2003.10.29
土曜日(25日)、『BSプライムタイム』(NHK-BS1/土22:00〜22:50)で「救命率100%への挑戦―シカゴ・ストローガー病院の夏―」を放送していた。アメリカNBCで10年にわたって放送中(日本ではNHKが放送中)のドラマ『er救急救命室』のモデルとなったともいわれているイリノイ州クック郡立ストローガー病院(シカゴ)の外傷部――救急患者のうち交通事故や銃創といった外科的施術が必要な患者を扱う部門――を紹介するドキュメンタリーだ。大雑把にまとめると――
- 外傷部には経験豊かな常勤医7名と経験5年以内の研修医18名が所属している。
- 常勤医1名と研修医6名がチームを組み、朝8時から翌日13時まで29時間勤務する。
- 患者は一日平均15人。深夜0時過ぎがいちばん忙しい。
- 救命率――到着時に心臓が動いていた患者が死亡しなかった割合――は現在98%。
- 施すべき検査項目が外傷部位に因って決められている手順書が定められている。
- 5年間の研修期間を修了した研修医は、全米の病院に散っていく。
ドラマと違うのは、広くて整然としている点だった。内科的な患者もやってくるドラマと違って、外傷患者だけが来るからだろうと思う。また、ドラマだと手術は外科が行うけれども、最初に診断した医師チームがそのまま行う点も違っていた。こちらは救命率を上げるために採られた方策のようである。
あれだけの設備と人材があるならば安心して負傷できるね(x_x)☆\(-_-;)。