2004.8.7
先月30日深夜の『朝まで生テレビ』（テレビ朝日／最終金曜日）は、三宅久之氏（政治評論家／渡辺恒雄氏と親交が篤いらしい）東尾修氏（プロ野球解説者）坂井保之氏（プロ野球経営評論家／西武やダイエーで球団代表の経験あり）ヨネスケ氏（落語家／『報道ステーション』で見たんだけど、1リーグ賛成＆スト反対派らしい）遙洋子氏（タレント・作家）江本孟紀氏（プロ野球解説者）広瀬一郎氏（経済産業研究所上席研究委員／Jリーグ経営諮問委員の経験あり）二宮清純氏（スポーツジャーナリスト）古田敦也氏（ヤクルトスワローズ・プロ野球選手会会長）堀江貴文氏（ライブドア社長／言わずと知れた“買いたい人”）栗山英樹氏（プロ野球解説者）の各氏が出演して、プロ野球の未来を語り合った（今回は収録）。ちなみにこんな風に座っていた。
| 栗山英樹 | 古田敦也 | 堀江貴文 | 二宮清純 | 広瀬一郎 | 江本孟紀 |
| 田原総一朗 | |||||
| 三宅久之 | 東尾修 | 坂井保之 | ヨネスケ | 遥洋子 |
以下、出演者のまる三的採点表。主張の内容そのものには左右されず（まる三の意見と同じかどうかは考慮せず）採点したつもり。5点満点です。
| お名前 | 評価点 | 評価 |
| 三宅久之 | 4.5 | 最初の発言が、堀江貴文氏の服装（ＴシャツにＧパンにサンダル履き）をかなりの勢いでなじるものだったし、渡辺恒雄氏からのメッセージを読み上げるなど“ナベツネの代理人”という立場をいかんなく発揮していた。 しかし最後には、古田敦也氏の論理性を高く評価するなど物分りの良さも示した。 |
| 東尾修 | 0.5 | 1リーグ制反対の5つの理由を理路整然と述べた二宮清純氏の発言を受けて「ずらずらずらーっと並べられたからよく分らんけれども」と応えたり、誰も言っていないことに噛みついたり、「これからいろいろ出てくるでしょう。やってみなきゃ分りませんよ」とさんざん語られた締めで発言するなど、ムチャクチャだった。はっきり言って酔っぱらってるのかと思った。 |
| 坂井保之 | 3.5 | “求められれば発言する”という姿勢を貫いていたようだ。たまにする発言は論理的で分りやすかった。 |
| ヨネスケ | 1.5 | 何かを訊かれればもちろん答えるのだけれど、意見の拠り所が見えてこないので一貫性が無いように思えた。「しょうがない」という発言が多く、より良くしようという意思の薄い妥協派にも思えた。先入観かなぁ……。 |
| 遥洋子 | 2.5 | さすがに《東大で上野千鶴子にケンカを学》んだ人だけあって、刺激的なあるいは煽るような発言が光った。ただし、「野球のこと知ってるのかなぁ」という素朴な疑問も抱いた。 |
| 江本孟紀 | 3.0 | 野球界とのしがらみがなくなったからなのか、直截な物言いが気持ちよかった。ある意味でさすがは元国会議員。 |
| 広瀬一郎 | 4.5 | さすがは、説得が仕事の広告代理店（電通）の元社員。理路整然と、体験を踏まえて、豊富な資料で主張していた。 |
| 二宮清純 | 4.5 | 広瀬一郎氏と並ぶ今回の論客的双璧。さすがはジャーナリスト。 |
| 堀江貴文 | 3.5 | 今回の評価としては一番難しいかも。話し方がもさっとしている（ゴメンナサイ）ので印象は悪いのだけれども、言いたいことは分りやすく主張している。 |
| 古田敦也 | 4.0 | 東尾修氏からの“体育会系無言の圧力”にもめげず^_^;言いたいことをわかりやすく主張していたと思う。野球の才能と共存していることがある意味で驚異。 |
| 栗山英樹 | - | 客観的立場を要求されていたようで“データ提供”に専念していたので採点対象外。でも、最後の最後に「個人的意見」もきっちり述べていたことは付け加えておく。 |
さて、これを受けてではないのだけれども、『伊集院光 日曜日の秘密基地』（TBSラジオ／日13:00〜17:00）でもプロ野球の将来を考える番組が8日に放送される。番組公式サイトの予告によると、堀江貴文氏（ライブドア社長）野村克也氏（シダックス野球部監督）古田敦也氏（プロ野球選手会会長）佐々木信也氏（プロ野球評論家／現役だった高橋ユニオンズ時代に球団合併の経験あり）などのインタビューが放送されるらしい。