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三行書評 第122回

2003.10.27

 五つ星が満点。

小泉武夫編著
『食の堕落を救え!スローフードの挑戦者たち
(廣済堂出版ISBN4-331-50897-8)
お薦め度 ★★★
あらまし 角長白扇酒造・針塚農産(漬物)・マルイ鰹節商店・とちぎや納豆店石山味噌醤油土井酒造場喜多品・小田島水産食品(塩辛)・八重泉酒造あら与・吉田牧場(チーズ)といった、発酵食品を守る人たちを紹介する。
コメント 茄子の古漬けとか塩辛とかチーズとか、考えてみたら若い頃はあまり好きじゃなかったけど、今は大好きだ。考えてみると、酒を飲むようになってから嗜好が変わったような気がする。本とはまったく関係のない話でした。
小泉武夫
『くさいはうまい』
(毎日新聞社ISBN4-620-31635-0)
お薦め度 ★★★★★
あらまし 発酵学者の著者が紹介するくさい食べ物の話いろいろ。発酵食品が中心だけれども、鳥肉・獣肉・虫・果物なども登場する。
コメント 小泉さんの偉いところは、ともかく何でも食べているところだ(臭いものが大好きらしい)。さらに偉いのは、出されたものを食すだけではなく、モノによっては捕ったり屠ったりしているところだと思う。
伊藤正史
『図解雑学 暗号理論』
(ナツメ社ISBN4-8163-3465-3)
お薦め度 ★★★★★
あらまし 現在使われている“暗号”を中心に概観したもの。
コメント 「RSA暗号の公開鍵ってなんだったけなぁ」と思って読んだ本。忘れてしまうことは必至だけれども^_^;理解しました。