2001.11.7
アメリカがアフガニスタンへの攻撃を始めて1ヵ月なのだそうだ。NHK総合『ニュース10』を久しぶりに見たがちょっと凄かったですぜ、旦那。
55分の放送時間のうち37分までアフガニスタン情勢。時間も凄いが内容も凄い。ブッシュ大統領・ラムズフェルド国防長官・マイヤーズ統合参謀本部議長・アーミテージ国務副長官・ウォルフォウィッツ国防副長官・スタッフルビーム作戦副部長など、アメリカ首脳の記者会見または演説が放送された。アメリカ以外ではムシャラフ・パキスタン大統領とブレア英首相が放送されたが、攻撃されている側の話はこれっぱかりも放送されなかった。（素材がないわけではなくて、タリバンが誤爆現場だとして案内した現場の映像は（日本では）共同通信社が配信しているはず。）
穏健派といわれるパウエル国務長官が出なかったのは故意か偶然か判らないが、とにもかくにもアメリカの報道機関も真っ青の「アメリカ国営放送」のようだった。
ちなみに6日に『ニュース10』で放送されたアフガニスタン情勢以外のニュースはといえば、「ASEAN総理会見」「大和都市管財詐欺事件」「ヒトクローンに関する指針」「サッカー日本vsイタリア直前情報」「山田久志中日新監督インタビュー」だけ。
NHK総合『ニュース10』を見る限り、「田中外相の国連総会G8出席問題」も「大阪ミナミの強盗殺人事件容疑者逮捕」も「サッカーJ2の昇格争い」も「マスターズリーグ」も「野球ワールドカップ開幕」も「外務省ハイヤー代水増し請求裁判開始」も「ペンタゴンに炭疽菌」もなかった。