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ハッピーマンデー法は本当にハッピーか?

2003.9.14

 明日15日は“敬老の日”で祝日だけれども、「9月15日だから」ではなくて「9月第3月曜日」だからである。“ハッピーマンデー法”の適用を受けたからということになる。

ハッピーマンデー法についておさらいしておくと、2000年から「国民の祝日に関する法律」が改定され、“成人の日”が1月第2月曜日(旧1月15日)に、“体育の日”が10月第2月曜日(旧10月10日)になった(意外と知らない人がいるので書いておきますけど、東京オリンピック(1964年)の開会式が10月10日だったからなんですよ)
これに加えて、今年2003年から、“海の日”が7月第3月曜日(旧7月20日)に、“敬老の日”が9月第3日曜日(旧9月15日)になったのである。

 こうすれば三連休が増えて良いハッピーでしょうということで導入された“ハッピーマンデー法”であり、たとえば、成人式が三連休中に行われれば出席できる若者は多くなるだろう(そういう意味では日曜日に成人式(と同窓会)が行われると良いハッピーと思う)。しかし、一部で享受できていない人もいるようだ。

 僕が住んでいる地区は月曜日と木曜日が「燃えないゴミの日」であり、これには生ゴミも含まれる。「1週間も収集してもらわないと生ゴミが溜まっちゃう」という住民の声があったようで、今年度からハッピーマンデーの月曜日に限ってウチの地区だけは収集が行われることになった。

 ゴミを出す側にしてみればアリガタイことなのだけれど、収集する人たちにとっては良いハッピーとは言えないことになっているのだ。

 あちら立てればこちら立たず、である。