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カテナチオをピッキング

2001.11.8

 変なタイトルを付けてしまったが、カテナチオ(catenaccio)というのはイタリア語で「かんぬき」とか「南京錠なんきんじょう」のことで、点を取られない――FIFAワールドカップ™ヨーロッパ予選8試合で3失点の――サッカーイタリア代表チーム(の守備)を表した言葉だ。

 11月7日に埼玉スタジアムで行われた日本代表×イタリア代表の親善試合は1-1の引き分けだった。GK川口能活や楢崎正剛をケガで欠き、中田英寿を先発から外しても先制して引き分けたのだから、選手層が厚くなったと言っていいだろう。

イタリア代表が疲れていたことは否めない。トッティなどは2時間くらいしか眠れなかったということも聞いている。滞在45時間弱。あんまり関係ないけど、チームドクターからは“スシ禁止令”が出て、同行したシェフがパスタを作ったとか。

 実は僕はラジオで聞いていた。実況煙山光紀けむやま みつのりアナ・解説長谷川健太さん・ゲストに小池栄子さんと石田純一さんを迎えたニッポン放送だ。サッカーのラジオ中継というのを初めて聞いたのだが、さっぱり状況が掴めない。誰がボールを保持しているのかさえ言ってくれないし、長谷川健太さんの「イタリアのコーナーキックですね」を後追いして実況したり、前半17分、高原がガットゥーゾに蹴りを入れられた^_^;プレーでは、「健太さん、どんなプレーだったんですか?」と訊く始末。どうやらイタリア選手の個体識別ができていないようで、資料を見るのに忙しかったみたいだ。ラジオでサッカー中継は無理なのか?

 テレビ朝日の中継を録画してあとから見てみたのだが、「もうちょっと右(または左)を写してくれよ」というシーンが何回かあった。例えば、競った末にゴールラインを割ったときは――コーナーキックかゴールキックか知りたいから――コーナーにいる線審を見たいのだが、あと少しのところで写らない。なんでだろうと思ったら、BSデジタルのBS朝日と同時中継だった。つまり、カメラマンが見ている横長のモニターには線審が写っているのだ。うーん。痛し痒し。
ついでに言うと、ナレーションでは「ジャポネ イタァリア」とイタリア語で言っていたが、字幕は“yellow card”などと英語表記。どうしてそんなに英語が好きなのか良く分らないなぁ。

 さらにCMの話。マスターカードのCMをまたやってました。それについてはこちらを見ていただくとして、今回気になったのはFIFA2002というゲームのCM。コントローラを操作する指の練習をする設定なのだが、交通量調査のバイト中にカウンターを勝手にポチポチ押してしまうのはマズかろうと思ったまる三でした。

【2002年6月6日追記】
その後のウクライナ戦ポーランド戦コスタリカ戦ホンジュラス戦についても書きました。