2−8)特殊改造。

 名称  改造技能目標値   改造P  費用 武器改造(攻撃)系特殊改造 無反動化  10     2    5000  射撃兵器に行う改造で、射撃兵器の反動をなくします。  この改造を施すと、射撃兵器の必要搭載能力考えずに搭載できるようになります。しかし、最大射程距離は1/2、威力は−3されてし まい、それ以上射程距離と威力を上げることはできなくなります。  50o以上の口径のある兵器にこの改造を施すことは出来ません。 有線ミサイル  5      1    一発毎に+50  ミサイル(対戦車ミサイル)と誘導指令をする射手とを結ぶ極細の絶縁の電線(ふつう二本)を通して伝送される電気信号による誘導。 射手は目視で目標とミサイルを追跡し制御装置を扱いながら有線でミサイルの操舵信号を伝える方式。  その名の通り有線ミサイルです。無線ではなく、有線でコントロールできるため、様々な対ミサイル用攪乱効果をうち消すことが出来ま す。うち消すことが出来るものは『チャフ』『フレア』『ECM』『(ミサイルに対して使用された)電子欺瞞装置』のミサイル専用の効果 です。  また、通常のミサイルと違い、索敵範囲外への攻撃も通常の射撃兵器と同じように扱うことが可能です。  線が切れるとコントロール不能になるため、この改造を施すと、最大射程が10に変更されます。改造によって射程を上げることは出来 ますが、その際の必要改造Pは『+増加する射程/5』されます。  この特殊改造ではアクティブホーミング、セミアクティブホーミング、パッシブホーミングの改造の施されているミサイルを改造するこ とは出来ません。 武器改造、機体能力アップ(攻撃補助)系特殊改造 移動後使用不能  8     −2    2000  射撃武器に施すことの出来る特殊改造です。その名の通り移動したターンは使用不能になります。  向きの変更も移動に分類されるため、向きの変更も出来なくなります。  この改造を施した武装に対して使える改造Pが得られます。この改造Pで特殊改造を行うことも出来ます。射撃兵器改造表によって増減 する改造Pと混同しないように注意してください。 Eシールドキャンセラー  14     2   10000  格闘武器や実弾兵器に施す特殊改造です。  Eシールドの防御効果をうち消して攻撃することが出来ます。Eシールドの防御効果を1/2(最大5)にして考えることが出来ます。 実弾兵器にこの特殊改造を施した場合、弾丸一発に付き費用が200余分にかかります。 Eリミッターカットシステム  9    3    3000  エネルギー兵器のみに施せる改造です。過負荷充填システムと似ていますが、多少違います。  この特殊改造は使うかどうか射撃をするときに宣言します。使った場合、命中精度は−1され、威力は+出力されます。  (15+2D)/出力回(GMがダイスを振って決めます。PLには分かりません)以上撃つと、破損してしまいます。破損する前にメ ンテナンスをすれば壊れません。  メンテナンスには費用が200かかります。 攻撃回数消費量増加  10  −2    5000  この改造を施すと、武装が扱いにくくなり、攻撃回数消費量が増加し、攻撃回数消費量が+1されます。  これにより設計に余裕がでてきます。この武装に対して使用できる改造Pが2点手に入ります。この改造Pで特殊改造を行うことも出来 ます。武器改造表によって増減する改造Pと混同しないように注意してください。 高速弾倉切り替え機構  12       N 3000  実弾系射撃兵器に施せる改造で『特殊弾丸系』の装備を切り替えて使えるようになります。  この改造を施した武装の最大弾数分のカートリッジを高速で切り替えて使用します。攻撃を行うときに持っている弾を選んで射撃を行う ことが出来ます。その際に射撃攻撃回数を一回余分に使用します。また、複数のカートリッジを持っているため、一種類の特殊弾丸毎に残 弾数をメモするようにしてください。  カートリッジの弾数は『その弾丸系装備を搭載した武装の弾数』が最大となります。  必要改造Pは武器に適用させた複数の『特殊弾丸系装備の合計数』となります。 低速旋回型砲塔  8   −3   その武装の重量×500  この改造を施すと最低射程距離が+10されてしまいます。  この改造を施すことによって、兵器の設計に余裕が出てきます。そのために、この武器に対して使用できる改造Pが3点手に入ります。  この改造Pで特殊改造を行うことも出来ます。武器改造によって増減する改造Pと混同しないように注意してください。 AFシステム  14    9   10000  オートファイヤーシステムのことです。全力射撃時に射撃攻撃回数増加を選択すると、射撃攻撃回数+3をえることが出来ますが、パイ ロットの能力は無視します。  また、移動にペナルティがかからずに機体性能のみで射撃攻撃が出来ます。その回数は一回になります。そのほかに、通常通り行動する ことが可能です。  要するに、射撃攻撃回数を使用せずに、パイロット能力、速度修正を無視で、一回だけ自動的に攻撃してくれるようになります。 