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3日目



海側の高層階なので、星を眺めつつカーテンを開けたまま寝ました。
なので今朝は、ギラギラ太陽が眩しくての5時に自然起床!目覚まし時計要らなかったです。
毎日ロビーに、日出と日没時間が貼り出されるのですが、日出03:44、日没19:25でした。
ちなみにこれを作成した7/24は、日出04:07、日没19:11、約1か月で37分も短くなってますね。

朝食は5時からと早い!離島へ行くお客様のためなんですね。私達は6時に1階のレストランへ。
礼文・利尻の初便に乗船の人はもういないし、次便の人には早すぎる時間なのでガラガラ♪

私のスターター^^;
サラダ コールドディッシュ オムレツはデミソースとチーズをON
鮭、塩辛、タラコ、松前漬、焼売 お粥はクコの実と昆布、宗谷の塩で マンゴーとライチ ハイビスカス、右アールグレイのゼリー

サラダのグレードがよろし!
緑の皮で次の層が白そして中が鮮やかな赤の青皮紅芯大根、スプラウト、麦とか豆とかもあり、とっても満足♪
ハムは普通、チーズはちょい残念、
エッグステーションがあるのは◎、ただしプレーンオムレツのみ、チーズやデミグラスソースを好みで自分でトッピングする形式です。
ご飯は2種、「釜炊きのななつぼし」と「黒松内の水で炊いたお粥」、工夫のあるトッピングやご飯のお供が美味しかった♪
ライチは解凍しました感バッチリのびしょびしょ、マンゴーも冷凍だったかも?・・・でどちらもイマイチ、
Tが食べた葡萄(レッドグローブ風)は美味しかったらしいです。フルーツはほかにも何種類かありました。
ハイビスカスのゼリー、アールグレイのゼリー、味はどちらも普通かな。でも珍しいのがいいですね。

食べていませんが、スクランブルエッグなどの定番洋朝食系、定番和朝食系、蒸籠物、パンやシリアルなども豊富でした。
食後のコーヒーを楽しんでいる頃、7割位のテーブルが埋まってきました。これまた先手必勝ですね。


食後は部屋に戻らず、ホテル回りを軽くお散歩。

北防波堤ドームと右手後方は2泊したANAクラウンプラザホテル稚内

防波堤の外観としては異色なドーム状の形態を取っていることから命名された「北防波堤ドーム」は、
高さ約14m、長さ427m、古代ギリシア建築を彷彿させる70本の柱列群からなり、
旧樺太航路の発着場であった北埠頭・道路・鉄道等に波しぶきがかからないよう、昭和6年〜11年にかけ建設されたもの。
その後、昭和56年(1981年)に全面改修されました。

しおさいプロムナードを少し歩いてからホテルに戻ります。
ホテルの冷凍庫に保冷剤を入れておいてもらったのをピックアップしてからお部屋へ。
レンタカー屋さんのお迎えは8時半、08:15までに全てを済ませるよう荷作りに集中!
時間前にロビーに下りると、ちょうど車寄せに入って来たのが見え、お互い時間に正確できもちが良い!
お迎えの車で事務所へ。受付を済ませ、お借りしたのは初日と全く同じ車、なんだかとっても懐かしい。

今日の予定は、サロベツ湿原(原生花園)、抜海駅、朝食で美味しかった牛乳の産地・豊富(とよとみ)、
そして昨日稚内FTでチケット購入の際、後ろに並んだ方にお聞きした、
「サロベツより稚咲内(わくさかない)の方がエゾカンゾウが満開できれいだった」という情報を参考に走りましょ。


まずは抜海へ。
日本最北の木造駅舎が残る宗谷本線・抜海駅の住所は、稚内市抜海村クトネベツ、だいぶ走ったのにまだ稚内とは・・・
駅舎は1924年6月25日開業当時の物(一部後年に改装あり)、
1986年11月1日の電子閉塞化の際に無人化となったが、冬季に保線要員が常駐するため駅舎は残されました。

ポインタしてね貝殻なの・・・
ポインタしてね 手作りの座布団が・・・

私達が着いた時、1台の車(2人連れ)の先客がいましたが、早々に出発してくれたので貸切で見学。
1日に上下各たった5本の運行、鄙びた雰囲気もいいけれど、列車の発着や乗降の風景を見たい気もしますね。
映画「南極物語」に出てきた駅でもあり、観光客も多々来るようで、記帳ノートにはたくさんの寄せ書きがありました。



日本海に浮かぶ利尻山を右手に見ながらエゾカンゾウの乱れ咲くサロベツの原野を走ります。

この辺が稚咲内かも?

