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3日目




一番早い時間に昼食の予約を入れたものの飛行機の時間までギリギリなので、
時間を有効活用できるようお宿を早朝チェックアウトし、まずは荷物を持って京都駅へ。
京都駅から伊丹までは往路同様バスを利用するので、八条口のバス乗り場に一番近いコインロッカーに荷物を入れておきました。

今日は駅に近い東山あたりをぶらつく予定です。
とりあえず清水道で下車し、八坂道を上り始めたらなんだか異様な人混みが・・・
修学旅行生でもなければ、団体さんでもなさそう・・・

東大路通から八坂道を入った所 ほとんどがエキストラ

上左写真は右写真に映っている白い車のあたりから撮ったものですが、その周辺で撮影をしていました。
その横を通って上がって来たのですが、見覚えあるようなお顔は見当たらず、なんの撮影かわかりませんでした。
遠く上の方に離れた金剛寺前で、10数人のやじうまらしき人たちと見ていたのですが、
なんとこの人達は出待ちのエキストラだったようで、いつの間にか現れたディレクターにキューを出され歩いて行きました。
船越さんとか名取さんとかが出ている京都が舞台のシリーズものだと思うのですが・・・

庚申さん(金剛寺)の朱色の門 山門上の三猿

大阪・四天王寺庚申堂、東京・入谷庚申堂と並ぶ日本三大庚申のひとつと言われている金剛寺は、
通称「八坂庚申堂」、でも京都の人はみな「庚申さん」と親しみを込めて呼んでいる小さなお寺です。
山門の上には庚申さんのお使いだと言われている「見ざる・聞かざる・言わざる」の小さな三猿がいました。
この辺りは観光人力車のルートになっており、必ずこの前に止まっては三猿とくくり猿の説明をしていました。
「三猿の元祖は、世界遺産の日光・東照宮ではなく、こちら金剛寺・・・」と聞こえびっくり。真意の程はわかりませんが・・・

庚申さんへお参り 庚申さんを説明中

この辺り、こんな方々↑がとっても多いのです。
舞妓姿の綺麗どころがあっちにもこっちにも!外人さん大喜びで撮影していますが、みんな一般の方なんですよ。

庚申さんを背に右手を向けば↓八坂の塔がデ〜ンとそそり立っています。

ポインタしてね

八坂通から見る八坂の塔はしっぽりいいですよねぇ。
如意輪観音の夢のお告げにより聖徳太子が建立したと伝わる歴史ある寺院で、正式には法観寺と言います。
現存の八坂の塔は1440年に足利義教によって再建されたもので、
釘を使用せずに建てられた八坂の塔は、揺れを分散させるので地震にも強い構造なのだそうです。

塔に上ることもできますが今日は時間がないので横目で見て過ぎ、
まだ修学旅行生に占領されていない二年坂、産寧坂を歩いて清水寺へ。


お店も開いていない分まだ人混みもなく、気持ちよい散歩を楽しめますね。


清水寺

奈良後期の宝亀9年778年に僧延鎮が開山し、平安建都間もない延暦17年(798年)に坂上田村麻呂が仏殿を建立したと伝えらえている。
現在の本堂は寛永6年の火災の後、寛永8年〜10年(1631年〜1633年)にかけて徳川家光の寄進によって再建されたものである。
他の諸堂の多くもこの前後に再建されたものである。


1994年、「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産・文化遺産に登録された。

仁王像が守る朱塗りの仁王門を抜けると三重の塔が見えてきました。どちらも国の重要文化財です。
仁王門と三重の塔 ポインタしてね 舞台から見下す音羽の滝

清水寺の一番の見ものは国宝である本堂ですが、一般観光客が本堂で参拝できるのは外陣の礼堂のみです。
本堂の前半分は錦雲渓(きんうんけい)の斜面に張り出す様にして建てられている舞台で、
舞台を支えている柱の数は139本、釘を一本も使用しない「地獄止め」といわれる工法であり、
構造の技法は「懸造り(かけづくり)」、または「舞台造り」と言われるものだそうです。

清水の舞台から見た紅葉の谷越しの子安の塔(修復中)

舞台を正面から見たい・・・と子安の塔へ向かったのですが残念ながら修復中でした。
でも近くの高台から舞台がきれいに見えたので行った甲斐はありましたが・・・

子安の塔側からの眺め(ズーム最大限のボロコンデジにつき画像荒目です)


清水寺は広大な敷地に見どころが点在している割には拝観料がお安目です。
時間があれば3〜4時間かけてゆっくり散策しながら見学したかったのですが、
あまりの観光客の多さ(特に修学旅行生)にメゲ、早々に退散することにしました。

予約しているお昼ご飯までもう少し時間があるので、では最後のお買いもの(-.-)にまたまた高島屋へ。
出町ふたばの今朝作りたての名代豆餅を買いに行ったのですが、本店から届くまであと30分かかるそう・・・
予約ができるとの事なのでお願いし、他をぐるっと回ると、いづうの鯖寿司もあるじゃないですか・・・
すでに関鯖の鯖寿司を購入してあるのですが、しばらく遠のいていたいづうのも1本購入しました。
食べ比べするのが楽しみです♪
ふたばへ戻ると豆餅を買う人で行列ができていましたが、予約してあるので預かり券と引き換えで受け取れました。

