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がんばれ、阪神園芸

2003.8.23

 第85回全国高等学校野球選手権記念大会第13日(21日)準々決勝第3試合 桐生第一×岩国は雨(および降雨後のグランド整備)のため約1時間20分中断された。8回表が始まるところで雨脚が強くなり、審判の判断で中断された。たまたままる三は中継を見ていたのだけれど、大粒の豪雨のため画面でもハッキリ見え、雨粒を合成しているんじゃないかと思えるような^_^;映像だった。
さてこのとき、グラウンド整備を担当する阪神園芸のみなさんが登場し、マウンドとホームベース付近にシートをかぶせた。20分か30分で雨はやんだが、グラウンドに浮いた水をシートに吸わせたり、それでも水が浮いている箇所に砂を入れたりに時間をとられて約1時間20分ほどの中断となった。

 話は変わるけれども、たとえばヤンキースタジアムの一塁側フェンス前に、巨大な円筒形の物体――直径60cmくらい×長さ40mくらい――が横たわっている。ヤンキースのロゴが印されているけれども、実はこれ、シートである。雨が降って試合の中断が決まると、グラウンドキーパーの皆さんが出てきてシートを引っ張ると、内野部分――各塁部分とマウンドはもちろん芝生の部分も――がすべて覆われてしまうのだ(この作業を1回だけ見た記憶があるのだけれど、作業が終わると観客から拍手が起こった)。

 「本日の甲子園は雨のため中止」ということを紹介する映像で見ると、甲子園で内野部分をすべて覆うシートが4枚にわかれているらしい。これでは迅速な作業は望めず、グラウンド整備に時間がかかるのは仕方ないかもしれない。

 ま、大リーグの球場の多くは、内野のファウル領域部分も芝生なわけで、それを考えると甲子園球場の“一枚シート”はかなり巨大なものが必要になりそうだ(ファウル領域部分も覆わなければいけないから)。

 でも、是非、がんばってください>阪神園芸さん。