3月25日(木)人民大会堂歓迎晩餐会へ

今夜は人民大会堂での歓迎晩餐会。これって、すごいことなんだろうか?うーん、どうやら結構すごいことらしい。私も息子たちもそういう認識がなくてね、「正装しなくちゃならないって、苦痛!」というのが正直な感想。
バスで人民大会堂に向かう。天安門広場をぐるっと巻いて人民大会堂をほぼ一周。やっと入り口に着いた。入り口は何ケ所もあって、今回は多分西側の入り口だったと思う。入場にあたっての入場券が配られる。その入場券を持って入っていく。

   ←入場券

入口 には切符きりのおじさんがいて、入場券にパンチを入れてくれる。ちょっと「?」な 光景。天井は高いけど、思いのほか廊下は狭い。2階が会場でそこへ向かうエレベーターも狭い。古い作りの官公庁の建物というイメージかな。エレベータを待つ間、奥の扉の中を覗いてみたら、床は禿げてぎしぎし、壁はひびひびで、ドアのノブも曲がっていた。 おっと、ここは見てはいけないところなのかも。
今日お招き頂いたお部屋は『広州の間』らしい。いろんな『間』があるんだって。天井の高い大広間。テーブルにはすでナプキンなどがセットされている。
↓箸置きはパンダだった♪
   

日中双方のご挨拶やら10周年記念の表彰式やらがすんで(長かったあ〜)やっとお食事が始まった。

 ←これが本日のメニュー。

見事に漢字ばっかりだけど何となく意味がわかるので興味深い。最初の冷菜は日本でもお馴染みのクラゲとか金華ハムとかとり肉とかサラダとかの類い。うん、こんなもんね。で、運ばれて来たスープ。どうやらアワビのスープと思われる。これが絶品。しょっぱなに出たこのお料理が最高だった。アワビの柔らかいこと!これでもかってくらいにたんまり入っている。中華料理と思えないくらいのあっさりした、それでいてコクのあるスープ。

 

続いて出たのもスープ、『魚翅四宝』。これは四つの宝が入ったスープらしい。なまこ、あわび、ふかのヒレ、くらげ・・・と思われた。なまこがねえ、筆舌尽くしがたいお味だった。(美味しいんだか美味しくないんだかの境目のきわどい味)
『果汁鱈魚』は鱈の甘酢あんかけ風。果汁ってトマトケチャップのことかなあ?オレンジっぽい風味もなきしもあらず。肉まんも出た。中はやっぱりケチャップ風味の甘めのベーコンが入っていた。ようかん風も出たけどちょっと遠慮した。(次男が食べたけど美味しかったって)

 

↓この牛肉の炒めもの『鼓汁牛柳』(←ちょっと漢字が違うかもしれない)。柔らかくてとっても美味しかった。ちょっと味が濃くてね、「ああ、白いご飯が欲しいよお!」と長男がいっていた。付け合わせのみどりの野菜は、単品でも野菜炒め風で出たんだけど、ターツァイ?かな?ブロッコリーとかグリーンアスパラの茎の部分のような歯触り。これもまたしゃきしゃきして美味しかった。
またまた出たスープ『清純甲魚』。スッポンのスープだ!タケノコや金華ハムとともに沈んでいるとろとろのスッポン。私のカップには手(足?)の部分が入っていて、指から爪からしゃぶってしまった。飲んでいるうちに身体がぽかぽか。うーん、最高!

    

なんだかんだ言ってお腹はいっぱい。デザートで桃まんじゅうと氷菓(すいかとメロン)が出たけど、最後の余韻はスッポンのスープを残したかったので遠慮した。すいかはめちゃ、まずかったらしい。

食事のあと、全員で記念撮影。なかなか壮観な写真ができて来ました。
 (集合写真はのちほどアップします。ただ今行方不明中!)