さて残すところは京料理のお昼ご飯です。
クチコミなどの評価から他の店を2〜3提案したのですが、
同行者のたっての希望だった事もあり、京都行きが決まった時点で唯一予約していたお店です。
出発前にゴタゴタがあったので予約日を三度変えました。
三度目の時は私が電話をしたのですが、「もうご変更はございませんか?」と言われてしまいました。
確かに三度は多かったかもしれませんが・・・
そんなこともあり、まだ暖簾さえ出ていないほど早く(20分前)お店に到着してしまいました。
オープン時間を8分ほど過ぎた頃(-.-)お店の人が暖簾を出し、やっとお店に入れました。

まず最初に飲み物の注文を取りにきたのですが、口頭での説明が分かりにくいです。
モゴモゴと聞き取りにくいし、たぶんご本人も把握していない感じ・・・聞いた私も忘れっぽくなっているし・・・^^;
日本酒やワインなどは生産地や銘柄など知った上で選びたいですよね。
それに吟醸とか純米とか辛口とか・・・そんなことも分かればなおありがたい。
ビールなら口頭説明でもいいでしょうけど、でもやはり飲み物のお品書きは欲しいかも・・・


よくわからなかったので、「辛口で1合づつ違う冷酒を2種お勧めしてください」とお願いしました。
ひとつは富山のお酒、もう一方は分からずじまいでしたがどちらも美味しかったです♪
酒器が素敵でしょ?実はこの後もう1種注文したのですが、また違う酒器で供されました。
ぐい飲みはお盆にいくつかのせてきた中から選びます。
私が選んだのは青い方のぐい飲み、口当たりが薄くて飲みやすいし、お酒を注ぐと模様が浮かび上がってきれいでした。

お料理も同様にお品書きはありません。これはよくあることですよね。
一品ごとに説明をしながら出してくださいます。メモるわけにもいかずこれまたほとんど覚えておりません。^^;
料理名はわかりませんが、画像に合わせて覚えているものだけ記しておきましょう。

白和えポインタしてね 椀物ポインタしてね

銀杏・いんげん・帆立の白和え、海老しんじょうの餡かけのお椀、どちらも普通に美味しいレベルでした。


牡蠣 鯖寿司(ボケボケ〜m(__)m) 戻りガツオ? トロ?
アマダイの昆布〆 白身の魚はなんだったかなぁ・・・ アオリイカ 全く記憶にない・・・m(__)m

次は小皿に可愛いらしく盛られたお刺身です。女性受けする出し方ですね。
八皿のどれもひと手間加えられておりとっても美味しかったですが、とりわけ鯖寿司が絶品!
美味しいと言われる店の鯖寿司はかなり食べてきたつもりでしたが、これはその中でもかなり上にランクされますね。
鯖のシメ具合と酢飯のバランスが絶妙です。これだけでお腹いっぱいにしたいほど・・・^^;


焼き鰆とプチトマトポインタしてね 鯛かぶらポインタしてね

上左の写真は、左に粕漬けの焼き鰆、右の赤いのはトマトの中に肉じゃがを詰めてグリルしたものです。
鰆の粕漬けはとても美味しいかったですが、トマトの方は・・・別に肉じゃが詰めなくても・・・って感じでした。
右の写真は、柚皮の細切りをいっぱいのせて蒸した鯛です。
魚通には美味しい部分なのかもしれませんが、骨やひれの回りが多くて食べにくかったですね。


おじゃこ お漬物と昆布の佃煮 いくら醤油漬

入り口にあるオクドさんで炊いたご飯と、ご飯のお供、どれも美味しいです♪


デザートは好きなものを好きなだけチョイスできます。
これまた口頭で説明してくれるのですが、聞いたのなんてすぐ忘れてしまいますよね^^;
・・・と言い訳して^^; 全部お願いしました〜(^^)v

冷静お汁粉 巨峰と蜂蜜の最中ポインタしてね 全く記憶にない・・・m(__)m 胡桃のミルフィーユ
アールグレイのシャーベット 桃のパフェ

質・量共に満足しました。お手頃価格なので、このバリューは素晴らしい!

でも・・・全てご馳走になったので大きな声では言えませんが、また来たいか?と問われると答えは微妙です。
カウンターのどの客も会話に遠慮が見えました。皆あまり話さず、話しても囁くような小声になるのです。
それはカウンターの向こうとこちらの温度差だと思います。決して高級料亭ではないのですが威圧感があるというか・・・
それからカウンター越しに色々見えてしまいました。
流しに汚れ物(使い終わった鍋とか)が積んだままだったり、調理場の端で弟子をしかりつけていたり・・・
なのでお店の写真も名前も載せません・・・お値打ちなのに残念です。


急いで停留所に行くと、ラッキーにも京都駅行きのバスが停まっており待ちゼロで乗れ、
コインロッカーから荷物を出してリムジンバス乗り場に向かうと、20人位の列ができておりました。
待っている人がいない場合は出たばかりでしょうから、これまたラッキーです。
という事で、予定よりかなりの余裕を持って伊丹空港に到着できました。


 ITM−HND 1630→1735 JL126 .

機内での特記事項は別になかったようで、それ以降の記録は何も残っていませんでした。
たぶん伊丹発も羽田着も定時だったのでしょう。

通常ならラッシュにぶつかる時間帯ですが、土曜という事でラクショウで座って帰宅できました。



お     し     ま     い



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