バン、ジーク、フィーネが教える戦闘講座

バン、ジーク、フィーネが教える戦闘講座 ジーク「モギェ(今回は戦闘の仕方というわけで、バンを使って模擬戦をしてみよう)」 フィーネ「まずはゾイド戦闘から。」 バン「さっき作ったシールドライガーを使うんだよな。」 ジーク「ギェ(相手は操縦、砲撃、回避それぞれ目標値9で)」 フィーネ「相手の機体はアニメ第一話と同じガイサックね。」 ジーク「モギュ(相手も少し改造して、と)」 バン「まずはIN値で振るんだよな……5成功だ。」 ジーク「ギュ〜(じゃあ、そっちが主導権を握ったよ。じゃあ、こっちから移動するね)」 バン「なんで主導権を握ったのに先に移動できないんだ?」 ジーク「ギュエ(このゲームでは相手の行動を見てから行動できた方が有利なんだよ。ちょっとややこしいけど)」 フィーネ「ジーク、何処に移動するか宣言して。」 ジーク「キュミュ(じゃあ、3ヘクス動いてシールドライガーに真っ直ぐに接近するよ)」 フィーネ「バンは?」 バン「じゃあ、一機に接近戦に持ち込むぜ。」 ジーク「ギュイ(バンの体力は8だから普通5歩までしか動けないんだ。でも、ショックアブソーバーがあるから、加速力を−2して考え     られるから、7歩までなら体力判定がいらないよ)」 バン「じゃあ、3歩走ってガイサックと隣接する。こうすれば格闘攻撃が出来るんだよな。」 フィーネ「更にジャンプして相手の背後に回り込めるけど?」 バン「回り込むとなんか良いことがあるのか?」 ジーク「イギョ(後ろからの攻撃は避けずらいでしょ。相手は回避の目標値が−3されるんだ)」 バン「成る程。じゃあ回り込んだ方が当たり易いんだな。」 ジーク「メギャ(更に相手は後ろ向きに攻撃するハメになるし。後方への攻撃は−1修正かかるから当たり難いんだ)」 バン「ふーん。」 フィーネ「でも、相手も反応して振り向いてくるから、一対一の場合はあんまり意味はないみたいね。」 バン「じゃあ、正面からにするか。攻撃ターンはこっちからでいいんだよな?」 ジーク「フンギェ(それじゃあ、括弧内にメモしてある数値で、攻撃力の横のやつを使って格闘攻撃しようか。9だね。で、そこから移動     したから移動距離/3の−修正があるんだ。速度修正ってやつだね。9−1=8。更にそこに格闘武器の命中精度を足す。8+3     =11。これが目標値になるよ。それと2Dの結果比較する。これが成功度になるんだ)」 バン「ダイス振って、8だぜ。11−8=3で成功度は3か。」 フィーネ「バンの攻撃が命中したから、相手は回避するのね。」 ジーク「オギュ(こっちの回避力は8。速度修正を考えるけど、回避の場合+修正になるんだ。動いていると当たりにくいって事らしいね。     8+1=9で、目標値は9。……え〜と、1成功。そっちの命中の成功度は3で、こっちの回避の成功度を比べると回避の負け。     だから当たりになるね。ダメージにその差だけ加えられるから、3−1=2で2だけ威力に加えられるよ)」 フィーネ「じゃあ命中部位表振ってみて。」 バン「はいよ。2D振ってと……7。胴体か。ダメージは成功度の差+威力なんだよな。2+11=13。」 ジーク「フギュ(ダメージは13。防護点が5だから、胴体の装甲値が13−5=8減って、と……)」 バン「続けて俺の射撃攻撃だぜ。射程距離が0〜ってのは三連衝撃砲だな。これは射撃力に技能の目標値を足してから2で割ればいいんだ    よな?」 フィーネ「射撃の場合は相手との距離が関係してくるからそれも考えて。」 バン「え〜と、索敵能力以内の距離なら近距離なんだよな……基本目標値は9で命中精度が±0、距離修正は近距離だから+1、速度修正    はさっきと同じで−1……9+0+1−1=9か。ダイス目は……12〜?」 フィーネ「外れね。」 ジーク「ギュ〜(その場合、こっちは振る必要なし。と……)」 バン「そっちの番だぜ。」 ジーク「ウギュ(レーザークローで攻撃。2成功)」 バン「こっちの基本回避力は9。更に3歩移動したから、移動距離/3で+1。目標値は10か……出目は4。6成功で回避だな。いい感    じだぜ。」 フィーネ「次のターンね。」 バン「イニシアティブだな。4成功。」 ジーク「ギュム(負けた……それじゃ、移動ターン。ガイサックは移動しないよ)」 バン「こっちも移動しないでレーザーサーベルで攻撃。移動してないから、目標値は下がらない。6成功。」 ジーク「ウギャ(それは喰らった。こっちは4成功)」 フィーネ「命中部位表を振る。」 バン「足、だな。」 