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第36回スーパーボウル雑感

2002.2.5

今日はスーパーボウルの話ですが、試合結果は書いておりません。結果を知りたい方はこちらを御覧ください。

 第36回スーパーボウル(Super Bowl XXXVI)が日本時間4日午前、ルイジアナ州ニューオーリンズのスーパードームで行われた。リアルタイムでは見られなかったので、NHKハイビジョンを録画し、午後になって見た(こんなときハードディスクビデオがあればなぁ^_^;)。

放送終了予定時刻が近くなっても勝敗の行方はつかめなかった(これくらいはバラしてもいいでしょ)。「BS1では0時からニュースをお送りします。ハイビジョン104chではこのままスーパーボウルをお送りします」という字幕が出たので、思わずにんまりする僕。長引くことは配慮済みで午後1時まで録画予約をしておいたのだ。

 ところが0時なると無情にもニュースが始まった。ずいぶんたってから理解したのだが、我が家のBSハイビジョンはCATV経由の偽ハイビジョンなのだ。CATV局が配信しているのは103chなので、ニュースになってしまったらしい。

BSハイビジョン放送は大量のデータを送ることができるので、地上波なみの画質に落としたりデータ放送をしないことにより3チャンネル分の放送ができる。NHKハイビジョンは103ch104ch105chの3チャンネルがあるらしい。

 さてこれからがちょっと大変だった。どちらかの勝ちが決まっていれば(どちらかが大量リードしていれば)それ以上見る必要もないのだが、まったくどちらが勝つか分からない展開だったので気になって仕方がない。NHK-BS(または日本テレビ)の放送を見るまでは結果をシャットアウトしなければならなくなった。

そんなときに、止せばいいのに、スポーツ情報番組『スポーツBOMBER』(TBSラジオ/月〜金17:50)を聞いたのだ。番組冒頭に、清水圭さんが「ベッドの中でスーパーボウルを見ながらチョコレートを食べていたら、枕カバーがチョコレート混じりのヨダレでガビガビになった」なんて話を聞いて嫌な予感がしたので、先週行われたスポーツの結果を放送する時間帯は避けた。

 これは好判断だったのだけれど、聴取者参加の(3つのヒントから選手名またはチーム名を答える)クイズコーナーで片方のチーム名がヒントに出され、「あーそっちが勝ったんだ」と分かってしまった。でも、どうやって――サヨナラでとか延長でとか――勝ったかは聞かなかったので、今、日本テレビの放送を見ながらこれを書いている。一粒で何度でも美味しいなぁ。

 

 話はNHKハイビジョンでの放送に戻るのだが、ハイビジョンカメラを使った独自映像を流していた(たぶんNHK-BS1も同じ)。不手際(とまではいえないけれど)が少しあった。試合開始当初はスコアおよび残り時間が出なかったり、カメラの設置場所が悪いため、手前サイドライン際でプレーが行われると障害物(たぶんハーフタイムショー用の照明)が邪魔になってしまったりしていた。

 その他にも、写してほしいもの(きわどいプレーや反則がおこったときの審判)が写らなかったり、カメラ台数が少ないからしかたないのかもしれないけれど肝心のプレーが撮れていなかったりと、日本テレビで見る現地放送と比べるとカメラマンの“腕”の差も歴然としている。もうちょっとがんばってくださいね>NHK。

 

 最後にもうひとつ。今回のスーパーボウルはラムズ×ペイトリオッツだったのだが、直訳すると「羊」×「愛国者」。ペイトリオッツのロゴは南北戦争時の北軍兵士の横顔を、赤と青と星をモチーフに描いたもの。そのせいか、今年はペイトリオッツを応援するファンが多かったようだ。なにしろ、United We Stand(団結して立ち上がれ)の御時世だからね。

続きがあります