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山本と加藤

2004.2.15

 TBSラジオ『スポーツBOMBER』の土曜日は極楽とんぼの山本圭壱さん(と川田亜子アナ)が担当している。毎週聴いているのだけれど――

もどかしい。

 一言で言ってしまえば、山本圭壱さんのしゃべりには切れが無い。
たとえばそれは、(月曜日担当の)清水圭さんが「清水圭のスポーツボンバァァァァァァァ」と絶叫するのに対して、「山本圭壱のスポーツボンバー……始まりますよ……始まってます」と切れの悪い小技をはさんだりするところに象徴されると思う。
言葉の誤用――「きょうは××というテーマでメールとファックスを応募しました」など――や言い直しや言い淀みもしょっちゅうで、そのうえ、パートナーが入社2年目の川田亜子アナということで流れていってしまうのだ。だから、ツッコミを入れまくりながら聴いているまる三である。

 『笑っていいとも!!』の「ゲストは大事なお客様」コーナーで、まきのサイン(手をぐるぐる回す)を出されるのも納得である。

ところで14日の放送では、横浜ベイスターズの村田選手と古木選手がゲスト出演しており、番組の最後に聴取者向けのプレゼントをおねだりしていたけれども、ジャージやリストバンドや手袋ならともかく、バットやグローブをおねだりしちゃいかんだろ、と思いました。使いやすい道具に出会うのはたいへんだと、イチロー選手は言ってました。

 14日は、続けて加藤浩次さんもTBSラジオに出演していた。『スーパーSOCCER』(TBS/土24:00〜24:30)のラジオ版特別番組『スーパーSOCCERプラス〜耳』である。もちろん水沼貴史さん白石美帆さんと一緒である。こちらを聴いていると、加藤さんの声は確かに汚い^_^;けれども、切れがある。言い直しや言い淀みをしていたらツッコミは務まらないのだろうけれどね。

山本さんの“曖昧な母音”も、好きになれない原因のひとつかもしれません。文字で表現するのはかなり難しいのですが、たとえば、「未来のベイスターズを背負って立つぁ」というようなuとaの中間母音を、山本さんは十代の若者のように駆使するのです。