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特急つばめ復興計画(仮)

2003.11.26

 先週の土曜日22日に、九州新幹線(新八代−西鹿児島(開業時に鹿児島中央に改称予定)間が来春部分開業予定)の走行試験があり、営業速度としての最高速度260kmを出したそうだ。現在特急つばめで2時間10分かかる区間を35分で結んだそうだ(さらに詳しい情報はこちら)。

 ところでこの“つばめ”という愛称だが、国鉄(現JR)にとっては由緒正しい名前である。1950年に へいわ から改称された つばめ は、一等展望車・食堂車・特別二等車(現グリーン車)を連結し、東京-大阪間を7時間30分で結ぶ花形豪華特急列車だった。
同じ年に、国鉄がスポンサーとなって創設されたプロ野球球団には“国鉄スワローズ”という名前が冠されたほどである(言うまでもなく現ヤクルトスワローズ)。

その後の変遷をおおまかに辿ってみると――――

  • 1960年には電車特急に変身。
  • 1964年に東海道新幹線東京-新大阪間が開通すると運転区間が新大阪-博多間に変更。
  • 1972年に山陽新幹線が岡山まで開通すると運転区間が岡山-西鹿児島間に変更。
  • 1975年に山陽新幹線が博多まで開業したときに廃止されるが、1992年に博多-西鹿児島間の特急として復活。
  • 2004年春の九州新幹線部分開業とともに新幹線の愛称として使われる予定。

 で、鉄道愛好家テッチャンまる三はふと思ったのだけれど、九州新幹線が全線開通して東京-鹿児島中央がつながったとき、つばめを復活させようとしているんじゃないだろうか。

まもなく、14番線から鹿児島中央行つばめ1号が発車いたします

 みたいな。

 賛成です。