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2日目



朝5時にホテルを出られるよう、各自逆算して起床する・・・ことにしていました。
心配性の私は4時起床。まだ寝ている二人を起こさないよう、着替えなど持って抜き足でバスルームへ。
洗顔・化粧・着替えなど済ませ20分程で出ると、ちょうど二人が起きた所。
3人1室の場合、和洋室問わず洗面所やトイレはタイト、時間差の工夫は必須、で正解!

船は06:20発、最終乗船は出航20分前迄なのでもう少し遅くても間に合うけれど、
前回学んだ先手必勝、早め早めの行動が三文の徳になるのです!

海沿いの近道を行くと、こんな時間なのに釣りしている人々が・・・「何釣れるんですか?」と聞くと「イカ」ですって。
時間にゆとりがあれば、こんな会話も楽しいし、気持ちにもゆとりがでますよね。

やはり・・・窓口も売店もまだ開いていません。でも想定内。
しばらくすると売店が開いたので、前回気に入ったカリカリカレードーナッツ目当てで行ったのですが・・・ありません。
お店の人に尋ねるも、カリカリカレードーナッツ自体知らないって・・・
仕入の問題なら社名だけでも知りたかったけれど、見たことも聞いたこともないんじゃお手上げ・・・
(その後も、スーパーやコンビニに入るたび探したのですが見つかりませんでした。もう作ってないのかな。)

すでに稼働している券売機は現金かEdyのみ、クレカ払い&当日往復割引なので窓口へ。
窓口はまだ開いていないけれど誘導レーンが作られていたので並ぶと、あっという間に後に10人位の列が・・・
ネットで予約した券の引き換えの方、クレカ払い希望者、行列につい釣られてしまった人もいたようです。
乗船券をゲットして2階に行くと、すでに20人位の列ができており、私達もその後に続きました。
間もなく何台かバスが着いたようで、瞬く間に向こうの壁まで長い列が・・・この時期団体さん多しです。

稚内FTは、今年2015年4月からボーディングブリッジで乗船できるようになりました。
年配の方や体の不自由な方だけでなく、大きな荷物を持った方、お天気の悪い日には全ての人に朗報ですね。

以前は建物の2階の改札口を抜け、階段かエレベーターで1階へ下り、船の横まで外を歩き、
頼りなさそうなタラップを渡って、船の横っ腹にポッカリ開いた入り口から乗りこんでいました。
情緒はあるけれど、今の世の中バリアフリーじゃないと・・・ね。

<4年前の画像です>

稚内から乗船 礼文島から乗船ポインタしてね

話を今年に戻しましょう。

左が礼文行き、右が利尻行き 乗船口への通路 右に見えるのがブリッジ

改札を抜けると通路の左手がガラス窓、これから乗る船を見ながらのアクセス、
突き当りを左折すると船へのボーディングブリッジ、これまでずっと段差なし、外気に触れず乗船できます。
(乗船ゲートは2か所、今回は奥のゲートでしたが、もう一つは乗船ロビーの中央部にあります。)

 稚内港 → 礼文・香深港 06:20 → 08:15 .

前回と全く同じ船だったので、画像は前回のを再掲載

早く乗船したので窓際からの3人掛け、柱のない良い席をゲットできました。
席がバラバラになったり、畳敷きの大部屋を避けるため、早起き&早めに並んだのです。先手必勝ですね。
ランチが遅くなる予定なので、稚内FT売店で買ったパンやおにぎりで朝ごはん。

香深FTには定時に到着。エスカレーターやエレベーターが完備され、広々&きれいになりましたね。
2階の乗降口から1階に下り、「島のお買い物券」を買うために案内所に立ち寄ります。

島のお買い物券

これは国の「消費喚起・生活支援型交付金事業」を活用し、礼文村がプレミアム商品券にしたもので、
6500円分のお買い物券が5000円(30%もお得♪)、販売および使用期間は6/01〜9/30迄。
ひとり2冊まで購入可でしたが、ランチとお土産を概算し、ひとり1冊検討で計3冊購入しました。
(注:7月上旬の時点で、今年度分は残念ながらすでに完売しています。)

レンタカー屋さんに向かうべくFTを一歩出ると何やら奇声が・・・私はすぐ察知!お初の二人に見せねば・・・と岸壁へ。
ご存知!桃岩荘恒例!見送りの儀式です。

いや〜熱い!若さ?が漲ってる 小刻みにポインタしてね^m^ 船上でも熱いゲストが歌ってる!

前回は船の上から見ましたが、今回は下船後だったので、彼らのすぐ後ろで拝見をば・・・^m^
「さよなら」じゃなくて、「行ってらっしゃ〜い」「行ってきま〜す」とか、「また来いよ〜」「また来るよ〜」など・・・いや〜熱い!
全身で謳う「月光仮面」や「遠い世界に」など・・・レパートリーって何曲あるの?

