ひとりごと

2007年10月31日(水):お客様は、イラン人

 昨夜、最後のお客様は、イラン人の方でした。

 私が記憶する限り、イランの方がご来店されたのは、初めてです。

 人の少ない店内で、見るからに「中東の人」といった感じの男性は、背もかなり大きく、私は、「ヤバイ?」と感じました。

 しかし、そんな心配もよそに、男性は、ビールとつまみを何品か注文して、静かに召し上がっていました。

 すると、メニューを見ながら、「肉が大好きだけど、肉の料理ないですか?」と、中東の方は、豚肉を食べないと思っていたので、意外でした。

 素朴な疑問から、私は、彼に話しかけました。

 「イスラムは、ビールと豚肉は大丈夫ですか?」

 答えは、「私は、そんなに厳しくないですから、大丈夫。」

 大丈夫って・・・、何なんだろう?

 
 それから、色々話しをしました。

 イランの国土面積は、日本の約4倍あり、国土が広くて、地方によって、言語が違うそうです。

 そのため、ペルシャ語が話せないと、同じ国民同士でも、言葉が通じないそうです。

 彼は、自分の国にとても誇りを持っており、遺跡が沢山あって、観光客に対しては、とても親切だと、言いました。

 私にとって、イランは、同じアジアでも、宗教も違うし、遠すぎて、あまり認識が有りませんでした。

 でも、会話をしていくうちに、徐々に、お互いの距離が近づきました。

 印象的だった事は、

 「日本人は、イランと聞いたら、とても怖いと感じるみたいだけど、イランはすごくいいとは言わないけど、今の日本の様な怖い事件は、全然ないです。絶対、日本より安全です。」

 と、何回も言っていた事です。

 私も、同じ外国人として、彼が自分の国の事を伝えたい気持ちが、良く分かります。

 

 

 



 
  

  

 
 
 
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