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1日目


1週間程前の天気予報では、ず〜っとお天気が悪いのにこの2日だけお日様マークでした。
ところが一昨日あたりから一転して曇り&傘マーク・・・
なのであまり予定は立てず(っていつもの事ですが^^;・・・)、
お天気と到着時間次第で変更できるよう、いくつかのパターンを準備しておきました。

那須に行く目的はただ2つ、それは観光施設でもショッピングでもなく
美味しい物を食べ、温泉につかるだけでいいのです。
ゆったりまったりだらけて、非日常的な時間を楽しむのが私にとっての那須なのです。
(でも今回はいつもより動いてしまいましたが(^^)・・・)

「美味しい物」は、観光客が少なく地元の人に評判が良い所、リピーターが多い所などを意識して
クチコミから私なりに選んだ15軒程のお店をピックアップしておきました。

「温泉」はいつもの会員制のお宿、
今冬季を休業し源泉を変えたのでお湯がとても良くなったとの事、楽しみです。
豪華なお宿ではありませんが、お食事とお湯が目的の私には満点です。

毎度の事ながら予定より1時間遅れて家を出たため、11時に那須に到着しました。
中途半端な時間なのでまずはランチをとりに行きましょう。


2000年に徳島でオープンしたOURS DININGですが、その後2006年に那須に移転し
ご夫婦2人だけで頑張っているこぢんまりした自然創作料理のレストランです。
お店の隣には、自家採種して育てているハーブや野菜が雑草と共に生い茂る自然菜園があり、
毎朝摘みたてのオーガニックな野菜達を使った、体に優しいお料理が頂けるお店です。

お店のHPを見たら、「那須のめぐみランチコース」は「10食限定・予約優先」となっていました。
「要予約」ではなく「優先」ですし、今日は平日、オープン早々に入店すれば大丈夫でしょう・・・
それに10食ってこともきっとないでしょう・・・と高を括っていました。
予定が変更になるかもしれないので、あえて予約はせずにお店へ向かいました。
入るなり「ゆっくりのサービスになるのですが大丈夫ですか?」と最初に言われました。

外階段を上がりドアを開けると右手に2テーブル、その左奥サンルーム風の所に3テーブル、
このレストランは全部で5テーブルしかないのです。
(ランチでは使っていないようですが、サンルームから出たテラスにもテーブルがいくつかありました。)

シンプルで良い感じのセッティング 自然菜園の恵みが随所に♪ テラスの向こうは自然菜園
人懐こい子ヤギのあずきちゃん ポインタしてね
下の自然菜園にいるのですが、寂しくなるとメ゛ェ〜っと鳴いて呼び、このベランダに連れて来てもらうとご機嫌なんですって。

後で知ったのですが、2名ずつが2組と3名の計7名の予約が入っており
当日飛び込みの私達3名で計10名、限定10食にちょうどぴったりでした。
グレードアップしたランチコースや、ディナーの「那須の大地のめぐみコース」は前日までに予約が必要なので
予約をしていない私達は、「那須のめぐみランチコース」の一番安いお料理になるのです。
でも見ていると(お料理の説明が聞こえる)、予約した他の人達も同じメニューのようでした。

席に着くとメニューと共にタイムの葉の入ったガラスのビンから水を注いでくれます。
ピッチャーではなく透明のビンというのがとっても良い感じ♪
それぞれ3種類ずつあるデザートと飲み物のチョイスはこの時点で聞かれました。

そしてかなり・かなり・かな〜り待たされて1品目が出てきました。

冷たいとうもろこしのスープと、スープを取った後のとうもろこしの繊維で作ったドーナツ

とうもろこしの冷製スープも美味しかったのですが、熱々ドーナツが絶品!
ひと口サイズなのが残念、もっともっと食べたかった・・・


おから
有精卵の手前味噌漬け
自然放牧豚とパプリカのパテ
生湯波
藜(あかざ)の新芽のおひたし
人参のフライ、ビーツソース

おからは豆乳をまだいっぱい含んでいてしっとり♪
味噌に漬けたゆで卵って美味しいのに簡単でいいですね。 これいただき・・・( ..)φ
唯一の動物性たんぱく質のパテはしっとり。
京都は湯葉、栃木は湯波・・・「波」の方が風情がありますね。優しいお味でした。
藜(あかざ)って食べるのも聞くのも初めての山菜でした。クセがあるけど好きかも・・・
縦ふたつ割にした大きめな人参のフライは、パン粉がほんのりカレー風味でした。


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ズッキーニと紫じゃが芋の
ミルフィーユ
シメジのクリーム煮平湯波包み
大豆蛋白とシメジのハンバーグ風
すり胡麻塩をかけた小豆玄米
若布とネギの味噌汁

ミルフィーユは、小さな角切りズッキーニの入ったポタージュの上に丸い薄切りのズッキーニ、
そして細切りした紫じゃが芋を筏状にして焼いた物がその上にのり、アクセントはタイムの可憐な花穂♪

