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手放しで喜んではいけない、のかな

2003.8.22

 サッカー日本代表がナイジェリア代表に3-0で勝利しました。

 高原が2点も決めるわ、遠藤が抜群の動きを見せるわ(「遠藤以上の動きを示さないと小野のレギュラーはない」ジーコ談)、確かにナイジェリアのメンバーはベストではなかったかもしれないけれど、いろいろな攻撃パターンが見れて楽しい試合でした。

日本代表は、小学生から中学生になったのかもしれない。

 どういうことかと言うと、トルシエ先生が定めた“3フラット”という厳しい規則に縛られ、言われたとおりに戦っていただけの日本代表が、ジーコ先生のもとで自由に、自分たちで考えながらプレーすることを求められるようになったのかもしれない。これまで勝てなかった(見ていて楽しい試合ができなかった)のは、選手たちが過渡期だったからじゃないのかな。

 トルシエ先生が教える小学生だったら上限がある――あっと驚くようなプレーは現れない――ような気がするが、ジーコ先生が面倒を見る中学生なら――さらにそこには中田英寿や中村俊輔や小野伸二や高原直泰や稲本潤一がいるわけで――楽しみで楽しみで仕方がないまる三であった。