1回目/12:30〜

見ている私達が、驚愕するほど
ハイテンションだったこの日の萩野さん。
神崎士郎役の菊地さん、神崎優衣役の杉山綾乃さんに
続いてステージに姿を見せた…と、思う間もなくステージ上を
駆け抜け、姿を消すパフォーマンスで会場を沸かせました。
この日の服装は、黒のタンクトップに洗いのジーンズ。
髪の色はブラウンに戻っていて、少しカットされたかな…
トップを立ち上げた変形リーゼントのような髪型で、胸には
最近愛用しているシルバーのネックレス。…それにしても、
いくら室内とはいえ一月の寒空にタンクトップ姿。(笑)
なにかがタギッテいる様子の萩野さんに続き、北岡秀一役の
涼平さん、秋山蓮役の松田悟志さん、城戸真司役の
須賀貴匡さんが登場すると会場は黄色い悲鳴に埋めつくされました。


 「せっかくイスもあるので…」
司会に促されて全員着席、
まずは須賀さんから始まりの挨拶です。
「みなさん、こんにちは!最終回一歩前に
死んでしまった主人公、須賀貴匡です!」
どーっとおこった爆笑と歓声に応えて、
「どぉも、どぉもどおも、どぉもどぉもどぉもどおも!!!!
ハイどぉもーよろしくお願いしまーす!」
・・・・さて。
須賀さんは何回『どぉも』と言ったでしょうか?
――ではなくて。(殴打)
すっかり煽り上手となった須賀さんの挨拶に
会場はますますヒートアップ。松田さんと
涼平さんは、客席が熱気で曇っていることを
「緊張しなくてちょうどいい」と喜び、
最年少で紅一点の綾乃ちゃんはいつも元気印。
菊地さんは、あまりの盛り上がりに
気おされたのか小声での挨拶となりました。

そして、他の方たちの挨拶中も明後日の方を
向いたりマイクを肩にかついでみたり(?)
一時もジッとしていなかった萩野さんは、
ひとつ大きく咳払いをした後
「えーおひさしぶりです、
萩野でーす。
(ここまで低く渋い声)……みなさんっ
イライラしてますかぁッ!!!(ハイテンション高音)」
登場時のテンションを保ったままで1.2.3ダー!と、ご挨拶。(違)
「…おいしい」「ズルイ。」共演者からあがった批難の声に
『あ、ども。ゴメンね♪』両手を前で揃えて小さく
謝る姿が、非常にかわいらしかったです。(笑)

トークに移り、
撮影を終えた感想を聞かれたキャスト達。
「もう一度やりたい。(須賀さん)
「うん。(松田さん)」

「やろうよ!(綾乃ちゃん)

「やるか!!(須賀さん)

「おう!!(綾乃ちゃん…アレッ?)」

若手3人が元気に盛り上がるなか、
お疲れ感ただようすっかり大人な涼平さんは、
「もう不治の病はヤダ。」
「夏はこんがり日焼けしたい」

長期にわたる撮影の大変さが
伺えるコメントでファンの涙を誘いながらも、
「今日は吾郎ちゃんは?」
「いま吾郎ちゃんは五反田の駅で人員整理中」
お約束ともいえるやり取りで笑いをとるなど、
“仕込みはバッチリ”な小ネタも忘れません。

そして、萩野さん。
司会者から笑い顔が少なかったと指摘され、
「いやボクね、いつも『…ハァ』とか。
『フハハハ』とか。ボクなりに?
爽やかに笑っているつもりだったんですけど(笑)」

完全なる《瞬間》アサクラ笑いが素晴らしい…
「どこがサワヤカなんですか!」
司会者からのもっともなツッコミに
「ごめんなさーい
素直に謝る萩野さんでした。
(でもちょっとおざなり?)

