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江戸川乱歩の草稿発見

2001.11.21

※「活字」に分類しましたが、書評じゃありませんm(__)m。

 江戸川乱歩のデビュー作『二銭銅貨』の草稿原稿が見つかったそうだ。署名欄には「江戸川藍峯」と書いてあったそうで、NHK総合のニュースでは「色の“アイ”に山冠の“ミネ”で“ランポ”と読ませるものでした」と紹介したが、これ、“ランポウ”と読ませたかったんじゃないかな。江戸川乱歩というペンネームは、アメリカの小説家エドガー=アラン=ポーにあやかったものであることは周知の事実。だから、最初は藍峯=ランポウにしたものの、「これじゃあんまりにもストレート過ぎるかなぁ」なんて思って乱歩=ランポにしたんだと愚考した次第。

エドガー=アラン=ポーのトリビア:
Edger Allan Poe(1809〜1849)。幻想的・怪奇的な推理小説分野を開拓。「推理小説の父」と賞される。代表作『黒猫』『モルグ街の殺人事件』『早過ぎた埋葬』(いずれも4回ずつ映画化)など。

直木三十五のトリビア:
直木賞にその名を残す直木三十五。31歳でデビューしたときの彼のペンネームは直木三十一。その後、三十二・三十三(三十四を飛ばして)三十五と改名したそうだ。『日本読書株式会社』(本の雑誌社)で得たトリビアでした。