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“一番福”獲得のための隠れた苦労

2002.1.11

 毎年1月10日は、えびす総本社西宮神社(兵庫県西宮市)の十日戎の本戎だ。午前6時、太鼓が鳴ると門が開けられて“一番福”になりたい男どもが突進する。これが“福男選び神事”。一番福になった人には米と酒が贈られる。今年の一番福は、愛知県在住の23歳の宣教師A氏だった。

 このA氏が、10日の『荒川強啓デイキャッチ』(TBSラジオ/月〜金15:30〜17:50)に電話生出演した。話をまとめてみると――

  • A氏が一番福になったのは、1998年2000年に続いて今年が3度目。
  • A氏は大阪体育大学OB。在学中は陸上部で100m競走を専門にしていて、日本選手権への出場経験もある。自己最高は10秒42。
  • 一番福を狙うには10秒後半ではムリ。10秒半ばでなければならない(10秒前半なら現役だ^_^;)。
  • 連覇を目指した1999年は、1月10日が日曜日=安息日だったために出場を自粛。そこで、後輩B氏に願いを託した。B氏は見事に一番福。
  • 2回目の連覇のチャンスだった2000年は、脚部に不安が生じてしまった。そこで、先輩C氏に願いを託し、C氏はこれまた見事に一番福。
  • そんなこんなで、大阪体育大学は現在7連覇中だとか。

 A氏が語るところによると、スタート地点となる観音開き(手前に開く)のところでど真ん中にいればいいだろうというのは素人の浅はかさだそうだ。二人分くらい外れたところにいた方がいいとか。また、途中にある直角コーナーをスピードを落とさずに曲がる練習も必要だそうだ。

 あなたもチャレンジしてみる?