の仕事仲間たちだ。八名信夫・江幡高志・榎木兵衛といった個性派俳優が勢揃いしている。

 明石家さんま・真田広之・香取慎吾などがチョイ役で出演しているので探してみてはどうでしょう。

『みんなのいえ』公式サイト