2002.7.28
季節の風物詩といってもいろいろあるが、夏の風物詩のひとつじゃないかと僕が思っているのが、各出版社の文庫フェア。先日、本屋さんに行って3社の小冊子――『新潮文庫の100冊』『ナツイチ(集英社文庫)』『夏のリラックス(角川文庫)』――を入手してきた。
3社合わせて延べ304冊が選出されているのだが、3社ともに選ばれている作品がある。というわけでクイズです。
Q.2002年夏の文庫フェアで、新潮文庫・集英社文庫・角川文庫いずれにも選ばれている作品が2作品ある。著者と作品名をそれぞれ答えよ。
正解は矢印の先。
10↓
9↓
8↓
7↓
6↓
5↓
4↓
3↓
2↓
1↓
0↓
ファイナルアンサー^_^;?
10↓
9↓
8↓
7↓
6↓
5↓
4↓
3↓
2↓
1↓
0↓
もういいかな^_^;。
答えは、夏目漱石『こころ』と宮沢賢治『注文の多い料理店』。ちなみに、2社に選ばれているのが7作品あって――
著者 | 作品名 | 新潮文庫 | 集英社文庫 | 角川文庫 |
カフカ | 変身 | ○ | ○ | |
太宰治 | 人間失格 | ○ | ○ | |
夏目漱石 | 坊っちゃん | ○ | ○ | |
夏目漱石 | 吾輩は猫である | ○ | ○ | |
ヘルマン=ヘッセ | 車輪の下 | ○ | ○ | |
宮沢賢治 | 銀河鉄道の夜 | ○ | ○ | |
吉本ばなな | キッチン | ○ | ○ |
著作権が切れていない吉本ばななが2社に選ばれているのがオドロキ。
さらに作家ごとに集計してみると――例えば夏目漱石の『こころ』は3冊、『坊っちゃん』は2冊というふうに“延べ数”で数えてみたところ――延べ5冊以上選出された作家の一覧はこちら――
延べ冊数 | 作家名 | どんな本? |
9 | 江國香織 | 『神様のボート』『きらきらひかる』『すいかの匂い』『ホリー・ガーデン』【新】 『いくつもの週末』『なつのひかり』【集】 『泣かない子供』『落下する夕方』『冷静と情熱のあいだ』【角】 |
8 | 夏目漱石 | 『こころ』【新集角】 『坊っちゃん』『吾輩は猫である』【新角】 『三四郎』【新】 |
7 | 宮部みゆき | 『レベル7』『火車』『魔術はささやく』『龍は眠る』【新】 『R.P.G.』『地下街の雨』【集】 『今夜は眠れない』【角】 |
7 | 唯川恵 | 『「さよなら」が知ってるたくさんのこと』『あなたが欲しい』『恋人たちの誤算』『愛しても届かない』【新】 『イブの憂鬱』『孤独で優しい夜』『めまい』【集】 |
5 | 銀色夏生 | 『ひょうたんから空』『ミタカくんと私』【新】 『島、登場』『そしてまた 波音』『つれづれノート』【角】 |
5 | さくらももこ | 『そういうふうにできている』『憧れのまほうつかい』【新】 『さるのこしかけ』『ももこのいきもの図鑑』『もものかんづめ』【集】 |
5 | 辻仁成 | 『そこに君がいた』『そこに僕はいた』『海峡の光』【新】 『ピアニシモ』『ワイルドフラワー』【集】 |
5 | 宮沢賢治 | 『注文の多い料理店』【新集角】 『銀河鉄道の夜』【新角】 |
5 | 村上由佳 | 『彼女の朝』『キスまでの距離』『翼』『天使の卵』『僕らの夏』【集】 |
5 | 山本文緒 | 『あなたには帰る家がある』『シュガーレス・ラブ』【集】 『紙婚式』『パイナップルの彼方』『ブルーもしくはブルー』【角】 |
5 | 吉本ばなな | 『キッチン』【新角】 『とかげ』【新】 『哀しい予感』『白河夜船』【角】 |
ノーコメント^_^;。