4日目: ブエノスアイレス滞在



このホテルは壁が薄い!
ドアの音や水回りの音で2〜3度目が覚めてしまい、睡眠が浅いまま8時起床。
海外に出ているのを知らない後輩からのメール、その他のメールを返信してから朝食を摂りに1Fへ。

お安いホテルなので、パン(ペストリーなどはそこそこ豊富)とジュースとコーヒー、
手をつけずらいカゴ盛りの丸々のフルーツ、そしてコーンフレーク・・・というシンプルラインナップ。
ただチーズのスプレッドとドゥルセ デ レチェ(キャラメル風)が美味しいので
美味しいパンとコーヒーで私は満足です。

交通の便の悪いボカ地区が今日のメーンイベントです。
とりわけカミニートはカラフルで観光客に人気の地区なので、午前中の内に見終わりたい・・・
とりあえずCallao通りまで3ブロック歩いたら、カッコいいおまわりさんがいたので
「カミニートへコレクティーボで行きたいのだけど・・・」と聞いてみました。
コレクティーボとは路線バスの事で、均一料金で¢0.80、約32円です。
安い安いのバンコクでさえ8バーツ約25〜28円、あのオンボロバスがですよ。
BsAsのバスは、ちゃんとしたバスなので(笑)、いかに安いかがおわかりでしょう。
ところがバンコクと違う所は、お釣りは出ますが紙幣は受け付けずコインのみなのです。

で、話は戻りますが、かのカッコいいおまわりさんにバス番号と料金をお尋ねしたのです。
コインがなかったので2ペソ紙幣を見せて「大丈夫?」と聞いたら、
彼のポケットマネーで両替えしてくれました。ム〜チャグラシアス!

アルゼンチン通貨の正式表記は「ARS$」で、通常はUS$同じ「」と表示しペソと読みます。
補助通貨は「
¢」と表示しセンターボと読みますが、時に$0.50と表示する事もあります。
ARS$1=¢100=約40円です。

Viamonte通りから29番のコレクティーボに乗りました。
一方通行の細い路地を走るのでとっても楽しい30分弱、あっという間にカミニートに到着です。


Caminito

カミニートは「小径」と言う意味で、リアチュエロ川の曲がった所から小径があちこち伸びています。
その小径に沿って、原色で大胆に塗られたカラフルな建物が散在し、
歩いているだけでとっても楽しい地区です。
この独特な町作りは、ボカ生まれの画家キンケラ・マルティンによるもので、
彼にあやかって、広場や公園などでは画家のタマゴ達が自分の描いた絵を広げており
そんなのを見ながら歩くのも楽しいです。

いろんな場所に(お店の中にも)『フォトスポット』と表示されていて、観光客に優しい街です。
お土産屋さんも多いですけどね。


カミニート百景
カラフルで楽しい♪↑ポインタしてね↓
タンゴ三昧・・・至る所で踊っている♪音楽もガンガン鳴り響いています♪
浮き足立っている人ばかりではありません。
町のいたる所にある文化財を修復している人、カラフルな壁を守っている人・・・

お昼に近くなって来ました。
人も多くなってきたけど、大型バスがどんどん到着してきたので逃げましょう。
BsAsの大きな交差店やバス停には、おまわりさんがいる事が多いので安心です。
またもやバス停にいたおまわりさんに、「プエルト・マデーロに行きたいんだけど・・・」と、
コレクティーボの番号をお聞きしてみました。
2人のおまわりさんは、あ〜でもない・こ〜でもないと相談し始め
(たぶん一番わかりやすいのを教えてくれようとしていたようです)
64番のコレクティーボで、高速道路を越えたら降りるのが一番!」と教えていただきました。
みんな優しいです。


Puerto Madero

ボカ港に代わって新しく造られた港の、西側のドッグに面した再開発地区です。
元々は保税倉庫街だったのですが、
レンガ造りのおしゃれな建物が続き、ウォーターフロントとくれば条件が揃いすぎっ!
美味しいお店やシネマコンプレックス、豪華ホテルなどがたくさんあり
今ではBsAsの注目スポットNo.1です。



今日のランチは、焼肉ではダントツ人気のチェーン店、Siga la Vacca に挑戦!
その中でもいつも行列と言われているプエルト・マデロ店に行ってみます。

ポインタしてね
サラダもチーズも生ハムもチョリソも・・・ セルフと侮れないほど美味しいオードブルが豊富です!
コレだけでも私は感動、おなか一杯にしたいレベルです。
このカウンターがお肉をもらう所。
お皿に好きなだけのせてくれます。
何度取りに行ってもOK!
右は巨大なサーロイン、手前はターキー
左上のホイル包みは鶏の丸焼き。
「あれとこれをちょうだい!」と好きな物を
お皿にのせて貰いましょう。
こんな風に指を指せばOKです。
でもすごい量がのせられてしまうので、
「ます ぺけーにゃ」 「なだ ます」 (汗)
と言い続けていました。(^.^)

