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『バッファロー'66』を観た

2002.10.17

 BS-i(TBS系のBSデジタル放送局)で15日20時から放送されたヴィンセント=ギャロ監督作品『バッファロー'66』を観た(録画して24時頃から見始めたので、昨日はお休みしてしまいました)。

10月3日(木)25:55からもテレビ東京で放送されたのだが、気づいたときには半分以上終わっていて残念な思いをした。ちなみにこの夜は、火曜深夜から木曜深夜に引っ越した『探偵ナイトスクープ』も気づかず、見逃してしまった。

 閑話休題。

 脚本も音楽も主演もしているヴィンセント=ギャロにやられた。

 全体的なストーリーとしては、どんでん返しがあるわけでもないのでびっくりしたわけではないが、台詞がいい。理想形に関して思い込みを持っており自己中心的で観念的な主人公ビリー=ブラウン(ヴィンセント=ギャロ)が見事に描かれている(もちろん演技も加味されてのことだけれども)。
思い出話の数々はワイプアウトしてくる映像手法が採られているのだが、これがまたラストで有効に使われる。感心しちゃったよ。

 全国ロードショーではなかったはずなので知らなかった人も多いでしょうけど、お薦め度★★★★★。ビデオになっているはずなので見てみてはいかがでしょう。