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覆面はイカン

2003.6.19

茨城県議会で「議員は覆面をしちゃイカン」という規則が成立しそうなのだそうだ。ベレー帽やジーンズが許されなかったことがある国だから、遅かれ早かれこういう動きが出てくるだろうとは思っていた。

 長髪はイカン、茶髪はイカン、服装が乱れている、自己主張が強い……などなど、普通の人(というか多数派)と違う格好や態度をとると、この国では叩かれる(その場合、自己主張は“言い訳”と呼ばれる)。“出る杭は打たれる”社会というやつで、“異形の者を排除する”ってことになりかねない。

 髪型とか服装をなんていう、後天的な(直そうと思えば直せる)部分ならまだしも、先天的なもの(単刀直入に言えば身体的な障害)まで排除するようになったらコワイよねぇ。

覆面がいけない理由として唯一納得できたのが「覆面をはずしたら(サスケ)議員かどうか判らなくなる」というもの(伊集院光さんだったか清水圭さんが言っていた)。確かに。ちなみに茨城県議会議院運営委員会が挙げた理由は「覆面議員を許したら子どもたちが真似をする」だった。わらってしまいました。それは学校の先生が心配することであって、議員センセイの管轄外であるような気がする。でも、慶事はもちろん弔事でも覆面姿で現れるサスケ議員には当てはまらないのかも^_^;。

人相が変わるのがイカンのなら、ヅラも禁止したら^_^;。