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ギャラ高っ!!

2004.12.3

 ちょうど一週間前の11月26日深夜の『タモリ倶楽部』(テレビ朝日/金24:15〜24:45)は、“「ギャラ高っ!!」生物大賞!!”だった。

 タモリとYOUが、浅草キッドの司会進行で出演料ギャラの高い生物を鑑賞しようというもので、『へんないきもの』(バジリコ)という著作もある早川いくをさんを解説者に迎えた。しかし、なにしろギャラが高いので、実物を放送する前に五月女ケイ子画伯とやく・みつる画伯の手になるイラストを参考に大賞を選び、大賞の生き物だけ見てみようという企画。ちなみに両画伯は、実物を見ずにスタッフからの説明だけを頼りにイラストを描いた。

 エントリは以下の8生物。

No. 名前 基本料金 追加料金 30秒で 素材所有者 コメント
1 ウミサボテン 4.8万円
/1秒
3000円
/秒
13.5万円 日本水中映像 ●ネオンみたいに光ると聞いた(やく)
●別名海チンポ。夜になると「元気が出て」50cmくらいになる(早川)
2 ザトウムシ 5万円
/10秒
3500円
/秒
12万円 海野和男写真事務所 ●ダニに長い脚が付いていると聞いた(五月女)
●最大で18cm。イクラに髪の毛が付いていると思ってもらえばよい(早川)
3 コウガイビル
注意
かなり気色悪いっす
3.5万円
/10秒
3500円
/秒
10.5万円 湊和雄 ●蛭ではなくてプラナリアの仲間(早川)
●その筋ではKGB(Kou Gai Biru)と呼ばれている(浅草キッド)
4 ナガツエエソ 0円 0円 0円 海洋研究開発機構 ●“三脚”みたいに海底に立っていると聞いた(五月女)
●深海の真っ暗闇であくせくするのが嫌で待ちの姿勢になったらしい(早川)
5 キンチャクガニ 4.4万円
/10秒
2000円
/秒
8.4万円 水中記録 ●イソギンチャクをハサミで挟んでいると聞いた(やく)
●ハサミはイソギンチャクを挟むことしかできない(早川)
●脱皮するときだけイソギンチャクを放す(早川)
6 オポッサム 10.5万円
/20秒
4000円
/秒
14.5万円 東京シネマ新社 ●仮死状態がうまいと聞いた(五月女)
●悪臭のする唾液を身体に塗って死臭を漂わせる(早川)
●猟犬に咥えられて振り回されても死んだフリを続ける(浅草キッド)
7 ヨツコブツノゼミ 5万円
/10秒
4000円
/秒
13万円 海野和男写真事務所 ●セミではなくてウンカやカメムシと同じ半翅目(早川)
●ヨコバイと同じですね(やく)
8 ミミックオクトパス 4.8万円
/1秒
3000円
/秒
13.5万円 日本水中映像 ●ヒラメや休憩中のタツノオトシゴなど、40種類のミミック(擬態)をこなす(浅草キッド)

 協議の結果、ミミックオクトパスが大賞に輝き、5秒間6万円分の「ヒラメに擬態する映像」が放映された。

 今日はなんだろな?