←前回 次回→ ?今月の目次 ジャンル別一覧  ご意見ご感想はこちらから

「銃使用条件を明確化」

2001.11.10

最初にお断りしておくけれども、警察官の銃使用制限基準の見直しについては基本的に賛成だ。僕は犯罪を犯すつもりはないから――銃が僕に向けられる可能性はないからというトボケた理由ではある。万が一職務質問されるような場面に遭遇したら、急激な動作はなるべく取らず、手を内ポケットなどに入れず、相手に見えるようにしておこう思う。

 タイトルは、銃使用制限見直しを報じるときのNHK総合のニュース(夜9時)における字幕だ(ラジオでも“明確化”という言葉を使っていた)。僕は“明確化”ではなくて“緩和”だと思うのだけれど……どうだろう。従来から(1)警棒で対応(2)発砲を警告(3)威嚇射撃(4)発砲――という手順が決まっていたのだから、いまさら“明確化”はおかしいんじゃないかな。

 具体例を想定してハッキリと決めるのだから“明確化”だと言われても、「刃物を持った人物に対しては拳銃を抜いてよい」などいうのだから、見直しの内容を正確に表現する言葉は“明確化”ではなくて“緩和”だと思う。

 まぁ考え出すと止まらなくなってしまって、「NHKの記者と警察は仲がよいのかなぁ」なんてことまで考えてしまったのでした。