2001.7.12
TBSラジオ『荒川強啓デイキャッチ』では、曜日によって決まった御意見番が出演する。火曜日は本来、弁護士で参議院議員の福島瑞穂氏だ。今回は非改選であるが、しばらくはお休み。なので、週替わりでゲストコメンテータが来ている。荒川強啓氏がゲストを紹介するときの台詞が「火曜日は、各界でご活躍いただいているゲストの方におこしいただいてお話をうかがいます」。
毎週僕はこの紹介に違和感を抱いていたのだが、やっとわかった。「いただく」ということばを『新明解国語辞典』で調べたら、「他の人に何かをしてもらう」と出ていた。そう、僕が抱いた違和感というのは――
番組に来たのはアンタのためだけど、アンタのために活躍してるわけじゃないよ
というものだったのだ。ガッテン（(c)『ためしてガッテン』）。
話はかわるけれども、大リーグのオールスターゲームを見ました。録画しておいたBS-1の再放送を今見終わりました。イチローがランディ=ジョンソンからヒットを打ったし、佐々木もセーブをあげたので、日本人選手活躍と言ってもいいでしょう。地元シアトルなんだから少し割り引かなきゃいけないだろうけれど、佐々木やイチローに大歓声がおこるとなんか嬉しいんだよね。なんでだろ。と、この疑問に答えてくれたのが、『荒川強啓デイキャッチ』水曜日の御意見番・近藤勝重氏（毎日新聞夕刊編集長）。それはつまり――
それは“身内意識”でしょう。日本人にも野球の上手い人はいるんですよ。アメリカの皆さん、どうでしょう？ 楽しんでいただいてますか、という気分になっちゃうんですよね。
なるほどなぁ。身内はおろか知り合いでもないのに、僕もこういう気分になっちゃうんだよ、ホントに。というわけで、ガッテンガッテン。