船が見えなくなるまで見送るのが鉄則、キリがないので私たちはレンタカー屋さんへ。
直接訪問したらしき先客、大型車しかなく諦めて帰っていきました。
「昨日朝一番で羽田からお電話もらってよかったですよ、小さい車はいつも満車なんだから」って言われました。

ここでもヴィッツ

またヴィッツ、なので今日も運転ヨロシクです。m(__)m 念のため免許証の登録は私もしておきましたが・・・
まずは香深漁協のマリンストアへ。目当ての物の有無や値段、営業時間などもチェックしておきます。

稚内のレンタカー会社のスタッフの方から、「糠ホッケはいつも船泊漁協で買う」と聞いていたので、
次は船泊までひたすら北上し、香深漁協にはなかった半生、それから本乾やみりん乾なども購入。
ちなみに香深でも稚内でも、土産用の真空パックのは船泊漁協のものでした。



では真面目に観光しましょう、と、スコトン岬へ。
前回はひとりだったこともあり定期観光バスに乗りましたが、今回は助手席なので視野が開け見える景色が全然違います。
目的地だけでなく動線のひとつひとつに興味があるし、その時々の風景は感動倍増!

スコトン岬(須古頓岬)

礼文島最北端の岬、後ろにはトド島、さらに晴れた日にはサハリンも見えるという。

後ろはトド島 このアクセスも高山植物多々 お決まりの昆布アイス ポインタしてね

来た時すでに1台、帰るちょっと前に2台の団体バスにぶつかりましたが、うまくズラせたので静かに眺められました。
お決まりの昆布アイス、ラクトアイスっぽくてイマイチ・・・の感想は前回同様ですな。
そしてこれまたお決まりのトイレも撮ったら出発!
あっ、ここで自転車で北海道一周しているおじさんに会いましたっけ。還暦記念らしいです。
さっき船泊で走っているのを車の中から見たのですが、もうスコトンに着いているなんてすごい健脚!引き続き頑張って!



次はレブンアツモリソウ群生地へ。


今年は花が早かったせいでほとんどおしまい状態のアツモリソウ、
この群生地は明日で閉園になるとの事で、状態が良くないながらギリギリで見られて良かったです。

レブンアツモリソウ レブンアツモリソウ ハクサンチドリ



次はスカイ岬へ。
手前の駐車場に車を置いて少し歩くとスカイ岬への入り口、ここからちょこっと足場の悪い所を上ります。

スカイ岬(澄海岬)

絶壁と奇岩が続く海岸線と澄んだ海のコントラスが美しい岬。眼下の海底が見えるほど透明度が高い。

ポインタしてね
エゾカンゾウ チシマフウロ

礼文島の西北部にある澄海岬は、かつては海中公園候補地と呼ばれおり、公募で澄海岬と命名されました。
その名の通り海水は透明度が高く海底まで見えるほど!
展望台からは、弧を描く海岸線、雄大な断崖絶壁、奇岩、怪岩、小さな入江などとっても美しい♪
団体さんに遭わず、2〜3人ちょこちょこっとすれ違っただけ・・・静かでのんびりよかったです。



礼文のレンタカー会社のスタッフに教えてもらっていた赤いアツモリソウ、
実は往路に見た方がいいと言われていたのですが、見つけられず通り過ぎてしまいました。
なので帰り道は慎重に走って見っけ♪
何の特徴もない道端、その2m位上の斜面に咲いているのだから見つけるのは困難ですね。
でもそばまで歩くと、歩道にチョークで「アツモリソウはここ」と書かれていました。このホスピタリティ、あったかいんだからぁ〜♪

毎年ここに5輪咲くんですって、希少種で増えないのかな?

人ひとり分の立ち位置からちょっと上目なのでよく撮れました。でもこれはレブンアツモリソウではないんです。
図鑑を見ると、ホテイアツモリソウにも似ているし、マクランサスにも似ている・・・



礼文島は島内一周道路がありません。なので来た道をひたすら戻り、香深を通り過ぎ島の南端へ。
桃岩の横を通り過ぎ元地へ。元地は私も初めてです。

メノウ浜/地蔵岩

メノウ浜の駐車場に車を置いて少し歩くと海越しの地蔵岩を遠望できます。地蔵岩までの道路はありません。
メノウの原石が取れるというメノウ浜、いちおう探すも小砂利ばかりでした。

メノウ浜 小砂利ばかりの浜辺です 遠くに地蔵岩が・・・ 地蔵岩

ハマナスポインタしてね ミヤマオダマキ

メノウ浜の駐車場に車を入れ、少し歩くと道は寸断、海越しに地蔵岩が眺められるのです。
メノウの原石が見つかるかも・・・というメノウ浜、一応探すふり^^;したけれどあるわけないじゃん。
シケとかで浜辺が一掃されるとまた状況が変わるんでしょうねぇ・・・
この辺はミヤマオダマキが雑草のように空地に咲いていました。
我が家にも鉢植えのオダマキがありますが、結構強いお花で毎年きれいに咲いてくれます。