短縮砲身化(カービン化)  7      2      4000  騎兵銃(通常の歩兵銃の銃身を短くしたもので、命中率より取り扱い易さを重視する銃。カービンとも言う)に改造します。この改造は 砲身の長い射撃兵器に行います。  具体的に、キャノン系、ライフル系、ビームランチャーのみになります。レールガンにこの改造を行うと、電磁場による弾丸加速が不十 分になるために使用できなくなってしまうので、レールガンにはこの改造を行うことは出来ません。  この改造を施すと砲身を短くする事によって、旋回性能の向上、軽量化等を計ります。具体的な効果としては、命中精度が−1され、最 低射程が1/2、最大射程が3/4になり、重量が−1になります。 過負荷充填システム  7(+5)  2(+2)  1000(+2000)  この改造はエネルギー兵器にしか行えません。一ターンこの改造を行ったエネルギー兵器を射撃攻撃回数を一回使用してエネルギー充填 を行うことで、威力が2点ずつ上昇させることが出来ます。威力は最大でも元の威力の二倍までしか上昇しません。  しかし、攻撃時に12−充填したターン数×2を目標値にした判定に失敗すると、その兵器は大破してしまいます。過負荷充填システム は自分の攻撃ターンのはじめに使うか使わないか宣言することが出来ます。充填してから使用を止めた場合はそのターンのうちに威力は元 に戻り、暴発の危険もなくなります。また、充填状態を維持することもできますが、射撃攻撃回数を一回使用してしまいます。  判定の目標値の減少値が1/2になっているタイプの過負荷充填システムは必要改造技能目標値が+5、必要改造ポイント+2、費用+ 2000です。 ガンカメラ  7    2   500  望遠装置みたいなもの。索敵範囲外でも、武器の射程までは狙えるようになります(索敵範囲が広がるわけではないことに注意!)。そ の時の距離は超遠距離として扱います(命中判定の時のペナルティは−2)。この改造は、一つの武器にしか効果がありません。  ガンカメラは直接射撃の時のみ効果を発揮します。間接砲撃、弾道攻撃などには使用することは出来ません。また、水中の目標を狙って もその水源がかなりの透明度がないと効果を発揮することは出来ないでしょう。  この特殊改造を行っても、5km(100ヘクス)以上遠方から狙うことは出来ません。また、ミサイル系の装備はこの特殊改造を施し ても索敵範囲外を攻撃することは出来ません。 高速旋回型砲塔  8    3   兵器重量×500  高速で旋回できる用に改造した砲塔です。  小刻みな調節も簡単に出来るので、近距離の目標を狙いやすくなります。この特殊改造を施すと、その射撃兵器は最低射程距離が1/2 になります。 磁鉄粉弾  10    2   3000  この特殊改造は高圧濃硫酸噴射砲にしか行うことはできません。  この改造を施した高圧濃硫酸噴射砲が命中すると、通常ダメージの他に相手の関節などに磁鉄粉が入り込み、行動を阻害します。  具体的には、格闘攻撃、回避、転倒判定の目標値が−1、加速力、最高速も−1されてしまいます。この効果は重複しません。  整備などを行って、磁鉄粉を完全に取り払わないとこの効果を無くすことはできません。  補給額は一発毎に+100されます。 戦闘可能時間減少  10   −4   4000  この改造を施した機体は設計に余裕が出る代わりにエネルギー効率が悪くなります。  戦闘可能時間は20/出力ターンに減少し、補給を受けるまでは戦闘行動、また、それに準じる戦闘機動行動(加速力以上の速度で移動 する、回避行動など)を行うことは出来なくなります。  補給回数も通常の二倍になります。 長射程兵器  10    N   1000×N  射撃兵器の射程距離を飛躍的に上昇させます。  射程距離は『+N×最大射程/2』されますが、砲身も長くなるために重量も+Nされてしまいます。  この改造を最大限まで生かすには、ガンカメラやチェイサーが必要不可欠でしょう。 収束エネルギー兵器  12    4   4000  エネルギー兵器だけに行える特殊改造です。  この改造が施してあるエネルギー兵器はエネルギーを収束させることによって、装甲貫通能力を高めることができます。  具体的な効果としては、相手の防護点を『−現在防護点/2』する事が出来ます。減少する防護点は最大でも『−5』までです。 周波数可変型  12    2   2000  エネルギー兵器のみに施せる改造です。  この改造を施されたエネルギー兵器は、射撃時に周波数を変化させることによりいかなる強力なEシールドも撃ち破れるようになります。  ゲーム的には『エネルギーシールド』、『対エネルギーバリア』の防御効果を1/2(最大5)に変更する事が出来ます。この効果は上 記のシールドに対してのみ効果があります。 準備時間増加  8   −3  2000  この改造を施した兵器を使用できるようになるまで一ターンの時間がかかるようになります。