では、私が頂いたものは〜

生ハムや茄子のエスカベーシュが美味しい。
ポインタしてね
右のサーロインが超美味しかったです。
写真だとわかりにくいですが
すごい大きさなんですよ〜
サラダの種類も豊富です。 デザートの種類は多いのでお薦めを。
ドゥルセ デ レチェの入ったチョコアイスを
チョコでコーティングしアーモンドをまぶした物。

1ヶ月位お肉はもういいかなぁ〜と言う程頂きました。
でもお肉の味と肉質(かた過ぎず脂身の加減など)が素晴らしいと思います。
胸焼けもせず、あんなにジュージューしていたのに、髪も服も匂いが染み付いていないし
このお店ちょっとお気に入り、何よりめちゃ安です。
こちらの子どもレベルの食欲だった私でもお得だったのですから、大食漢の人なら天国でしょうね。

お・ま・け

トイレのマークもめちゃかわい〜♪


さ〜満腹解消に歩くことにします。
まずはプエルト・マデロのすぐ西のサン・テルモ地区に行ってみましょう。


San Telmo

タンゴが生まれた頃の街並みが残り、ノスタルジックな面影がそこかしこに感じられる下町です。
この地区はほとんど石畳で、もはや廃線になってしまった市電の線路が今でも至る所に残っており
ブエノスアイレスを五感で感じ取る事ができるのがここサン・テルモです。

思うがままに路地を曲がり、アトリエを覗き、そぞろ歩きを楽しみました。
サン・テルモ市場  1897年創業の市場です。
入ってすぐはアンティークショプや画材屋が多く、進むにつれて生鮮食品のお店が多くなります。、
ポインタしてね
ドレーゴ広場
小さな四角い広場の内側では、
調子の外れた大道芸人の吹く笛の音が・・・
それでも平気で、カフェの人々の間をチップの要求・・・

帽子の中のコインは全然増えません・・・

この広場を取り巻くように露天も出ていて、
結構活気があります。
マテ(マテ茶のカップ)に名前を彫っている人や
どう見ても単なる古着屋さんだったり・・・様々。


では進路を東にとってモンセラート地区へ向いましょう。
サン・テルモを出ると途端に石畳から舗装道路になります。


Monserrat

歴史的かつ政治的にも重要な位置を占める中心地がモンセラート地区です。
1580年に再建されたブエノス・アイレスは、
ここモンセラート地区のPlaza de Mayo(5月広場)を中心に造られたと言われています。
広場東の大統領府のカサ・ロサーダから、西へ1500mのBsAs最古の大通りAv.de Mayoには
植民地時代の面影を残す建物も多く、交通の要所でもあり便利な地区です。

サント・ドミンゴ教会 1773年建設。
1807年イギリス軍が進撃した際、
戦闘の場となった教会。
当時の弾痕を左の塔で見ることができます。
大統領府(カサ・ロサーダ)
スペイン風ロココ調の造りで
名前通り鮮やかなピンクが青空に映えます。
大きな街路樹が1500m続く、
賑やかなAv.de Mayo(5月大通り)と

スブテ(地下鉄)の入口です。
カビルド
1810年5月25日、
この2階から独立が宣言されました。


ちょっと・・・いや、かな〜り疲れたのでひと休みしましょう。

Cafe Tortoni
1858年創業のBsAs最古のカフェ。レトロで重厚な雰囲気がいい感じです。
ビールが瓶でできたのはちょっとがっかり・・・ 
ポインタしてね

足も軽くなったので、Av.de Mayo(5月通り)をAv.9 de Julio(7月9日通り)まで歩きましょう。
途中薬局が・・・ちょっと欲しい物があったので入ってみました。

Caladryl
蚊に刺された時、日焼け肌、
あせもにも
効くという優れもの。
子供にも使える穏やかなものらしい。
旅行に便利かな・・・と購入。
Azufre en Barras
硫黄の棒という意味、筋肉痛や
肩こりの所を手の平でコロコロすると
直る・・・との事。
まだ使っていないので確証なし。

7月9日通りに出たら右手をみるとオベリスコがそびえています。
緑の遊歩道があるので真ん中をオベリスコに向って歩きましょう。

大通りの両サイドにある遊歩道も広い!
こんな大木に咲く花も大きいけど綺麗です。
ポインタしてね
そして綺麗な花には棘がある・・・
それにしてもすごい棘です。

←の幹にあるのです。危ない・・・
この通りは(確か・・・)世界一幅広な通りで、片側3+7の計10車線なので、
両側で20車線の大きな通りです。

オベリスコの下まで来たら、コリエンテス通りを西へ向い
途中スーパーでアルゼンチンビールと水を買ってからホテルに帰りましょう。
今日はよく歩きました。ランチのお肉は、私のお腹のお肉にならない事を祈ってます。(^.^)