サロベツ

天塩から稚内にかけての日本海沿いにある面積200平方kmの広大な原野がサロベツ原野。
その70%は泥炭性の湿地である事からサロベツ湿原とも呼ばれ、パンケ沼、ペンケ沼、長沼、小沼など数多くの沼がある。

やって来たのはサロベツ湿原センター。
1.5Kmほど西のサロベツ原野の真ん中にあったサロベツ原生花園は、乾燥化が進み植物も年々減少したため、
2011年、三井東圧工場跡地だった現在の場所に移動、建物や木道も一新してスタートを切りました。

ナチュラルながら新鋭な設備 全長1kmの木道が続く・・・ とっても清々しい♪ 少し高いだけでも景色が変わる!
ヤマドリゼンマイ 風に揺れてるワタスゲ エゾカンゾウ
カキツバタポインタしてね コバケイソウポインタしてね カラマツソウポインタしてね 巨大な蕗ポインタしてね

まさに原生花園、自然に融合させた手のかけようが感じ取れます。
全長1Kmの木道、途中ある木製の展望台は2か所、気持ち良いウォーキングができました。
ここは植物だけでなく野鳥や小動物目当てで来る方も多いそう。
そういえば、すごいレンズのカメラを三脚にセットして、「来待ち」している人多々!
入り口にあるサロベツ湿原センターでは、サロベツ原野の歴史や自然などのパネル展示、ビデオも常時流れています。
資料も色々あるのでひと通り目を通すと、これから行く予定の豊富の町案内があったのでゲット。
トイレも施設も新鋭できれいです。そしてここは駐車場だけでなく入場も無料でした。
というか、礼文でも稚内でも、見る所・駐車場などほとんどタダ。今回観光費や駐車場代を1度も払っていません。ありがたい♪



名物ホッキチャウダーを目指して豊富へ。
酪農の町豊富は美味しい牛乳で有名ですが、その牛乳とこれまた名産の北寄貝とのコラボですって。
「ニュー温泉閣ホテルのレストランなら日曜でも開いてるはず」という、レンタカースタッフのアドバイスでやって来ました。

大正15年、石油発掘中に偶然湧き出たお湯は、石油成分を多く含み独特の油臭を放つのですが、この油分がお肌にしっとりと馴染み、
保温・保湿効果が高くお肌にやさしい美肌の湯と好評なんだそうです。
ちなみにこちらのお湯は皮膚科のお医者様絶賛の泉質との事で、皮膚疾患に効果があるとTVでも取り上げられたほどだそう。
ここの「手作り石鹸がアトピーに効く」と評判だと知ったのは、稚内に戻ってから・・・

ホッキチャウダーのセッ やっぱビールでしょ 蛸のから揚げ
ホッキチャウダー ホッキオープンサンド、2種 サラダ フルーツ牛乳
山わさびと醤油味だったのか ポテサラと思ったけれどイカサラダ?

ホッキチャウダーはセットになっていたので2つとり、あとはビールと蛸の唐揚をオーダー。
HPでは・・・和風だしをベースに、豊富産ホッキ貝と牛乳、道内産の野菜をたっぷりと使い、
ほっきの歯ごたえと風味ののったチャウダーが絶妙に絡みます・・・と出ていますが・・・
う〜んチャウダーじゃないな・・・(-.-) じゃが芋や人参を牛乳で煮て最後にホッキをのせた感じです。
なのでサラっとしたスープとホッキが馴染んでいない・・・煮込むと固くなりそうなので難しいのかもしれませんが。

HPでは・・・「ホッキをのせたオープンサンド」は、山わさびと醤油でアレンジしたものと、イカサラダで仕上げたものだそう。
バゲットの上にソテーしたシメジとホッキ、もうひとつはサニーレタス・ポテサラ・ホッキをのせた物だと思って食べたよ・・・
これものせただけ、ひと工夫がないので美味しいも不味いもないのです。でもバゲット自体は美味しかったです。

メニューにはフルーツ牛乳って書いてありましたが、HP上では「サロベツはまなす牛乳」というそうです。
新鮮な豊富牛乳に、天然のはまなすの実を使ったお手製ジャムが入っているそう。
今朝ホテルで飲んだ富浦の牛乳がとっても美味しかったので期待してたのですが、
牛乳に甘味を足し、缶ミカン?を加えたと思っていた・・・これも不味くはないのですが、牛乳そのまま方がうれしいかな。

そして「チーズ入り野菜サラダ」、豊富牛乳で作られたチーズと道内産の野菜を使った安全で美味しいサラダだそうですが、
千切りキャベツメインでちょこっと人参とチーズとトマトが乗った普通のミニサラダでした。

