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ブッシュ大統領初来日記念

2002.2.20

ジョージ=W=ブッシュ大統領が慌しく来日して慌しく韓国に旅立った。18日の共同記者会見とか19日の国会演説ってちょっと気色悪くなかったですか? リップサービスいっぱいのエール交換が僕には気色悪かった。

 ショートトラック男子1000mでの、寺尾選手の失格取り消しを求める抗議は却下された。これはある程度予想できたのだが、改善策に関する発表がなかったのは残念。ビデオによる確認は導入してほしいなぁ。

話はシドニー五輪の柔道100キロ超級・篠原vs.ドイエ戦に飛ぶが、レスリングとの比較をすると面白い。
レスリングのレフェリーは左右の袖が赤と青に塗り分けられたシャツを着ている。ポイントを上げたほうの選手を左右の腕で表し、指の形で点数が分かる。リングサイドにいるもう1人の審判が疑問を感じた場合、ビデオで確認することになる。
いっぽう柔道では、必ず右腕を使うのでどちらのポイントなのかよく分からない。ビデオによる確認も用意されていない。シドニー後、なんか改善されましたっけ?

 フィギュアスケートのほうは採点方法を改善するらしい。上限(6点)を撤廃して加点法にするらしい。不正防止のため、14人の審判の中から無作為に7人を選ぶらしい。加点法については異論はないが、無作為抽出についてはずいぶん凝ったことを考えたものだ。ジャンプの飛型点のように上下1人ずつをカットすれば済むんじゃないかな。

 

 そういえば、先週に続いて『荒川強啓デイキャッチ』(TBSラジオ/月〜金15:30)では、「オリンピックから採点競技をやっぱりなくすべき」を問うていた。「採点から“主観”を排除すべき」というようなことを強啓氏が主張していたのだが、それはちょっと違う。主観が混ざることが問題ではないのだ。審判の主観が、観客の主観と同じならばまったく問題はないと思うんだけど。