猫台・桃台へ向かいましょ。

桃台・猫台

桃岩と猫岩を見渡せる展望台、略しているのがなんとも面白い。

猫台・桃台 桃岩 猫岩ポインタしてね メノウ浜と地蔵岩が見えます

センダイハギ ハマナスのつぼみはまさに薔薇 熱い彼らの桃岩荘

ハマナスとセンダイハギが大半を占める駐車場からのアプローチ、薔薇のようなハマナスの香りが付近に漂っています。
展望台からは、先ほど行ったメノウ浜、猫岩や桃岩などが遠望でき、かの^m^桃岩荘もすぐそば。



まだ時間があるので、ギリギリまでハイキングコースを見てみましょうか。
桃岩展望台コースの駐車場までは細い山道、往路復路それぞれ1台ずつ対向車とすれ違いました。
退避場が近かったから良かったけれど、最細での鉢合わせだと厳しいものあり・・・なルートです。

桃岩展望台コースをほんのちょこっとハイキング
イブキトラノオポインタしてね ミヤマキンポウゲ これもヨツバシオガマかな?
エゾノシシウドポインタしてね ヨツバシオガマ レブンキンバイソウ



返車時間を逆算して桃岩を出発。
香深FT付近のお店を軽く流し、タイムリミットの14時ギリギリに返車、遅めのランチへ向かいましょ。
荷物もあるし追加の買い物もしたいので、前回同様、香深漁港直営の「かふか」へ。

まずは生とつまみ♪
糠ホッケ たちかまバター焼き サッポロクラシックの生

私が一番お土産に買いたい物、それは糠ホッケとたちかまでした。味見してもらおうとオーダーしました。
好みは知っているのできっと気に入るはず・・・案の定お口に合ったようでこの後稚内で買う買う!!^m^

そしてうに丼
雲丹ド〜ン 山牛蒡だったかな? もずく酢

前回は2種あったうに丼(キタムラサキとエゾバフンウニの半々/単品盛)、今回は漁期の関係でエゾバフンウニ1種盛のみでした。
濃厚なエゾバフンウニの方が好きなので、反対じゃなくてよかったです。
丼と言ってもご飯少な目なのでちょうど良い・・・というか、男性や呑まない人には足りないかも。


昼食後、下のストア、向かいの海鮮館、FT近くの昆布屋さん、FT前の土産物屋さんなどで最後の買い物をし、
無事お買い物券を使い切りました。

少し早いけれどFTへ、復路も早め早めの行動をば・・・

正面はほとんど同じ この部分が増設されたのね 広く便利になりました。

 礼文・香深港 → 稚内港 17:50 → 19:45 .

帰りも団体さん数組でごった返しだったのですが、添乗員さんが「一般の方お先にどうぞ」と言ってくれたので2番目に並べました。
良い添乗員さんだ・・・おかげで、復路便は畳敷きだったのですが、数席しかない椅子席をゲットできました。(^^)v

秀麗な利尻富士 雲多すぎで残念な夕焼け

出航後しばらくは青空背景の美しい利尻山を眺められ、跳ねるイルカも見えました。
最高の夕陽を船上から眺められる時刻だったのですが、稚内に近づくにつれ段々雲が増えてしまい残念でした。


慣れた道(って朝一度通っただけだけど)なのでラクラクホテルへ。いらない物を置いたらすぐに出かけます。
レンタカーのスタッフに教えてもらった観光客嫌いのお店、入り方も教えてもらったけれど・・・
「満席」と丁寧に断られてしまいました。確かに混んではいたけれど・・・しっかり見えなかったので真実は不明。
という事で近くにある、観光客大好き(というかガイドブックに載っている)お店へ。

白子ポン酢 海鼠腸(コノワタ)と海鞘(ホヤ)塩辛 蛸の頭の酢味噌和え

刺し身盛り合わせ 水蛸のしゃぶしゃぶ 蛸のから揚げ

まずはクラシックの生をジョッキで・・・北海道に来た〜という気分になりますねぇ。
そして稚内ならではの名物・水蛸のしゃぶしゃぶ、大きなそぎ身が見事です!
刺身や海鼠腸と海鞘の塩辛がやっぱ美味しい〜♪国稀の冷酒とどんぴしゃり!
酒と肴ばかりでお腹にたまるものないでしょ?3人とも呑み助なんです〜^^; 
スマホをいじるH、10%引券を探し出してくれたのでラッキーなご精算♪


ホテルに戻り、交代でお風呂等済ませたら・・・稚内最後の飲み会!

大漁漬け 半生の糠ホッケ

前回気に入った大漁漬け、船泊漁協で1本だけ買った半生の糠ホッケ、男山の最北航路、北海道限定ビールで打ち上げ〜♪
魚や刺身の入っている冷蔵ガラスケースの中に入っていた半生糠ホッケ、新鮮で超うまっ♪
(後日談:何種か買った糠ホッケの中でダントツうま〜♪これを大量に買いたかったです。)

旅は遅寝早起き・・・をモットーとしている私との旅、明日も早起きするんだよ〜!^m^



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