「一年間悪役として過ごしてどうでしたか?」
この質問では、第一部のライダーショーで
【王蛇】がすごい役まわりだった事を思い出し
「さっきなんかショーで・・・『殺してヤルゥー』
とかって(笑)オレそんなこと言ってたかぁ〜?」

王蛇の扱いに少なからず疑問を抱いた様子でしたが、
「ショーにダメ出ししてたんだ。(笑)」
すかさずまわりから飛んだツッコミには、
「いやショーは素晴らしいんですけど!」
素晴らしくはやい切り返しをみせていました。(…笑)

「ショーをみて、あ。ボク悪役やってたんだ…
でも、あんまりそういうの解んないでやってたみたいな。
まぁ...“裸に蛇皮”な人間ですからね。…そんな感じで(笑)」

演じるにあたって、人間らしさを残したいと
話していた萩野さんにとって「悪役」かそうでないかは
あまり意味がない事だったのでしょうね。でも本当に
素肌に蛇皮をまとい、イライラのかぎりをつくした
凶悪犯と同じ顔のつくりとは思えないさわやかな笑顔です。

「かっこよかったですよね〜」
そんな萩野さんに、ファンの総意とも
いえる言葉を伝える司会のお姉さんでしたが、
「ん。ありがとう
さらにテレ笑いを浮かべた萩野さんをみて
「本当はこんなにシャイな萩野さんでした」
そう締めくくると一瞬にして変わった
アサクラ顔で睨まれていました。
まったくもって、
そんなトコロが本当にシャイ
ですね。(小声←どこが)

その後も、菊地さんの
「悪役なのにさわやか――」
萩野さんとまったく同じ発言内容に
「神崎アニ!!」切れよくツッコミを
入れるなどトークにも積極的な萩野さん。
菊地さんの「戦え…」に続き、名台詞
「イライラするんだよ…」も生披露。
大きな歓声があがるとそれに応えて、顔の横で
『ピス』と、Vサインを作っていたのがなんとも。(笑)

そして、涼平さんのキメ台詞に話が移った時
北岡にはそういう台詞がないということで、なぜか
北岡の真似をする萩野さんの物真似を涼平さんがする事に。

「しょっちゅう萩野君がオレの
真似するけど、絶対こんなしゃべり方していない」

そう前置きした上で披露された物真似は、
ごろぉちゃあん。」
た、確かにあんまり、似てない…かな?…かな?(笑)
隣で恥ずかしさにもだえながらも
爆笑していた萩野さんでしたが、
「オレにはそんな風に聞えてたって事で」
さらっと流していたのがステキです・・
さすがB型。ちっとも気にしません。(笑)

さらに、
「ハギーさんの俺の物真似も似てない」
松田さんにまで言われ
「えーそうかなぁ」
“似てない”の連続攻撃に、
さすがに首を捻りながら披露した
萩野さんによる秋山蓮の物真似は、
ーきやまだ」

・・・・・。
ファンの欲目なのか
わたし(達?)には似て聞えたのですが
キャストからは「蚊の鳴くような」「似てない」「短いっ」
口々に批難の声があがります。こんな批難轟々の
物真似を「めっちゃ嬉しそうに何回もやる(笑)」そうで。
・・・・・・。
少年の心を、いつまでも忘れない方なんですよね
萩野さんって笑顔。(精一杯のフォロー大きな世話テイスト)
でもホント声の裏返り方とか結構似てたと思うんですけど。ねぇ?(笑)

最後に、松田さんから
「屏風(間を仕切る板のこと)の向こうから
萩野さんの『ah〜』とか、『んn〜』とか
聞えてくると、この人となりで何してるのかな?って!」

なんていいますか、いろいろ微妙に小さいお友達向けじゃない
話も多かったこの日の松田さんですが(考えすぎですか?笑)
仕切り一枚隔てた向こうで、何が行われているのか非常に
気になったと、アフレコ収録時の面白エピソードを披露して
萩野さんを苦笑、客席を爆笑させていました。


トークは順調に進み、この一年さまざまな活躍を
みせたキャスト達がCDデビューを果たした話から、
綾乃ちゃんが「INORI」を熱唱。他のキャストも
用意していたペンライトで場を盛り上げます。
この時、イスの下からペンライトを出して嬉しそうに
振ったりしていた萩野さん。しかし、喜んで準備した
わりには、歌のあいだ曲のテンポにまったく合わせず
テキトーに振って会場の笑いを誘っていました。

さらに曲の途中で舞台袖へ退場…え?たいじょう?
『とうとういなくなっちゃったよ』『トイレ…かな!?』
ファンが困惑するなか、INORIが終了。
きれいなブルーの照明と柔らかい綾乃ちゃんの声が
マッチして、あたりは心地いい透明感に包まれます。
「可愛いですね〜」
涙ぐむ綾乃ちゃんを微笑ましく見つめる私達の耳に、
聴こえてくる地を這うギターリフ。…これはまさか…

