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二木さん、野村さん、それはどうかな…

2001.6.23

 杉並の幼稚園であった刃傷沙汰は狂言だったそうだ。

 

 事件(?)の二日後の21日木曜日、TBSラジオ『アクセス』の御意見番二木啓孝ふたつき ひろたか氏(『日刊ゲンダイ』ニュース編集部部長)がこんな発言をした。

この犯人はだいたい割り出せているんですよ。近所では有名で、いつもブツブツ何か呟いていて、行く手をさえぎられるとキレて杖を振り回したりするらしいんです。

 自作自演した幼稚園教諭(23)が語った犯人像(身長150cmくらい、年齢は50歳くらいで白髪交じり、臙脂色のワンピースを着て杖をついていた)に該当する女性が近所に実在するらしい。

 もちろん幼稚園教諭が悪いのだが、この女性に降りかかったであろう嫌疑を思うとゾッとする。慎重に捜査して事実を明らかにした警察をいちおう評価したい。

 

 いっぽう先週12日、TBSラジオ『荒川強啓デイキャッチ』に出演した野村沙知代さんは、大阪・池田小での事件に関連してこんな発言をした。

学校に鍵を掛けるよりも、子どもたちのケアをするよりも大切なことがある。それはあんなことする人を保護することだ。

 ある人物が「あんなことをする人」だということを、誰がいつどういう基準で判断するのか、また、「保護」とは具体的に何なのか不明だが、確かにこう言っていた。

 

 この二人の発言の先にあるものを想像すると非常に怖い。二木さんの発言は勇み足だとしても、野村さんの発言には絶対に賛同できない。親兄弟親戚一同が賛成に廻っても僕は反対しようと思った(かなり大袈裟な話だけれどね)。

 

※2日続けて時事ネタになってしまいました。明日は少しやわらかい話題にするつもり。