2001.8.9
※『和楽踊り』というのは、僕が生まれ育った地方の伝統的な盆踊り唄である。
僕が生まれ育った町(Uターン後ここに住んでいるのだが)は、江戸時代にまでさかのぼれば宿場町であるが、敗戦後は企業城下町として栄えてきた。バブル崩壊後は行われなくなってしまったのだが、“H社の盆踊り”というのは、わが町出身のある世代以上の人にとっては一大イベントである。
その流れを汲む(?)イベントが8日行われた。名づけて「サマーフェスティバル2001」。ココミナガールズ(天野めぐみ嬢と澁谷良子嬢)ステージショーのあと、お楽しみ抽選会を経て『ガオレンジャー』の主題歌を歌っている方のショーがあった。子供たちは「ガオレンジャーが来るの?」と大騒ぎだったのだが、そんなはずもなくフィナーレの花火大会へと進んだ。
なかなか面白かったのはこの抽選会。
5等扇風機、4等ジャーポット、3等ハンディクリーナー、2等焼肉プレート、1等DVDプレイヤーときて、特別賞生協金券、労組賞鬼怒川温泉宿泊券、特等冷蔵庫だった。傍目に見てDVDプレイヤーと冷蔵庫を比べれば、DVDプレイヤーのほうが上等と思われるが、この工場では冷蔵庫とエアコンを作っているのでこういうことになったらしい。
2等までは実行委員長、1等は総務部長、特別賞はこの企業を票田とする町議、特等は工場長が抽選を行ったというのもなかなか興味深かった(時系列的に言えば、次は誰だろうという面白さがあった)。
花火大会は思いのほか圧巻だった。どのくらい迫力があったかというと、未就学のお子様たちのほとんどが怖がって泣いているくらいの迫力だった。200mくらいしか離れていない場所でシュボッシュボッと上げているのだから当然といえば当然である。
一部上場H社の実力を思い知らされた一晩であった。