大きな木の皮?風のお皿で出されたお料理が主菜です。(左下の私の醜指^^;でサイズがわかります?)
蕎麦の実のような食感の大豆蛋白で作った、つくねのようなハンバーグのような物には、
伏見唐辛子、皮付きの牛蒡、パプリカやズッキーニなどのラタトゥイユ風ソースが添えられ、
手前の白い物は、シメジをゆるめのクリーム煮にしたものが平湯波に包まれています。

小豆玄米のご飯にはすり胡麻塩をかけて頂きました。
すり胡麻と塩をあわせると、普通の胡麻塩より優しいお味になるんですね。


それぞれ3種類のデザートと飲み物は、3人だったので全部違うのを取ってみました。

よもぎの水寒天、
自家製きな粉と阿波の和三盆糖黒蜜

豆乳のソルべ、大納言添
トマトとセロリのソルべ
ハイビスカスのジュレ仕立
とうもろこしと豆乳の米シフォンケーキ
ココナッツソルべ、山葡萄
デボンシャークリーム添

こだわりの素材と創作で、どれも見て楽しい&美味しいデザートでした。
飲み物は、自家製玄米珈琲、オーガニック珈琲、アールグレーティーの三種、
強いて言えばアールグレーティが普通でつまらなかったかも・・・


1品目があまりにも時間がかかりすぎたのですが、それ以降はスローながらもまずまずのペース・・・
たっぷり2時間かかったランチタイムでした。
今夜那須に泊る私たちは時間に追われていなかったので、のんびりできて良かったですが、
ランチで丸2時間というのは、戸惑う人多いでしょうね。

見てきれい、安心素材、薄味でヘルシー・・・などで女性には好まれるでしょう。
ただ男性には量的に少ないでしょうし、ほとんど野菜なのでボリュームも足りないと感じるかもしれません。
全体的な感想はお店のコンセプトそのまま、ヘルシーで体の中からきれいになりそうな感じがしました。
こんなお料理を毎日とれば健康な生活が送れるのでしょうね。

お会計して外に出るとこんな立て札が・・・ポインタしてね
やっぱり10食のみ、ランチタイムはたったの10人だけしか入れないようです。


さて、体に良い物を食べたのだからちょっとは動かないと・・・
7月17日にグランドオープンした那須ガーデンアウトレットに行ってみましょう。

御用邸のある那須は色々制限されており、お馴染みのコンビニマークが茶色な事は有名ですが
アウトレットも同様で、誘導案内の看板が小さくてシックに作られているのです。
那須方面から行く場合、敷地内に入るまで派手な看板はひとつもありません。
来春黒磯ICができるせいか、黒磯方面から行く場合は案内表示がしっかりしています。


プレミアムアウトレットの御殿場や佐野は、テーマパーク風に作られていますが
那須ガーデンアウトレットがとてもシンプルなのは、
経営が違うというだけでなく、那須という土地柄のせいなのかもしれません。
入り組んだりしていないスッキリした造りなので回りやすかったです。

ここの特色のひとつがLOCO MARKET。那須の地場産の生鮮食料品やお土産を買う事ができます。

チーズソフト
ジャージーソフトにすべきだった・・・
期間限定のバンジートランポリン
5分¥1000ですって!
8月は子供ですごかったらしい
ジャブジャブ小川


さてそろそろお宿に向かいましょう。

お宿に着いてすぐに温泉へ♪
湯船の造りはそれほど変わっていませんでしたが、お湯が全然違っていました。
那須高湯源泉はほんのり色がついており微妙に硫黄の香りがし、
湯船に浸かると表皮のたんぱく質を溶かしたかのようにヌルっとします。う〜んいい感じです。

さ〜てご飯♪今日は松茸三昧のコースでのお泊りなんです♪
9月に入ったばかりだというのに松茸だなんて・・・ちっちゃかったりして・・・色々期待を膨らませてお食事処へ。
まずは那須の地生ビールで乾杯!

↓  ポインタしてね  ↓
焼き松茸♪ ひとり1本♪ どびん蒸し♪ ここにも大きいのが♪

今年初めての松茸です。結構立派ですし量もたっぷり♪
こりゃ〜ビールなんて飲んでいられません。豊富なラインナップの冷酒に切り替えましょう。

タイ、気仙沼のさんま、くじら 豆乳葛、揚巻湯波、鯖寿司
鴨、鮑、ぎんなん、
いくら
くらげ酢、胡瓜のおろし酢添え
松茸と三つ葉のすだち和え
ここにも松茸が〜♪
鮎の塩焼き りんごで育った豚シャブ
茄子の田楽 きのこおろし鍋
ポインタしてね
松茸ご飯♪
お腹いっぱいでも・・・(^^)

栃木県の地酒のお勧めを頂きました。それぞれの器とぐい飲みが素敵でしょ♪

かなり良い(酔い?)気分でお部屋に戻り、
お蒲団の上でゴロゴロしながらTV見たりおしゃべりしたり・・・ビールを飲んだり^^;・・・
いつもは寝る前にも温泉を楽しむのですが、今夜は結構呑んでしまったので、止めておきましょう。



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