鳴り響く「spinnin' around」をバックに、
毛皮をまとった萩野さんが悠然と姿を見せます。
ロックスターのオーラ漂う萩野さんの登場に、
「ギャー!」とか「ウワー!」とか。驚きのあまり、
歓声が上がるというよりは、阿鼻叫喚にまみれる場内…
シンジラレナイモノヲ見タ。(現在進行形)そんな感じですか。(笑)

いやー本当にカッコよかったです。
歌もライヴパフォーマンスもさすがなノリのよさで、このまたとない
機会を思う存分楽しませてくれました。INORIの時はおとなしく
ペンライトを振っていた須賀さん達も、ふと気づけばサングラスを
着用したり、楽しそうにサビの『Ah〜』を叫んでいたり。
一丸となって場を盛り上げ、抜群のチームワークをみせていました。
楽しそうでしたね…萩野さんもわたし達も出演者のみなさんも。
どうやらこれのためだったらしい萩野さんのハイテンション。
いいものを見させていただきました。それにしてもアサクラ…こんなに
歌えるなら食べ物に困った時、イモリ食べなくてもこれで稼げたんじゃ。(笑)

曲が終わり袖に消える萩野さん。
(この時の、袖に消えながらバッとコートを脱ぐサマが
また素晴らしく)興奮冷めやらずざわめきが残る
ステージに、Tシャツを着ながら駆け戻ってきます。
「どうもありがとう
さわやか過ぎるはにかみ笑顔に、客席のみならず
須賀さんからも「さわやかだ〜(笑)」声がかかります。
…おぉ?そのTシャツは。
「イラT。笑(萩野さん)」
なんだか妙にちいさくなってイスに
座る萩野さん。さきほどのオーラはいったいどこへ?(笑)

「あの、これ。イライラするんだよ…
って書いてある…あ。これ直筆なんですけどー」

すばらしく爽やかな萩野さんの語り口に場内爆笑。
「30枚くらい書いて一番いいイライラ感のあるものを(笑)」
選んだそうです。「日常のイラッとした時にあなたもぜひ。(宣伝)
きちんと役目を果たし宣伝にいそしむ萩野さんでしたが、
その横では、萩野さんそっちのけで着ていた毛皮のコートに
ついて議論を交わす司会者と松田さんの姿が。

「あれは…なんだったの?(笑)」
「あれはワシントン条約にひっかかったコートなんですよ。
うさぎかなんかを山ほどコロシてるんです」
(←!!!)
ま、松田さん今日はちいさいお子さんもたくさん来場して…!
ゴメンナサイ。めちゃめちゃウケてしまいました。
このワシントン条約違反発言…(笑)

楽しい時間はあっという間に過ぎ、
終わりの時間が近づいてきました。小さいお子さんの
ための(でも大きいお友達も大喜び)変身ポーズ披露。
須賀さんが主人公らしくノーマルに変身ポーズを決め、
松田さんはお笑い担当らしく(違います)変身ポーズの後、
あれは…きのこ?のポーズを披露。涼平さんと菊地さんは
並んでゾルダの変身ポーズ。綾乃ちゃんまで
きゅるーん(効果音)』と変身ポーズを決めています。(カワイイ)

そしてお子さんもお待ちかね!萩野さんの変身は…
「萩野さーーん!!」「王蛇ー!」
「しゃんぜりおーん(←あ。)」
男性を交えたすごい声援が飛び交う中、
「変身!!」クールにあの独特のアクションを決めて、さっと
席に戻るところが非常に“らしい”変身ポーズ披露となりました。


そして、いよいよ本当にラスト。
キャストによる最後の挨拶です。
須賀さん、松田さん、綾乃ちゃん…
みんな感慨深そうに、時には涙を浮かべながら
番組に携われた嬉しさ、一年間の撮影を
やり遂げた達成感…そして、数々のイベントで
たくさんの人とその気持ちを共有できたことの
喜びを語り、またそれを深く頷きながら聞く
萩野さんの姿に、じんとしました。

胸中に渦巻くさまざまな感情を、言葉に詰まりながら
かみ締めるように話してくれた萩野さんのコメントは、
「…仮面ライダー龍騎。ボクは8ヶ月くらいの間だったんですが、
すごい楽しかったです。今日もわざわざ遠くから来ていただいて
ありがとうございました。…本当に…ありがとうございます」



こちらこそありがとう!叫びながら(…)2回目

 
     




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