準備しているターンも攻撃回数(射撃兵器 なら射撃攻撃回数)は使用します。  この改造を施すことによって、兵器の設計に余裕が出てきます。そのために、この武器に対して使用できる改造Pが3点手に入ります。  この改造Pで特殊改造を行うことも出来ます。武器改造によって増減する改造Pと混同しないように注意してください。 広範囲旋回式  9    2〜    消費した改造P×2000  この改造がされた射撃兵器は射界が広がります。  通常は120度の範囲(射界連続する任意の3つ)にしか射撃は出来ませんが、この改造を施すと、消費した改造P2点につき、射界を +60度(一ヘクス)できます。  ただし、『300度旋回式』だと範囲がややこしくなるので、『240度旋回式(射界連続する任意の5つ)』まで改造したのなら、改造 Pをもう2点消費することで、射界を360度(全方位、射界連続する6つ、要するに全て)にすることが出来ます。要するに改造Pを6 点消費して全方位型の兵器が作成できます。  また、改造P4点払うことで、前方120度の範囲の他に後方120度(射界連続する任意の3つ、その逆方向にも射撃可能。範囲は1 20度のみ)に射撃を行うことが出来るようになります。  基本的にこの改造を施した射撃兵器は必ず胴体に装備して下さい。重量は6/5になります。  この改造は基本的に射撃兵器のみにしか行えませんが、レーザーチェーンソー扱いにしたレーザーカッター等、GMの判断によっては格 闘兵器に行ってもいいでしょう。  この改造がされた武器に他の武器を搭載することによって射界を広げることもできますが、搭載できる武器はこの改造が施された武器よ り軽くなくてはいけません。又、クリティカルの効果などでそのどちらかの武器が大破した場合、両方の武器が使えなくなります。  この改造は基本的に『N度旋回式』と表記されます。 旋回不能  10   −2  その射撃兵器の重量×200  この改造は射撃兵器にしか行うことは出来ません。  この改造が施された射撃兵器は攻撃範囲が正面(又はどこか一カ所)の直線のみになります。  言うまでもありませんが、この改造が施してある射撃兵器には『広範囲旋回式砲塔』の特殊改造を行うことは出来ません。  この改造を施した武装に対して使える改造Pが得られます。この改造Pで特殊改造を行うことも出来ます。武器改造によって増減する改 造Pと混同しないように注意してください。 高性能FCシステム  12    7 12000  ファイヤーコントロールシステムのこと。この改造を施したゾイドは射撃能力に+1の修正がつきます。また、クリティカルの不発生、 射撃による手加減も出来るようになり(威力以上、威力+達成値以下ならダメージを自分で決められる)、射撃攻撃回数も+1されます。 使い捨て格闘武装  10    −5     3000  この改造を施した格闘武装は攻撃が命中した場合、使い物にならなくなってしまいます。  格闘武装の耐久性を無視することで設計に余裕を出します。これにより、この改造を施した武装に対して使える改造Pが得られます。こ の改造Pで特殊改造を行うことも出来ます。武器改造によって増減する改造Pと混同しないように注意してください。  アニメ『ゾイドフューザーズ』第11話のラスターニが使用した『超高出力のハイパーレーザーブレード』等を作成できます。 フルオート連射システム  10     0(1)  2000  マシンガン系の武装に行う改造です。通常の射撃方法であるセミオート射撃ではなくフルオート射撃による連射を行うように改造します。 弾薬の消費は激しくなりますが威力が上がります。  この改造を施したマシンガン系の武装はフルオート射撃を行うことで、命中と威力に+1のボーナスを受けることが出来ます。しかし、 一射につき五射分の弾薬を消費してしまいます。  必要改造P0での改造ではフルオート射撃しか行えなくなりますが、改造Pを一点消費することで通常の射撃と切り替えて使用できるよ うに出来ます。  エネルギー化されたマシンガン系の武装にはこの改造を施すことは出来ません。 砲身耐久性無視  8    −5  2000  この改造を施した武装で射撃を行うと1/2の確率で破損してしまいます。また、1/6の確率で大破してしまうようになります。(結 果的には2/3の確率で使えなくなります)  砲身の耐久性を無視することで設計に余裕を出します。これにより、この改造を施した武装に対して使える改造Pが得られます。この改 造Pで特殊改造を行うことも出来ます。武器改造によって増減する改造Pと混同しないように注意してください。 レーダー連動砲  12    4    5000  レーダーと連動させることによりより高い命中率を実現した射撃兵装です。  この改造が施された射撃兵器は命中精度に+索敵能力/3、最低射程は−索敵能力/3されます。しかし、距離修正以外の命中にかかる −修正は二倍にして考えることになります。また、索敵範囲外を攻撃するときにはこれらのボーナスは全て無くなります。
ゾイドの作り方/改造 ゾイドの作り方/機体紹介其の壱 戻る