オープンサンドが4つあるわけで、3人で2セット+ つまみとビールでちょうど良かったです。
¥980なのでコスパは悪くなく、ホッキ好きな私が過剰に期待しすぎていたのかもしれません。
後から2〜3組ランチの来店者があったので、普通のメニューは評判いいのかも・・・蛸カラは美味しかったですし・・・
次回があるとしたら温泉に入りたいかも・・・



ナビの誘導で最短の内陸部を通って稚内市内に戻り、一番買いやすかった副港市場へ。
初日、Tが仲良くなって安くしてもらったお姉さんがいるお店で最後の買物です。
「礼文島どうだった?また来てくれたから安くするね」と、底値のたちかまを更に安くしてもらいました。(^^)v

北海道ならではのセイコーマート(コンビニ)に寄りたい・・・とH、私は機内で食べるおにぎりを3つ買っておきました。
今回も予定通りの時間に返車、車で空港まで送ってもらいます。
小さな空港なので、売店も食堂もひと回り見ただけでもう充分、早めにセキュリティを抜け制限エリアへ。



. WKJ−HND 1545→1740 NH574 A320 .

ほぼ定時の15:40スポットオフ、復路は3-3配列なので気兼ねなく食べやすい。
(往路は2-3-2だったので、窓側2席と通路を挟んで私が中席通路側でした。)

豚味噌ザンギ、道産昆布、山わさび・・・北海道ならではの具材のおにぎりとコンソメ

好きなのを選んでもらって残ったのが山わさび、私は最初から山わさび狙いだったのでラッキー。

順調に飛行を続け、これまたほぼ定刻の17:35ランディング。遠い遠いスポットに到着したのでガンガン歩いてターンテーブルへ。
まだ出始めたばかりですが、プライオリティのついた荷物はすでに下してありました。
あと5分で出発の快特に乗ればその後の接続が良いので、2人とここで別れ、小走りでホームへ。
ギリセーフで乗れました!ただし蒲田までは立ちでしたが・・・


お  し  ま  い


〜今回の旅行で買ったお土産、お披露目〜


手作りぬかほっけ 糠ほっけ本干し 骨も皮も取った糠ほっけ ほっけ味醂干し
左:根昆布、右:いか昆布 たちかま 助宗鱈の1本巻 たこトンビ 昆布焼酎

糠ホッケに関しては、礼文の船泊漁協のストアで買って、稚内のホテルで食べた半生のが一番美味しかったです。(写真なし)
土産の中では、香深FT前の土産屋で買ったバラ売り&量り売りの物(画像上左)が比較的生に近くて一番グ〜。
真空パックしているから固いと言われた本干し、開封しても超固く、日本酒に浸けて食しました。
骨・皮取りのホッケ、塩分過多だったのでこれも日本酒に浸けてみたら、ご飯のお供に美味しかったです。
期待していなかった味醂干しは意外とイケました。

根昆布は昆布水用、毎朝飲んでます。
前回も購入し美味しかったいか昆布ふりかけは、ご近所さんへのお土産。

前回初めて知って気に入り、今回も購入したたちかまは利尻の珍味です。
スケトウダラの白子を赤穂の塩だけで練り上げ茹でた物(冷凍で販売)、解凍してバター焼きか刺身で食します。
私は刺身派、かなりの塩分なのでわさびだけで食します。
もう少し塩分控えめだとうれしいのですが、粘りを出すのに必要なんでしょうかねぇ。

甘口で昆布がねっとり美味しい助宗鱈の昆布巻、
超デカい蛸のとんびは、次の日までこめかみが痛い程の噛み応え、イカとんびよりずっと美味しかった♪

前回は、礼文で礼文の昆布焼酎を飲んで感動し購入したのですが、
今回お店の棚には、利尻産と礼文産の2種類並んでおり、りしりは初めて見ました。で、ラベルを読むと・・・
礼文のは、甲乙混和焼酎(焼酎甲類90%(糖蜜)、焼酎乙類10%)、デーツ、利尻昆布1%未満・・・(酒蔵は合同酒精旭川工場)
りしりは、本格焼酎(ベースは麦、25度)に利尻産昆布のもつ独特の風味を織り込んだ焼酎との事。(酒蔵は札幌酒精)
昆布はどちらも利尻産、だったら本格焼酎の方がいいかな?と、今回はりしりを買ってきました。
でも・・・
正統派の焼酎呑みは、本格焼酎の中に潜む、ほのかな昆布の香りと味を楽しむのかもしれませんが、
北海道の幸を肴に昆布焼酎を楽しみたい私は、昆布の香りと舌触りが強い礼文の方が好みかな。
たま〜に飲むだけなので、ガツンと昆布!の方がらしくて良いのです。



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