フィーネ「足に13点ね。」 ジーク「ゲ(足に13点だから、(13−5)を−修正にして、運動性+足の数+操縦/陸戦ゾイドを目標値にして振ると……失敗しない     や)」 バン「さらに三連衝撃砲、移動してないから+1修正が付いて、9と。成功度は1。」 ジーク「ギャ(失敗。2失敗したけど、失敗度はダメージに影響しないんだ。だからダメージは威力+1になるね)」 フィーネ「命中部位表は?」 バン「えーと、クリティカル?クリティカルって何だ?」 フィーネ「致命的命中のこと。クリティカル表を振ってその指示に従って。」 バン「これもダイス二つ振るんだよな?……12だ。」 ジーク「ギャゲ(ゾイド消滅、大爆発してしまった)」 フィーネ「バンの勝ちね。」 ジーク「ギュウ(まだだよ。このターンの敵の攻撃が残ってる)」 バン「あれ?倒したんじゃなかったのか?」 ジーク「ギョ(そうなると、主導権握った方が圧倒的に有利になっちゃうでしょ?だから攻撃は移動が終わったときにすべて行われたって     事にしてあるわけ)」 バン「なるほどね。」 ジーク「デュ(では、改めて……成功度は……レーザークローが3成功、2成功、ビームライフルが1成功)」 バン「……全部よけたぜ。よっしゃ、パーフェクト勝ち!!」 フィーネ「ゾイド戦闘はこんな感じなんでしょ?」 バン「こんな感じって……これ全部覚えるのか?」 フィーネ「そんなに覚えることある?基本命中と基本回避にそれぞれ速度修正かけて即決勝負。攻撃側が勝てば、勝った分だけダメージが 増加。命中部位表を振ってその結果に従う。その程度でしょ?」 バン「……そういわれると簡単だよな……」 ジーク「ギャギャゥ(まぁ、他にも地形とか天候、特殊行動のルールがあるけど、慣れてから使えば問題ないと思うよ)」 フィーネ「で、対人戦闘は?」 ジーク「ゲウ(大体ゾイド戦闘と同じだよ)」 バン「なら大丈夫だな。」 フィーネ「ホントに?」 バン「……実際やってみればいいだろ。俺があの案山子を狙って銃を撃ってみるから。俺の銃器系の対人戦闘の技能Lvは0だから、敏捷    力−3と命中精度を足すだけだな。そんで2Dと。」 ジーク「ミギュ(相手の回避の成功度は2だよ)」 バン「……案山子が回避するのか?」 フィーネ「そうじゃないと例にならないから。」 バン「IMIウージー使って、命中精度+2で、目標値は7か。……お、4成功。案山子とは2差だから、……胴体に、45+2=47で    47点のダメージだな……って、47点!?」 フィーネ「案山子がバラバラ。」 バン「これ、普通死ぬんじゃ……?」 ジーク「ギャイ(だから対人戦闘はしない方がいいんだよ。もしするとしても、不意打ちでもしないとどっちにも死人がでると思うよ。ま     あ、GM側に不意打ちされると全滅は確定だと思うけどね。ま、作者がテストプレイしたときはかなりいい加減にやってたみたい     だけど)」 フィーネ「相手の位置が分からないと回避できないから、密林とかにはいるときは注意しなくちゃ。」 バン「注意してどうにかなるのか?」 フィーネ「第六感のある人なら、多少は……」 ジーク「ギィ(あんまり意地悪なGMじゃない限り、威嚇射撃されるぐらいだとは思うけど、当たってしまうこともあるかもね。これもG     Mの判断だよ)」 フィーネ「ゲームは楽しむためにやるものだから。GMがムキになってもつまらないだけだし。」 バン「戦争ものとはいえ、ちょっと死に易すぎるんじゃ?」 フィーネ「バンは銃で撃たれて平気なの?」 バン「う……」 ジーク「ギェ(作者なりにバランスを取ったつもりらしいよ。遮蔽物の陰に隠れれば、攻撃は喰らわないはずだって、そこから隙を見て逃     げるとかすればいいと思う)」 バン「逃げるのは癪に障るけど、命あってのものだねって言うからな。」 フィーネ「TRPGは敵を倒すだけのゲームじゃないから。」 ジーク「ムギャ(この辺のバランスは難しいけど、GMが対人戦闘もさせたかったら、捕虜にしなくてはいけないとか、暴れる一般人を捕     まえるとか、相手が武器を持っていなくて、こっちも相手を殺せないようなシチュエーションを創ってあげればいいと思うよ)」 バン「な〜る。じゃあ、対人戦闘の技能は取らなくていいって事じゃないんだな。」 フィーネ「銃把で殴ることだって出来るしね。」 ジーク「ギャギュ(これにて戦闘講座も終わりとなりました)」 バン「参考になったかな?」
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