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くれよんとおぼん・こぼん、4人で1人前?

2001.10.28

 もう1週間も前のことだけれども、『笑点』に“くれよん”という漫才師が出演した。2000年8月結成というから、芸歴1年ちょっとである。そんな漫才師がどうしてアノ^_^;『笑点』に出演できたかと言えば、おぼん・こぼんの娘だからである。おぼん・こぼんというのは男同士の漫才師で、その娘同士が組んだコンビがくれよんである。まぁ正直な話、まだまだ駆け出し漫才師であるから、『笑点』の優しいお客といえどもウケるわけがない。「見てるこっちのほうがキツイなぁ」なんて思っていたら、おぼん・こぼんも出てきた。

 なんじゃそりゃ。

 芸の世界は実力による真剣勝負。なのに、親に頼った子も子なら、子供のために出てきた親も親。たとえテレビ局に頼まれたとしても、そんな仕事は断って欲しかった。まぁ以前から、タップを踏んだり人間楽器(サミー=デービスJr.みたいな)を試みたりと、僕のお笑い感覚とズレることが多いおぼん・こぼんであったが、今回の親娘競演は致命傷だった。