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最長片道切符の旅

2004.4.29

鉄道愛好家テッチャンまる三として楽しみにしている番組がある。5月6日からNHK-BSハイビジョンで始まる『列島縦断 鉄道12000キロの旅〜最長片道切符でゆく42日〜』(月〜土7:45〜8:00/再放送:BS2月〜土19:45〜20:00)。関口知宏さんが、最長片道切符を使って日本列島を北から南へ縦断する旅番組だ。

“最長片道切符”というのは、「JR路線だけを使う」「同じ駅を二度通らない」というルールに従って、JR線の路線図を一筆書きする切符のうち、最長となるもののこと。
1978年には、帯広から南に伸びていた広尾線広尾駅(現在廃止)から指宿枕崎線枕崎駅までの1万3267.2kmであり、作家・宮脇俊三さんが実乗して『最長片道切符の旅』(新潮文庫)を記した。
その後、仁堀連絡線(広島県呉線仁方駅と愛媛県予讃本線堀江駅間結ぶ鉄道航路)が廃止されたために四国に乗り込めなくなったり、廃線が相次いだりして徐々に短くなっていった(最長片道切符のさらに詳しい説明はこちら)。

 この番組で関口知宏さんが旅するのは、葛西隆也さんが割り出した宗谷本線稚内から長崎本線肥前山口までの1万1925.9km(プラス四国一周)。

 で、この葛西隆也さんのサイトが面白い。ルート探索の方法論に始まって有志の資金提供(寄付)による実乗記と決算報告まで、なかなか読み応えのあるサイトである。

鉄”分の濃い方は充分楽しめると思います。