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走る純文学

2001.8.14

 世界陸上@エドモントン最終日は女子マラソンがあり、日本時間12日22時から生中継があった(スタートは同23時)。古舘伊知郎の実況、小出義雄・増田明美のダブル解説だったが、25.3%という高視聴率をたたき出した。これはちょっと凄い。『ちゅらさん』または『渡る世間は鬼ばかり』並みの視聴率である。

 僕は残念ながらほんのところどころしか見なかったのだが、いやぁ古舘さんの意味のない饒舌さというのは相変わらず凄い。銀メダルを獲った土佐礼子さんを“走る純文学”だって。なんのことかと思ったら、松山出身→坊っちゃん→夏目漱石→純文学なのだ。よーく考えてみると全っ然っ関係がない^_^;。そもそも夏目漱石=純文学というのも疑問符ではある。

 そうは言っても、スポーツ実況の“型”を作り上げ、“流れ”を変えた古舘氏の功績もまた認めたい。だって、往年の『ワールドプロレスリング』やF1中継なんか熱中したもん。